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自分で選んでよかったもの

人生において、自分で選んでよかったもの

それは、夫かなと思います。

私は33歳で結婚しました。
決して早い方ではないタイミングかと思います。

それまでもそれなりに恋愛をしてきました。
しかし、なかなか、この人だ!と思う人は現れず・・・

また、現れてお付き合いした場合も、自分の未熟さ故にうまくいかなかったり、今思うと、相当こじらせていたように思います。

私は、自分の感情を人に見せるのがとても苦手でした。

元々、不器用で、要領が悪く、何事もすぐには出来ないタイプの私。

なのに、プライドだけは一丁前で、苦手な事をつつかれたりすると、馬鹿にされた!と自分の中で、悲しい気持ちが怒りにすぐ変わって激怒したり、馬鹿にされたくない気持ちからか、似合わない濃いメイクに明るいヘアスタイルで、自分を強く見せようと装っていました。(苦笑)

彼氏となる人にも、重い女と思われたくないと自分の感情をみせないように頑張って生きていました。

うまく甘える事が出来ず、可愛げのない女だったと思います。

そんな時に私が出会った今の夫。

この人は、ものすごい真正面から私にぶつかってくる人でした。

激しい喧嘩をたくさんしました。

真正面から「その考え方はおかしい」とか「やってもらって当たり前と思うな」とか、「テイカー気質」とか、ぼろくそに言われました。(笑)

今までの人生でそんな風に言われた事はなかったので、衝撃でした。

でも、夫の主張はごもっとも!な部分もあり、自分を見つめ直す最初のきっかけになりました。
見つめ直すのは、なかなかに辛い作業でしたが。

夫は夫で、「正しいんだけど、自分にも他人にも厳しすぎるという」という課題を抱えており、私のような性格真逆な人間と出会う事により、多様性を身を持って理解していったようです。

夫は、過去に結婚で上手くいかなかった事があり、その際に、子供に可愛そうな事してしまったという気持ちが強くあり、自分の考え方を少し変えないと思っていたタイミングでもあったようです。

誰も踏み込んでこなかった、私の未熟なところに、ズカズカ入ってくる夫に、私もつい自分の奥底の感情を出さざるを得なくなり、結果、自分のコンプレックスやどろどろした感情をいつしか吐き出すようになりました。

今は恥ずかしい部分も、嫌な部分も出す事が出来る親友のような存在だなと思っています!

話はとても大きくなりますが、私と夫の関係性は、
個人的に、坂本龍馬と姉の乙女さんの関係性に似ているような気がしています。(笑)

幼少期は、勉強が出来なくて不器用で生活がだらしなかった龍馬に対し、「あの子は心優しくて不思議な魅力があって、いつか大物になる!」と厳しくも優しく寄り添っていた乙女さん。
龍馬の駄目なところではなく、良いところに目を向け、剣術の練習に根気強く付き合い、才能を開花させるきっかけを与えました。

乙女さんという良き理解者がいたから、龍馬は自分に卑屈にならずに、まっすぐに、前向きに人生を開拓していったのだと思います。

うちの夫もとても厳しいので、その関係性に似てるのではと個人的に思っています (笑)

現在、育休中で、生後半年と2歳の女の子を自宅保育しています。まわりに頼れる人がいない中、夫も半年育休をとってくれて、夫婦で必死に子育て中。

私がこれからの人生を開拓していくのに必要な人だと思うので、これからもぶつかりながらも大切にしていきたいと思います。


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