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『私はあなたで あなたは私』が印象的な映画

 「ゴヤの名画と優しい泥棒」を観た。

 面白くなかったら途中でやめて図書館にDVD返そうというくらいの気分で見始めたら、実話をもとにしたストーリーならではの「ええ?そうなっちゃうの?」という驚きの展開の連続で、最後まで面白かった。

 ストーリーは書かないけれど印象的な場面を。
 主人公のおじさん(おじいさんかな?)が裁判にかけられたとき、裁判にはそぐわない軽妙なしかし真剣な長いおしゃべりの中で『あなたが私を 私があなたを存在させる』と発言。それを受け弁護士も『私はあなたで あなたは私』と畳みかける。

 これは藤井風の歌詞とそっくり。といっても映画のほうが先。そしてIIYY Projectが1年くらい前に抗議した言葉の1つでもある。しかし、IIYY Projectが懸念するような特定思想をじわじわ広めるための使い方ではなく、ひと昔前のイギリスのおじさんの信念としての言葉として映画に登場していた。
 そして、今の時代の藤井風も歌詞に使っている、普通といえば普通の良い言葉。

・・・IIYY Projectのお二人の心が和らぐかもしないと思い、紹介してみました。まだ観ていなければおすすめです。

(お二人に届くかな?)