ひとに伝える仕事

多感な年齢の時に、浪人をしていた。

大学受験である。

現在では、定員収容率が１００％近くあり、
難関大学や特定の学部を考えての浪人はあるものの
浪人生は、ずいぶん減った。

私の時代には、多くの浪人生が、
「スーパー講師」のいる予備校に通った。

スーパー講師の講義に圧倒され、
実際の勉強は進まず、第一志望の合格通知は来なかった。

ただ、スーパー講師への「あこがれ」
あの、圧倒された衝撃が、余韻として残っていた。

学生時代の塾講師のアルバイトから始まり、
就職先も、学習塾講師となった。

あこがれから、実際の職業にすると、大変さが分かった。

いくつかの職業変化の中で、ラジオパーソナリティーが
加わった。

私の原点は「人に伝える」ことらしい。