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ワーママが仕事を辞めて学校へ リスキング奮闘記①:私が仕事を辞める決断をした理由

こんにちは。

私は子どもが2歳と4歳の時に約15年働いた旅行会社を退職し、その翌年度から専門学校へ入学しました。

今は転職するハードルも随分と下がり、仕事を辞めてなぜわざわざ学校へ?と疑問に思われる方も多いかもしれません。

また、学校へ行くとなると、収入が減り、かつ学費などの支出が増えることで、間違いなく金銭的な不安も付きまといます。


それなのに、なぜわざわざ転職ではなく、進学を選んだのか?


特に気になる金銭的なやりくりも含めて、
これから何回かに分けて書き綴っていきたいと思っています。


私の勤めていた会社でも実際のところ、時代的にも、働く親が働きやすい環境も随分整い、社内でも時短で働く母親社員もポツポツと出てはいました。


それでも私が退職しようと決めた理由を4つご紹介します。


①やりきった!

新卒から入社し、50カ国以上の国へ添乗。
まだ行ったことのない国はいくらでもありますが、一旦海外への情熱が落ち着いたというのが一つ。

また、社内でも管理職でマネージメントを経験することで
今後どこかに転職した場合でも、チーム全体を見て、それを動かすイメージが出来たことがもう一つ。

とても幸せなことですが、この会社で、今の自分で出来ることはここまでだな、という、納得できるラインまでやりきったというのが、1番大きい理由です。


②ワーママとして出来る仕事の頭打ち

仕事のメインは海外添乗だったので、出産後は添乗なしの内勤時短勤務での復職となりました。

つまり、営業サポートのような仕事です。

出産前と比較して、正直「こんな楽な仕事で申し訳ない…」と思っていましたが、
時間を経るにつれ、物足りなさを感じるようになりました。

子どもの体調不良や不測の事態で迷惑をかけることが往々にしてあるので、責任ある仕事を任されないのは重々理解していたので、文句を言う気持ちもさらさらありませんでしたが、
「このまま子どもが大きくなるまで、この仕事をするのか…」
と考えると、この先、自分が仕事を通して成長するイメージが全く出来ず、暗澹たる気持ちになりました。

つまり、やりきった気持ちと同時に、この先のイメージがわかないというのが正直なところでした。

③仕事と育児の両立に疲れ切っていた

繰り返しますが、当時の子ども達の年齢は2歳と4歳。

2歳の次男はそもそもまだ意思の疎通がままならない。
4歳の長男は意思の疎通はできても、全くいうことを聞かない。

毎日保育園へ連れて行くだけで一日の半分以上のエネルギーが吸い取られるほど疲弊していました。

保育園に子供たちを預けた後、
泣きながら出社したことは一度や二度ではないと思います。

会社にようやく辿り着いて、無事デスクに座った時が、一日で最も一息つける瞬間。

帰宅時間が迫る午後3時を回ると、絶望的に落ち込み始め

退社後のお迎え、買い物、公園、料理、食事、入浴、寝かしつけの毎日の繰り返し。

いつか終わるとわかっていても、いくら子どもがかわいくても
当時は本当に本当に疲れきっていました。

保育園の先生と少し話すだけで涙が出てしまう。。

こんな毎日からできるだけ早く抜け出したいと思って過ごしていました。


④進学という選択肢があることを知った

そんなときに、元同僚から聞いたのが「専門実践教育訓練給付金制度」です。

これは、指定の専門教育機関であれば、その学費を国が一部補助する制度で、友人はその制度を使って看護学校の入学が決まっているとのことでした。

今は国全体としても「リスキリング」を後押しする形で、私の時よりも補助金額の割合が上がっているようなので、これについては、また詳しくご紹介したいと思いますが、

自分の興味に合う仕事に結びつきそうな学科と、学校を見つけ、いろいろと経たのちに「仕事を辞めて学校に行こう!」と決心したのです。


この選択肢が目の前に現れた時、
疲れ切った毎日に一筋の光が見えたような。。

大げさですが、それくらい仕事と育児の両立に疲弊していました。



ちなみに、退職した同僚の多くは、同じ業界の別会社に転職するパターンが多かったのですが、私にはそのイメージが全く出来ませんでした。

自分で言うのもなんですが、私は武士のように義理堅い人間なのです。

そのため、新卒から育ててもらった会社をあとにする時に、同じ業界の会社へ行くという選択肢がそもそもありませんでした。

また、未就学児2人抱えて、仕事しながら転職活動が時間的にも体力的にも厳しく、いい条件で、かつ新しい業界の仕事を探すエネルギーなど、その当時は全くありませんでした。


新しい仕事をしたい

だけど転職活動をする余裕もない

とにかく毎日疲れて絶望的


そんなときにあらわれた「進学」という選択肢。

これに飛びついた、というわけです。


辞めると決めてから、次に何をするべきか。

次回は退職までにやっておくべきことについてご紹介したいと思います。

読んでいただきありがとうございます😊



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