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空のキャンバス、夏雲、終

みんなが、社会全体が1℃単位の変化に敏感な夏だった
星は街の光に溶け込んで
夕焼けは意地汚い高層ビルが独り占めしてしまった
夏雲だけが何処にいてもゆっくり頭の上を流れる
田舎にいても、都会にいても
平等に同じ景色をくれた

やっぱり群青には純白が映える
人間じゃ敵わないし決して作り出せない
空のキャンバスは、また1年後に同じ景色を
描いてくれるだろうか

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