脳が教える1つの習慣 ロバート・マウラー著
僕にとっての、この本の要旨:
小さな一歩は恐怖を克服するから、できるだけ小さい一歩を踏み出そう。
小さな質問をすること
小さな行動を起こすこと
いつのまにか無意識の習慣に
目標に向かって変化をおこす
脳をだまそう 脳は質問が好きだ
脳に恐怖を起こさせないように、小さな質問をしよう
信じる心と楽観的なものの見方
くだらないと思えるほど小さな一歩を踏み出してみよう
現在の一歩がなんなく実践でき、楽しみにさえなれば次の小さな一歩へ
自分が「いける」と思わないうちは、たとえ誰かに言われても、変化のペースはあげない
ゆっくりと
新しいことを始める場合、変化への計画はベストなものだったとしても抵抗という壁にあたるもの
悪い習慣 「タバコは友達」なんていう人がいる
自分の問題をしまいこむ人で、人を頼ることができない
多くの場合、そうなるのは両親の影響が大きい
でも人生の成功を占う最大の目安
トラブルや恐怖に直面したとき誰かに助けを求めるかどうか
テレビを見ながら1分だけ運動する
マインドスカルプチャー
歯には、一本だけフロスをかける
小さな一歩の美点でもあり難しい点でもあるのは、それが信じる心を必要とすること
自分は小さな一歩を踏み出すことができることを信じる
小さな一歩には、運命をかえるような力があることを信じる
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コーチ・エィのテキストの参考文献を読んでいます。本書もその中の一冊でした。
この本を読んでみて、思い出したのは、小泉信三の『読書論』だったかと思いますが、日々の生活に満足していくことの大切さ、を説く場面がありました。たしか、イギリスの女性知識人についての話の中で。そうした日々の生活の美しさ、たとえば空が綺麗だとか、花がきれいだとか、人が優しかった、とかいったものを、その女性はMinor Ecstasy マイナーエクスタシー、小恍惚と読んでいたとか。
最後に引用された映画プロデューサーのノーマン・レア氏の言葉は印象的でした。
小さな喜びが大切。100万分かけて準備した勝利の喜びは、1000分くらい味わえる。
もしも準備の100万分が不幸なら、勝利の1000分は素晴らしい時間になるだろうか。
小さな取り組みを前向きに、楽しんでいくことが大切。
本書は、小さな一歩をかなえるためには、最終的には「信じること」の必要性を述べますが、そこには深く立ち入らずに終わります。
僕は、小さな一歩をかなえる「信じる力」は、他者がもたらす、と思いました。それがコーチだとしたら、最高だな。