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孫は来て良し、帰って良し
孫は来て良し、帰って良し。
このコトバを最初に聞いたのは、仕事で孫がいるシニア世代にグループインタビューをした時でした。
最近の祖父母は、わりとドライなんだなあと思ったものです。
このコトバ自体は昔からあるようですけどね。
私も孫が出来て、やっとこの意味の真意が理解できるようになりました。
孫は可愛い。
とっても。
でも、一緒に暮らすのは嫌。
普段の生活スタイルは保ちつつ、たま~に会いに来てくれるのが嬉しいんです。
ベビー用品メーカーに長年勤めていたからといって、子育てのプロとは言えません。
子どもは3人育てましたが、30年以上も昔のことです。
仕事柄、おむつ交換の仕方などはわかります。
でも、夜泣きの対応やお風呂の入れかたなんて覚えていません。
孫は私がお風呂を入れてあげようとすると、まるでこの世の終わりが来たかのようにギャン泣きします。
娘からは、いったいどんな恐ろしいことがあったんだろうね、と笑われる始末。
ほんのちょっと、顔にお湯がかかっただけのはず、なんだけど…。
もう一度言いますが、孫は可愛い。
とっても。
でも、孫が帰った後はぐったり。
とにかく事故なく無事に帰ってくれたことに、ひと安心。
孫が成長するにしたがって、ヒヤリ、ハラハラさせられることが増えてきました。
小さい子どもがいるおうちなら、対策していること。
たまに訪ねる実家だと忘れがちなんです。
参考までに、これからはもっと気を付けようとしていることをご紹介します。
おうちの中はワンダーランド
実家は孫にとって "お出かけ先” です。
いつも住んでいるおうちと違うので、ハイハイをするころには好奇心旺盛であちこち見て回りたがります。
生後6ヵ月を過ぎたあたりからが要注意。
テーブルやタンスなど、低い位置に尖ったものはないですか?
花瓶や割れそうな置き物は、手の届くところに飾っていませんか?
廊下・洋室と和室との境にちょっとした段差はありませんか?
赤ちゃんはまだ視界が狭いので、つまずいて転んでしまいます。
開閉扉が、動く遊び道具になるって知ってましたか?
キッチンのシンク下にある扉や引き出しは要注意。
包丁とか入れていませんか?
専用のチャイルドロックは100円ショップでも売ってます。
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階段は運動遊具にもってこい。
歩きはじめると、一段ずつ上がれるようになっていき、面白くて仕方ないようです。
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観葉植物の鉢にはカバーをかぶせた方がいいでしょう。
赤ちゃんは何でも口に入れてしまいます。
鉢の中の肥料を誤って口に入れてしまうことがあります。
網戸は身体の全体重をかけてもたれ掛かるので、簡単にはずれてしまいます。
網戸ごと落下すると、大けがをしてしまいます。
ベビーゲートを付けるか、網戸だけにしないで窓は閉めておきましょう。
コンセントの穴や、床下収納の取手など、指に入るものが低い位置にありませんか?
赤ちゃんは指を使って、何でも試してみますよ。
カバーを付けるなどするといいでしょう。
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動くのでお気に入り
赤ちゃんって親が使っているモノにとっても興味があります。
スマホ、リモコン、タブレット…。
あんなにしょっちゅう持っているんだから、きっと面白いモノに違いない。
誰も見ていない隙にいじってみよう。
いつの間にか、ベロベロ舐められて、びちょびちょになっていたりします。
指でボタンを押すと、反応があるのも面白いようです。
最近では本物のスマホやリモコンに似せたおもちゃもあります。
実家用に用意しておくのもいいですね。
万一に備えて、本物のリモコンはラップで包んで使うって方法もあります。
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大人の真似をしたがる
子ども向けのおもちゃより、スマホやリモコン。
絵本より、大人が読んでいる新聞やゲーム機。
最初は何でも大人がいじっているモノの方に興味が行きがちなんですね。
危ないからダメ、とすぐに取り上げないで、まずは触らせてみましょう。
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赤ちゃんと一緒に笑える幸せ
なんて、偉そうに書いてきましたが、実際は、「あ~、これ触っちゃダメ」「それは持っちゃダメ」と、今でもアタフタしています。
全て実際にうちで起こってしまったこと、起こりそうだったことを恥ずかしながら書きました。
孫がいるときは、冷静に観察なんてできません。
まして、ビギナーママやパパはもっとそうだと思います。
自分の子は、来て良し、帰って良し、とは言えないので。
疲れたから今日の子育てはお休み、なんてできません。
でもね、
この大変な時期が一番、親だって笑っていたかも。
いやいや、絶えず寝不足でした。
毎日疲れて、化粧も出来ずに不機嫌な顔をしてました。
そう思うかもしれません。
赤ちゃんを可愛いと思うだけで笑顔になってますよ。
そして、赤ちゃんは笑顔を返してくれます。
そんな自分の笑顔を鏡で見ていない。
だから、気付いていないだけなんです。
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赤ちゃんを笑わせようとする時、みんな最高の笑顔になります。
それは、親でなくても。
このいとおしい時間、自分の子どもが小さいときにも味わっていたんだよな。
孫が出来て、それを思い出しています。
ばーばと言われるようになって、しわが増えるのも悪くないな。
笑いじわの多い人は、幸せだった時間が多いに違いない。
そんなことを考えると、目尻のしわもいとおしくなります。