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2023年beauty Japanで感じた事。

beauty Japan2023
日本大会で私が感じた事。

ランウェイなんて私が
歩く日が来るなんて、、
しかも、最長30m。

リハーサルから誰かに見られていると全く自分を表現出来ず、、

恥ずかしさでぎゅっと
縮こまっていた。

でも、特に緊張することはなく、、
ただただ、降りてくるのを待つ。

いざ、自分の出番となると
ふと4年前に他界した姉が降りてきた。

そうだ、ひとりぢゃない。
私は姉が出来なかった事を自分の身をお借りしてすると決めていた事を思い出し。

当時、姉はお腹の中に臨月になる
赤ちゃんを妊娠していた。

後一回検診に行けば無事に産まれてくるはずだった。

何にも異常はなく順調にすくすくと
育っていた。

ある日、、一本の電話
「お姉さんが心配停止状態で運ばれてます。今すぐきてください。」

病院からの突然の電話。

自然と手が震えて涙がでる。
タクシーの中で震えながら
叫び泣きながら姉の元へ駆けつけた、、

遅かった。
既に息はしていない。

私は姉であり、
1番の親友であり、、
母のような存在だった
大切な人を亡くした。

当たり前って当たり前ぢゃない。
今までの私がどれだけ恵まれていたのか、、
幸せに溢れていたのか
姉の突然の死を通じて実感した。

遅かった。
伝えたかった事も沢山ある。
後悔ばかりが残る。

当時の姉から
「ウェディングドレスを着てみたい!」

「結婚式は花に囲まれた会場でしたい!」

こうゆう話をずっとしていた。

この30mのランウェイは
私の中でただのランウェイではない。

姉の想いを乗せて、、
共に歩いた。

30mのランウェイまるで
人が産まれてくる時から天界に戻るような感覚があった。

白いスモークと光で先が
見えない。ただ、明らかにキラキラしている光が見える。

まるで人が産まれてくる瞬間。

道なりにまっすぐ歩くと
知らない世界が繰り広げられている。

ランウェイの最後、、
カメラの前で最上級の自分を表現する。

人も死ぬ瞬間、、
どんな人も笑っていて
魂が抜ける時1番の快楽を得る。

最後、、私は客席からは
見えない世界へ旅立つ、、

まるで人生の歩み。

たった30m
されど30m

表裏一体。
闇があるから光がある。
辛い事があるから楽しい事はより
いっそう輝く。

私はこれからもランウェイのように
ずーーとまっすぐ自分の人生を
歩んでいきたい。
そう思えました。

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