鈴木義幸 『新コーチングが人を活かす』
僕にとってのこの本:
コーチングの基本的な情報をまとめたもの。60以上のスキルを解説しながら、コーチングとは何か、コーチングをする上での手順、流れなど、全般にわたる概説書にもなっている。概説書といっても、かなり実践的な情報もある。
もしコーチ・エィのアカデミアの受講生の方であれば、そこで使われるテキストとの内容にもかなり関係している本だなと思うかもしれません。ただ、テキストの場合は数百ページありますので、こちらの方がだいぶコンパクト。それに実践的な具体例もけっこうあります。
一般書の中でコーチングを学びたいと思った場合、これはかなり目的に合う本かも。
本は全体で5のレッスンから構成されていて、それぞれに10以上のスキルが紹介されます。レッスンのタイトルは以下。
01 相手と自分の発見をうながす
02 相手と信頼関係を築く
03 目標達成に目を向ける
04 視点・切り口を変える
05 主体的な行動をうながす
06 コーチングの達人に向けて
07 チーム・組織に対話を引き起こす
・「引き出す」ための問い、よりも、「一緒に考える」ための問いに
・大きい質問の前に、答えられる小さな質問から
・「なぜ」は相手が防御的な姿勢に
・答えはかならず、相手の中にあると、信じる
・4つのタイプを知る
・目標達成のために「がんばれ」ではなく質問を
・理想的な未来のイメージがあれば、人は動くことができる
・一般論で人の心を動かすのは難しい ストーリーにして伝える
・失敗する権利を与え、自発性を促す
・承認し続ける
もしかして、いつかコーチとして活動することになるなら、何回も読んだ方がいい本なのかな、と思いました。