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リクルートで、300社以上採用支援して感じた中小企業の採用力格差について


人材の過不足状況 ※中小企業庁から抜粋

中小企業の採用力に格差が生じる背景

近年、中小企業における採用の難しさが、ますます顕著になっています。新型コロナウイルス感染症の影響で一時的に採用活動が停滞していた時期を経て、経済活動が再開するとともに、業績が回復した企業が次々と求人を出すようになりました。その結果、採用市場における競争が激化しています。

私がリクルートに在籍していた2021~2024年の間で、300社以上の採用支援を行ってきました。その経験からも明らかだったのは、コロナ禍では応募が順調に集まっていた企業でも、現在では応募数が半分以下になっているケースが多いということです。たとえば、以前はハローワークやengage、indeedなどの無料媒体で求人を出せば十分な応募があった企業も、最近では全く応募が来なくなり、有料の求人媒体を利用する決断を迫られている、という声をよく耳にします。

一方で、採用ブランディングを強化し、新しい採用手法を取り入れてリソースを投下している企業は、依然として優秀な人材を確保しています。同じ中小企業の中でも、採用に力を入れいている企業と、採用を惰性で行っている企業とで、採用力に大きな格差が生じているのです。

さらに、少子化が進行する中で人材不足の問題が深刻化しており、採用競争の激化は今後も避けられないでしょう。そのため、採用力格差は今後さらに加速していくと考えています。

採用が成功している企業とそうでない企業の違い

では、同じ中小企業でも、採用がうまくいっている企業とそうでない企業との間にはどのような違いがあるのでしょうか?主に以下の3つのポイントに差が見られます。

1. 採用予算の確保

採用が上手くいっている企業は、必要な採用予算を確保し、採用予算を適切に投下しています。無料の求人媒体だけでは採用が難しくなっているため、有料媒体を利用する予算を捻出しているのです。

一方で、予算を確保していない企業では、新しい人員を1年以上採用できないという事態に陥り、業務が滞るケースが増えています。

2. 採用リソースの確保

採用業務は、求人媒体の運用、応募者対応、面接の調整など、多くの工数がかかります。採用が成功している企業は、これらの業務を外部に委託したり、人事担当者を雇用することで、十分なリソースを確保しています。

一方で、社長自らが採用業務を兼務しているケースや、採用業務に十分リソースを避けない企業では、成果が出にくい状況に陥ることが多いです。

3.採用手法、チャネルの選定の成功パターンが確立されている

上記のように、最近は様々な採用手法、採用チャネルが存在しており、企業にあった採用手法、採用チャネルの選定が難しくなっているかと思います。

採用が上手くいっている企業は、自社の予算や採用目標に応じて最適な採用チャネルを選定しています。経験者採用が必要な場合、未経験者採用の場合など、それぞれの状況に応じた適切な手法を試行錯誤しながら確立しているのです。

逆に、採用に十分な時間をかけられない企業では、適切なチャネルを選定できず、いつまでも採用できなかったり、不必要にコストをかけてしまうことが非常に多いです。


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私は、中小企業の採用支援・人事コンサルティングの分野で独立しており、今後さらに激化していく採用競争に勝てるよう採用ブランディングから、採用計画策定、採用チャネル選定、応募者対応、カジュアル面談、採用後の育成など一貫して人事業務を実務までサポートしております。

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