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カメックスデッキ
前回は草タイプの御三家、フシギバナデッキの紹介をしました。
草タイプのexポケモンがナッシーとの二種類で、同じデッキにも入る二匹ですが、今回紹介するポケモンはカメックスexデッキです!
水タイプのexポケモンはカメックス、スターミー、フリーザーの三種類で、中でもスターミー、フリーザーはポケポケをしていればこの二匹を相手にして頭を抱えた人も多いでしょう。ですが、今回紹介するのはカメックスexデッキです。
カメックスexデッキ
デッキを組むにはまずはそのカードの特徴を知ることから始まります。
スターミーやフリーザーは対戦をしていればおのずとその性能を知ることになるのですが、カメックスexを使った相手と対面したことがなかったので、自分で組んでみることで良い点と悪い点が見えました。
まずカメックスexのメインウェポンはハイドロバズーカ。フシギバナが4エネ集めて100ダメージ出すのに、こっちは3エネで100ダメージ。しかも5エネまで貯めると160ダメージとなり、ミュウツーexを倒すことまでできます。ただし、前回のフシギバナでは悪タイプのマタドガスを壁にして、エネルギーを貯めれたのは【草草無無】で、はっぱカッターも【草無無】という技構成から他のタイプを混ぜやすかったのに対して、ハイドロバズーカは【水水無】に追加で水エネルギーは2つ必要になり、160ダメージ出そうとすれば【水水水水無】にしなければならず、他のエネルギーを入れるのはオススメできません。もし、他のタイプのポケモンを壁にするなら他のエネルギーが出ないようにするか、無タイプのポケモンを壁にすることになるでしょう。
今回のカメックスは水タイプであり、水タイプと言えばカスミですよね。エネルギーを5つためるならこのカードを使わない手はありません。ただ前回のデッキ紹介でも書いたように私のコイントス運がなく、今回のデッキでも10戦して勝率を出していますが、その中でカスミを使って表が出た回数は一度だけでした。一試合で二回使っても一つもエネルギーを置くことができないことが多々あった為、何も考えずに使っていいカードという訳でもなさそうです。
自分が使った中でもカスミの使い所ですが、まずは初手です。先攻1ターン目でも、後攻の2ターン目でもカスミでエネルギーを獲得して攻撃を出来ればそれだけで大きなアドを取り、それだけで勝利することもできます。これがカスミを入れた水タイプだけの先攻のメリットになるでしょう。もう一つの使い所は苦し紛れのタイミングです。というのも、普通にカスミを使っても決着が早く着くことはあっても、それは勝ちがより勝ちに傾くだけで、使わなくても勝てる試合の方が多いです。後は手札にカスミを握って、レッドカードを受けても後半に引くことができた方が、HPが高く場に出ているカメックスに使うタイミングが巡ってくることが多いです。うまくいけば160ダメージを出して逆転なんて機会が訪れるかもしれません。
・最初カメックスexの相棒として、ラプラスを選択しました。
種ポケモンでHP100あり、2エネで逃げ、1エネから攻撃ができるポケモン。exでないことからもし、処理されても一点にしかならないのも魅力です。
カスミがあれば90ダメージも狙えるなど、可能性のカードかと思います。
・他には無タイプのガルーラや、他の人のデッキ紹介で見るカビゴンなどもありましたが、攻撃に3エネ必要で圧がないカビゴンは自分が相対してもお互いにベンチを育てることになり、相手のexを倒すにはエネルギーが5つ必要なのに対して、一撃で倒してくるリザードンexや、連打してくるミュウツーexは4エネで動いてくるので、カスミの上振れが前提になってしまいます。
・ガルーラは1エネで攻撃でき、最大60ダメ与えられることを相手は考慮しなければならないのできずぐすりの使用を強いることもできます。ただ私はコイントスが
結果的に言えば、ラプラスもデッキから抜き、スターミーexを使う事になりました。というのもラプラスは前回のナッシーexが40ダメしか与えられなければ弱い、と同じように、4エネなければ90ダメを出せず、そのエネルギーもカメックスexと取り合うことになり、ラプラスが落とされても「一点取られるだけ」というのが「1点とエネルギー」になってしまいました。
そこで代わりに選んだのがスターミーexです。最速で4ターン目には110ダメージ出せることや、逃げるのにエネルギーを使わないことで攻撃の2エネだけで活躍し続けてくれるなどこのカードのパワーの高さを体感しました。本当に後攻のスターミーexが強いだけでは?と感じるレベルです。
フリーザーexは種ポケモンで事故率を下げることに繋がりますが、打点の高さと逃げるのエネルギーからこちらになりました。
代替案として、モスノウで眠らせることもできますが、HPが90なことや眠りの不安定さが怖い所です。或いはアズマオウでコイントスを当てて80ダメージを与えるのもいいです。
実際に10戦してみた
1戦目:先攻:マタドガスフーディン:負け
相手がエネルギーを持っていると強くなるフーディンは天敵。
序盤にケーシィで対処したが、余裕があればユンゲラーに進化してから処理した方がよかったか。
カスミを二回使って二回とも裏だった。
2戦目:先攻:リザードン:勝ち
初手ラプラスに対し、相手は初手ヒトカゲだったこともあり、かなり有利な状況。
相手のファイヤーは裏裏裏、裏表表、表裏裏、裏裏表と相手の運が悪かったのとリザードンがexではなかったので、一撃で落とされなかったのが勝因。ファイヤーは表が2枚でると強みを感じる。
ここまではラプラスを壁にしていたが、スターミーexに変更、スピーダーとナツメを1枚ずつに。
3戦目:後攻:ガラガラex:勝ち
こちらが最速でスターミーexを出して攻撃したのに対して、相手のガラガラexが裏裏であったこともあり、降参。
4戦目:後攻:ピカチュウex:勝ち
2体目の種ポケを引き込めなかったが、スターミーで首尾よく相手のポケモンを処理できた。サンダーexを倒すのに時間がかかったが、相手がピカチュウexを引き込めてなかった。
ここまで後攻スターミーexが強いだけ。
5戦目:先攻:ピカチュウ:負け
カスミ、裏。初手ゼニガメ。タイプ不利がきついなかでスターミーexがピカチュウexの攻撃を一撃耐えられるのが、逃げる0と合わせて優秀。
6戦目:先攻:ドレディア型フシギバナッシーex:勝ち
カスミ、二回とも裏。ここまで5回使って一回も表が出てない。相手も順調に進化できておらず、フシギソウのHP90や削れたナッシーexなどスターミーの打点を上回っていなかったことで、押し切られた。
7戦目:後攻:悪タイプ:勝ち
この試合でようやくカスミを当てた。アーボックの2エネ60点は侮れない
8戦目:先攻:リザードン:勝ち
初手ファイヤー、ベンチにヒトカゲがおらず、ギャロップにエネルギーを置いていたこともあり、動き出すのが遅かった。
9戦目:先攻:ゲッコウガシャワーズラプラスex:勝ち
スターミーex強い
10戦目:後攻:リザードン:勝ち
ゼニガメ、カメールの攻撃が1エネ、2エネであることが勝因。相手のヒトカゲ、リザードを後攻で攻撃し続けれた。ファイヤーを引かれなかったことで壁が機能しなかった。
8勝2敗
デッキ紹介
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デッキを使っていて思ったが、スターミーexが強い‼本当に強い‼
逆にカメックスが活躍する場面はほとんどなかった。
今回の10戦の中ではリザードンデッキと3戦した為、相性の有利な対面が多かったが、それも環境なのでしょう。
デッキを組む時のあるあるなのですが、最初にこのカードで組もう!と思い試行錯誤していく中で、最終的にそのカードを抜くことで強いデッキが完成することがあります。今回このカメックスデッキも、カメックスを抜いてフリーザーexを入れた方がデッキの枠を確保できます。サポートカードが多くなるとカスミを打つタイミングが限られてくるので、ポケモン図鑑でどの順番でサポートを使うか計画したり、ハンドスコープとレッドカードで相手の妨害をしてもいいかもしれません。強いて言えば、フリーザーのふぶきは打点が80なのに対して、カメックスは100与えられることです。80ダメージで物足りないと思うことがあればカメックスを使うのもなくはないのかもしれませんね。