フリークス
お久しぶりの投稿になります。
引越しがひと段落して、最近はまた家に篭って映画を何本か観てます。
問題作とも衝撃作とも言えるこちらについて感想を。
フリークス(1932)
問題作とも言われているこちらの作品、なんとAmazon primeにて配信されているではないか〜と言う事で視聴。
尺自体は短いのですが、思わず観入ってしまいました。
驚きの30年代の映画作品。
最近になって、両親の生まれる前の作品も見始めたのですが
30年代とは思えない程良くできていて、何よりリアル感が凄い。それも本当の身体障害者が役者となっているからなのか。
結論から言うと、色々と考えさせられた作品でした。
そもそも今は"障害者"と言う呼び名自体が問題視されている中で、この作品からは"健常者"と"障害者"の境目が色濃く出ています。
彼らも健常者と変わらない一人間、そして同じ心を持っている事を忘れてはいけないと問いかけられた気がしました。
物語の中でハンス(小人症)は、同じサーカス団員のクレオパトラ(健常者)に恋してしまうのですが、まあこのクレオパトラの悪女っぷりには度肝抜かれました。
まんまと騙されるハンスも最後はとんでもない仕返しをします。そのラストが本当に衝撃的でした。
劇中ハンスとクレオパトラの結婚式シーンがあるのですが、
健常者であるクレオパトラはフリークス達に祝われ
「僕らの仲間」と言われた事に一緒にするなと大激怒。
けれども、このラストがもはやクレオパトラも"彼ら"の仲間としか言いようがない姿に変えられてしまったんです。
これはもうホラーと言っても良いぐらいだなと感じました。
彼女を殺すならまだしも、自分達と同じ様な"人間では無い"容姿に変えてしまうのは
自らを"障害者"(他人とは違う人)と言っている様なものじゃないかとも捉えられました。
とにかく!とにかく!衝撃作、苦手な方もいるかもですが
生涯の内に観れて良かった作品です。
ここまで読んで頂きありがとうございます…!
かな〜りサボっていましたが、またちまちまと再開できたら良いです!
語彙力が小学生並みですが、Filmarksのリンクも貼っておきます。
ご興味ある方は是非チラッと覗いてみて下さい。