2月27日、ブラジルで連邦燃料課税が復活しています。
極めて政治的な動きになってます。
ボルソナロ前政権の下で、選挙対策のために一時的に免除されていた燃料税。「財政再建のため、税収が必要」という燃料税復活派と、「国民のために一気にあげるわけにはいかない」という復活慎重派の間で、4ヶ月に亘って「段階的な引き上げ」に落ち着いた格好。
一方、ブラジル自体は金欠(で税収が必要)なので、上記段階的な引き上げ(=燃料税が完全復活するまで)の間は、原油輸出に対して課税を行うことになりました(原油輸出税)。
この翌日、Petrobrasは同社の製油所のガソリン価格を約4%、ディーゼル価格を約2%、引き下げると発表。政府から燃料価格を抑えよとの圧力に応えているとの見方もあります。
ペトロブラス(PBR)は低バリュエーションに株価が抑えられていますが、歴史的にブラジル政治の対象(犠牲?)になってきたこともあり、”安定性を欠く”銘柄というイメージが定着していますね。