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鈴木義幸『コーチングのプロが教える「ほめる」技術』

僕にとっての要旨
アクノレッジメントは、存在承認。アクノレッジメントを受けると、人は自ら動き、考えることができるようになる。必要なもの。

鈴木義幸氏の本は、パワーのある言葉であふれています。以下に、自分の(=僕の)言葉でいくつか印象的な言い回しやフレージングを見てみたいと思います。

・もはやアクノレッジメントは秘めたる欲求ではない。一年に一回くらいフランス料理が食べられればいいという問題ではない。アクノレッジメントは日々の栄養源で米やパンである。
・まかせるのが上手い上司は、日頃から部下に何を任せられるかを常に探している。
・叱ってもよいと思うが、怒らない方がいいでしょうね。
・意見をもとめる、というのは相手に対する大きなアクノレッジメントである。

さて、これはガツンときた文言です。以下に一部だけ、抜粋させていただきました。

この世には二種類の人がいる。一方は、すきあらばアクノレッジメントしようとしている人で、もう一方はアクノレッジメントされることを待っている人だ…

第6章 アクノレッジメントで何が変わったのか

アクノレッジメントは日本語になりにくいとのことで、たぶん、本書の表題の「ほめる」が括弧付きなのはそうした理由かなと思っています。このアクノレッジメントというのには、個人的にはとても関心が強いのです。そのため、アクノレッジメントについて考えてみるシリーズをたちあげてみようかなと思っています。何だか、コーチングの肝になるような部分である気がして。たしかコーチ・エィアカデミアのクラスコーチもそんなことをおっしゃったように思います。

余談ですが、どういうわけか自分でもよくわからないのですが、大変に感動した具体的な記述がありました。大きな失敗をした福岡の部下に、コントローラー気質の社長が頭を下げて謝りに行ったという、お話しでした。なぜか、朝の電車の中で泣きそうになってしまった記述でした。

僕は、そういう場面にやたら心を動かされてしまいます。つまり、格上の者が、必死で動いた部下のために心を寄せる、というような場面です。昔からそうなんだよな…なぜだろうな。いつもそうなんだよな。

そうした社長が部長に頭を下げる、ということもですが、年長者が年少者を認め、かばう、信頼する、そういうものに強く心が動かされます…いつもそうなんだよな。
全然、話はちがうけれども、カーマインストリートギターズの何が良いかって、 RickとCindyの関係が、とても良いなと思っているのです。あの二人はたがいにアクノレッジメントし合っているのです。

これは自分にとっては考える価値がある問題なのかもしれません。


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