9.「千夜一夜物語 アラジン」
以前は占いやスピリチュアル的なものに関心があったが、今は発信者の収益システムを分析する見方をしている。
例えば「龍」即ち気の流れであるということは問題ない。そして人の思念にもエネルギーが宿されており、祈りが捧げられる場所、政治・経済の中心地、また欲望が渦巻くところに流があるというのもうなづける。
また蛇行する河川を上空から眺めれば龍そのものの形をしているし伏流水、人工の上下水道、ガス管なども龍に見立てられる。また未来にかける願いの強さも流であると言える。
平安時代の陰陽師のように天体の運行を読み解き制御を試みる智。
(情報・流行)
戦国時代の軍師のように戦場や築城において人の動線を洞察する力。
(建築・治水)
また動乱の気運とその凶事を未然に除く祈り。
更に言えば日本の国土そのものを龍体という指摘もあるし流通・世論・選挙・時代の意志とそれらを読み解き、操る力も龍だろう。ただ、その大きな流れは時に暴れ龍ともりえて欲望にかまけた素人が操れる気になって良いものではない。
かの千夜一夜物語のアラジンにも、ランプの精以上の強さを望んだばかりにランプの中にとらわれてしまう逸話がある。
(500文字)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?