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マイバースデーの誓い

7月があっという間に終わり、
8月も、まあまあ、あっという間に
終わった。

お盆明けの一週間は、
仕事のお休みをもらい息子の部活の大会に
応援に行ったり、自分の好きなように過ごせる日もあった。
久しぶりに「時の流れがゆっくりだな。」と感じられ、リフレッシュできた。

・・・

あの事を除いては…


自宅から500メートルほどの所に、
小さな川が流れている。
そこには、車一台通るのがやっとの
狭くて、短い橋が架かっている。

その日、息子は大会前の自主練があったので、車で送っていった。
息子は大会前にも関わらず、スランプ真っ最中で、今日の自主練は、頼りにしている
コーチに見て頂いて、何かしらの手応えを
得たいと思っているようだった。

私はずっと応援してきたこともあり、
悩める時はやはり気になる。

家で家事を済ませ、介護を必要とする次女の医療ケアや、栄養注入などの準備を完璧に
整えた後、息子のお迎えがてら少しでも
練習を見ておきたかった。
残りの練習時間は30分ほどしかない。
急いで向かっても10分はかかる。
少しでもいいから様子は見たい。
ちょっと急ごう。

道中にあの橋がある。

少々焦りながら橋の前に差し掛かる。



…犬がいる。

2匹。犬が…。

可愛いお洋服を着たトイプーちゃんが
橋を塞いでいる。

長〰️く伸びたリードを辿ると、
橋の横の土手部分に飼い主である
若い女の子がいた。
スマホを見てるようだ。
犬たちに引かれる形で飼い主は
うつむいたまま、1、2歩動いた。
橋の横幅を占領している。
ちょっと犬たちと一緒に横に避けてくれれば渡れるんだけど…。

クラクションを鳴らすのは少し気がひけたので窓を開けて声をかけてみた。

「あの~♪渡っていいですか?」

急ぐ気持ちを抑えて、優しく、軽やかに。

しかし、反応はない。
相変わらずうつむく飼い主と、長いリードの先の2匹の犬は橋の手前で道を塞ぐ。

イヤホンでもしてて聞こえないのか?と
思いきって軽くクラクションを鳴らした。

すると、女子は振り向いた。

振り向いた顔は険しい。
そして口元が
動く。

「うるせーんだよ。クソババア」


??うるせーんだよ、クソババア??

は?ワタシが??( ゚д゚)ポカーン

…ワタシガウルセークソババア?

ウルセークソババアぁぁぁ〰️?💢💢


あぁ、今書いていても蘇る光景。
声を張って言ったわけじゃないから
耳には入らなかったけど、
見逃さなかったからね。
口パク状態でもハッキリ見たからね。
クソババアって。
ク、クッ、クソババアって〰️。゚(゚´Д`゚)゚。


結局どいてくれないから
ノロノロ歩く後ろをゆっくり追っていった。

このまま、ずーっと追っていこうかと
思った。ジリジリ。ジリジリ。
そして物申してやろうとも思った。
でもそしたらホントにクソババアにされそうだ。
悔しい(T^T)

「うるせーんだよ、クソババア」は
ずっと私の身体中を駆け巡っていた。

…クソババアなんて言われても
動じないと思っていた。
言われた事がないから分からなかった。

しかし、面と向かって言われると
こんなにも破壊力がある。

いよいよ他人から見てもそうなってしまったのか?

立ち直るまでに時間がかかりそうだ…


言ってはいけない言葉は
体験すると身に沁みるよ。

グスン。

泣きながら息子のもとへ向かった。


9月になりました。
8月の出来事はもう過ぎたこととして
納めましょう。

私は
本日、9月2日が誕生日なのです。

可愛く歳を重ねる事を
ここに
誓います(T^T)

誓いますよっ!!


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