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【閲覧注意】ADHDが外コンで「適応障害」になった話③_無のアベイラブル期間
▼前回
外資系コンサルティングファームには「アベイラブル」という制度がある。
アサインされる前の準備期間、といえば聞こえはいいが、要するに給料泥棒たちだ。
有能な人材はすぐにPJにアサインされるし、一度アサインされたらマネージャーが放ってはおかない。
私は無能だったので、研修後にすぐアベイラブルに突入した。
アベイラブル期間のミッションは、一日でも早くプロジェクトに入ること。
そのために日々ジョブインタビューという、プロジェクトにアサインしてもらうための面接を受けなければならない。
転職してから、なぜ、また面接しなくてはいけないのか。
そんな疑問を持ちながら、ジョブインタビューをしていた。
周りの同月同期は次々とプロジェクトが決まっていくのに、私はといえば取り残されている。
そりゃそうだ。ただの元総務部員は誰もいらない。
即戦力になりそうなSEが欲しい。
アベイラブルしている人を「アベってる」という蔑称で後ろ指を指される存在として生きていた。
丸々1ヶ月、アベったのち、ようやく、プロジェクトに入ることができた。
だれも入りたくない、官公庁のプロジェクトだった。