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不敬合成王と向き合う5cディスペクター蒼龍

【コンセプト】

ディスペクターキングマスターを束ねて遊ぼう
●巷ではクソ弱いとかボロクソに言われている《不敬合成王 ロマティックダム・アルキング》をディスペクター主体で何とか遊べないかを考えるのが今回の目標。

【考察】

ロマティックダムの強いところ
出てすぐ殴れる単体完結したワールドブレイカー
⇒大変シンプルだが、いくら盾があっても全てを粉砕し横の打点全てへの対処を要求できる点は、CRYMAXジャオウガを見れば分かる通り案外馬鹿にできない。

⇒同じディスペクターのワールドブレイカー持ちにはバラデスメタルVolzeos-Balamordがいるが、バラデスメタルはスピードアタッカーを持たない点が、バラモルドは3枚1セットが揃わないとクリーチャーにならない点(=デッキスロットを食う点)が難点となる。
もちろんそれぞれ長所もある訳でもあるが。

見えてる地雷の設置で圧を掛けにいける
⇒着地すれば「2回の除去耐性を持つSアタッカー・ワールドブレイカー」という超攻撃的性能でいきなり相手の盾を全て吹き飛ばしにいけるので、相手からすれば処理が大変なファッティを何とか倒さないといけないが下手に触ると進化元からの展開でカウンターを受ける事になる。
さながら『生きたベガス』である。

墓地やマナに行ったクリーチャーの展開・盤面のクリーチャーcip再利用の間接的な手段になり得る
⇒墓地・マナからの展開はベンやロマノグリラのような接続ディスペクターの十八番みたいなところがあるが、彼らとは異なる方向性でクリーチャーを拾い上げられる。
構築を寄せてやることで①②と合わせて1枚に強力なフィニッシャー性能を集約させてやれる。

【デッキリスト】

●いわゆるビッグマナに分類される5c蒼龍で作成。
遊び方も簡単かつブン回った時の爽快感とディスペクター連中の光り方の良さが多幸感を生み出してクセになる。

●ディスペクター特盛でデッキを作るとありがちな「大量マナ加速とEXライフ追加で山が足りない問題」を13番目の計画が解決。
マナが発生しないロマティックダムをなるべく序盤に引かないようにする(=大量マナ加速の過程で自然とやってきてくれるのがベスト)のもデッキ枚数増加が肯定してくれる。

【各種カード採用理由など】

とこしえの超人
⇒最初は採用していなかったが緑単キャベッジなりアビスなり色々ボコられる体面が多かったので流石に採用。
とは言え、自然文明の1コストメタクリーチャーというのはベンやグリラとも結構ひっつきが良いので、シナジーのない無理やり採用という訳でも無かったりはする。

デドダム
⇒あんまり説明がいらない。
ミラクル獅子王との相性の良さも言わずもがな。
ロマティックダムのために墓地が必要になるのでお膳立てをする時に便利。

ミラクル
⇒5cにする意義とも言える。
ディスペクターで蒼龍となると特に大量のマナ加速が必要なので火文明が薄くても採用する価値はある。

獅子王
⇒つよい。
多色比率2/3(40枚の場合27枚が多色になる比率)なので4マナで打っても成功はしやすいが、本当はちゃんとマナ武装を達成してから撃ちたい。

オリジナルフィナーレ
⇒5→8でベンに繋げてくれるすごいやつ。
ジャシン帝を一発で沈めてくれるのも中々強い。
実はロマティックダムの攻撃時にアタックチャンスで撃てる。

ヒャクメ4
⇒「入れてる」と「入れてない」では何だかんだ動き方に違いが出てくる縁の下の力持ち。
ヒャクメがトリガーしても生きてターンが帰ってこないと勝てない…というパターンはよくあるのでスパーク系や全体除去系を合わせて採用するのが理想的。

救いたい
⇒最速よりは中盤で撃ちたいマナ加速。
6マナ8マナで撃てると大変お強い。
3枚にしても全然良さそう。

ボルカニック
GTTypeRを相手しているとよく感じるのだが、見た目のコストがデカいクリーチャーが流行ってる時期はボルカニックの使い勝手が良くない。
3枚にしてるのもそういうところである。
貴重な火文明持ちだし墓地も作れるし効く相手には効くので3枚。

ライフゲート
何かが起きるカード
龍頭星雲人という格好の的をよく見るのでDisアイチョイスも絡めると意味不明な動き方ができて面白い。耐性などで相手を除去できなくても踏み倒しはできる事は忘れないでおきたい。

サイゾウミスト
⇒過剰打点で殴られる事がしょっちゅうな現代だと「普通のカードだな……何なら弱いな」という認識になりがち。
お守り兼山回復役で2枚刺しているが別に他の受け札に変えても良さげな印象。

ルシファー
⇒動き出しが遅い都合上、多種多様な除去耐性や生半可な除去ではビクともしない過剰打点を受け切らないといけないのだが、ルシファーはそれを可能にする。さながら呪文版クロック。

⇒特にタマシード/クリーチャーが増えつつある昨今では盾で攻撃を止めたは良いものの、残りがタマシードに戻る事でMファイターで仕留め損なう事があるので、返しのターンに盤面を取りきれる爆発力を出せるなら盤面にクリーチャーを残せるターンスキップの方が重宝する事もある。

⇒Disアイチョイスとの相性も良好でベンドルファドキンダンテの早期着地・追加着地に一役買ったり、トリガーした蒼龍ライフゲートから出したアイチョイスでマナから唱えてターンを貰ったりできる。

蒼龍の大地
⇒重さ・色の弱さ・メタられやすさなど様々な弱点を抱え人を悩ませながら、尚も愛されるカード。
ベンチョイスのユーティリティを大きく向上させる1枚であり、貰えた貴重な1ターンから勝ちをもぎとるための宇宙ムーブに必要な1枚だと認識している。

Disアイチョイス
⇒実は最重要まであるキーカード。
「ベンを着地させてマナ加速して終わり」にしないための追加行動権と言える存在であり、ここでライフゲート・ルシファー・蒼龍etcを唱えて展開する事で初めて耐性付きマナリソースとしてのベンは有効となる。

⇒相手ターンに着地できれば受け方も当然無限大。
タマシードのメタ貫通力を備え墓地蘇生も狙えるヴィオラの黒像、上下両面使える龍頭星雲人など、これからも無限の強化に期待できる。

ウェイヨウ
⇒5枚目のベンであり、タゲ耐性付与でシステムクリーチャーを守るフィニッシャーにもなる。
耐性付与で言えばジスタジオという対抗馬もいるが、とこしえデドダムヒャクメアイチョイスに至るまで耐性で守れるのはウェイヨウの長所。
さりげなく付いてるブロッカーも結構偉い。

ガイアハザード
⇒ビッグマナのフィニッシャー。
順当に強いのであんまり語る事はない。
とは言え、時間を掛ければ抜け出される可能性があるマナ枚数によるロックを保ち続けるための過剰なマナ加速を肯定できるのは60枚ビッグマナだからこそ。

ロマティックダム・アルキング
⇒本記事の主役。
対面によるが、アイチョイスを素材にして着地でき次第、すぐ盾を詰めに行けるゴリ押し性能がある。
ロマティックダムへの除去でEXライフが剥がれれば、アイチョイスを踏み倒してルシファーでターンスキップしたり蒼龍でカウンターを狙えるからである。
また光の9コスト以下のクリーチャーなので実はルシファーで踏み倒しが効き、アイチョイスルシファーの流れで手札から展開できる(=アイチョイスを素材にするのは意外と容易)。

グレイトフルベン
⇒要。コイツが如何に仕事をできるかで勝率がグンと変わる程度には動きの要。

ドルファディロム
⇒単色推しが強くなるほど相対的に強くなるやつ。
下手な攻撃と除去に反応するロマティックダムのおかげで相手ターンに繰り出せるようになった。
火文明が偉い。

ドキンダンテ
⇒全体テキスト無効とかいう搦め手。
ドルファディロムと同じくロマティックダムによってほんの少し動かしやすくなった存在。
火文明が偉い。

vol-val-8
⇒蒼龍なりロマノグリラなりを絡めて展開してると自然に4体破壊を満たせてる時があるのでそういう時に出す。JダイバーSアタッカーがEXライフを持って後詰めに来るのもシンプルに強い。
火文明が偉い。

ミカドレオ
⇒クリーチャーコントロールのミカドレオが偉いのはトップ4枚の要らんカードを弾きながらクリーチャーをリクルートできる所。
要はトップ解決しやすいという事である。
10コスト19000ブロッカーはロマノグリラを含めて大半を往なせて、かつ意外にどかされ辛いので意外と頼りになる。
盾を殴りに行きたくない対面への勝ち筋でもある。

ロマノグリラ
⇒ビッグマナのドギラゴン剣と勝手に呼んでいる。
貴重な墓地蘇生札としても重宝するため、墓地に行ったアイチョイスを叩き起こす事がよくある。

【採用候補カードなど】

アクア3兄弟/ジェイシーエイ・ホール
⇒アイチョイスから下面を唱えてサファイアミスティをリクルートする事で特殊勝利の目が出てくる。
下面はリュウセイスプラッシュをリクルートする事で最低限の受け札にもなる。

サイクルペディア
⇒ミラクル獅子王を再び唱えたり、オリフィナを増幅したり、盾から来た呪文を増幅させたりする。

パーフェクト・ワールド
⇒こういうデッキじゃないと扱えないけど扱うのが意外と難しい。

パワーロビン
ギャイアを貫通する無限ドロソスパゲマシン。

イエス・ザナドゥ
⇒マナから出す天門みたいなデッキなので相性は良い。

ヴィルジャベリン
⇒実は確定除去とドロソが足りてないので全然あり。

【ロマティックダム運用方法の更なる考察】

シンプルにホーリーやクロックを素材にする
ラフルルラブシャッフジャミングチャフでマウントを取られ続けるデッキなので、その裏をかいてクリーチャーに受けの一部を任せる戦法をロマティックダムが肯定してくれる。

エターナルプレミアムス+カツキング
⇒ロマティックダムの攻撃時にアタックチャンスで唱えてカツキングを踏み倒し、カツキング効果でロマティックダムのEXライフを剥がす事でvol-val-8を呼び出せる。カツキング自身も受けとリソースとして強いので他のデッキでも使える目がありそう。

ロストパラダイスワルツ
⇒自前でEXライフを剥がせるアタックチャンス呪文なので、②よりコンボが簡単。

カツカイザー+ツインパクトジャッキー+ギュカウツマグル
⇒運は絡むが、カツカイザージャッキーが自然と墓地に行きつつギュカウツからロマティックダムのリクルートができる。
増えたEXライフで耐久しつつ、剥がれたらカツカイザーとギュカウツで更なるカウンター展開も。

光自然G.O.D.
Duplicates of G.O.D.の存在から侵略が決まった段階で仕留め損なう事はあんまりないだろうが、一王二命三眼槍GストライクタマシードSトリガーなどでフィニッシュ出来なかった場合の後詰めとしてはまずまずかもしれない。
自然にホーリーを採用できるため進化元として埋められるのである。

『おわり』



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