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あなたのまま生きることが美しい💖

たかだかテレビを
みていただけなのに

なぜか、ここまで
感情がゆさぶられてしまった

私の感情の
ジェットコースター
の張本人は

ある新人ディレクター

長距離バスに乗る人に
密着するミッション
だった

18歳から
ニートひきこもりだった
男性新人泣き虫ディレクター

この時点で
人の情動をゆさぶれる
このディレクターって
勝ち組じゃん!!
って、私は思った💕

興味津々✨

そして
自分でないと
とれないものをとりたい!
と、抱負を語っていた



ルールは3つ

・土日の2日だけ実施

・バスに乗るのは1回まで

・面白くなかったら放送されない

確か、こんな
ルールだったと思う

そうして
彼が長距離バスを
待っている人に
声をかける姿を

先輩の女性ディレクターが
撮影してくださっている

彼が待っている人に
声をかけて一緒に同行
させてほしいと
お願いするのだが

1日目はだれも
「YES」という人が
なかなか、あらわれない



彼が先輩ディレクターと
気をとりなおして
昼食をたべるとき

たまたま
隣に座った女性が
テレビのことを
知っていて

がんばってね!と
声をかけて
くださってる

やっぱり
このディレクター
スゲー奴じゃん!
って
興味深々✨

しかも
その隣に座った女性が
並んで購入してきた
お菓子を彼に
プレゼントした😍

これだけで
めっちゃラッキーなのに
反応がうすい

おいおい!
と、つっこみたくなる
私は端役も端役だ

そのディレクターは
なかなか
声をかけても

「YES」と
言ってもらえない
と言って
泣き始める



えっ???
と、私は笑みがこぼれた

私なら弱音を
かる〜く、
言えたとしても
泣かない!

せっかく並んでまで
買ったお菓子を
頂いたんだから

そこは忖度して
笑顔で
がんばります!
と、言うのにな〜!

この時点で
負け組だ💧

2日目は
早朝5時に
先輩ディレクターと
待ち合わせを
してもらったのに

先輩ディレクターを
待たせて遅刻!

えっ???
と、私は息をのんだ

この時点でも
私は自分が遅刻なんて
ありえないという
信念バリ強!
の、負け組だ💧

2日目に
声をかけたうちの
お一人が

故郷に恩返しを
したいと独立し
事業を立ち上げた
男性だった

ついに

「YES」を
いただけた💖



やったじゃん!
と、心の中で
ガッツポーズした
私なのに

「ちょっと待ってください」
と、その場を離れて
1分だけ、なにやら考え始める



えっ???
と、私は混乱した

ここは、迷わず
いっとくだろー!
ありがたく
お願いします!
と、言えー!!

心の中で
絶叫しまくった

この時点で
私とは考えの違う彼に
違和感しか感じない

うーーーーん


その後、無事に
同行する決意を固め

「YES」をいただけた男性と
そのご家族と
夕飯をご一緒することに
なって、いったん別れた

そのあと
やっぱり
自信がないと

道端に

しゃがんで
泣き始めた



えっ???
と、私はイラっとした

自信がないのは
わかるけど
仕事なんだから
とりあえず頑張ろう!

と、
窮屈な
価値観だらけで
呆けた心境の私だった💧

なぜか私まで
お腹が痛くなってきた

夜ご飯のオムライスの
量が多かった?

先輩ディレクターが
今はきっとお腹が
すいているだけだよ!
と、言ってくださった



そのあと
「YES」と
言って下さった男性が
新人ディレクターを
車で迎えに来てくれた

えっ???
と、私は驚いた

こんなにも
彼のまわりは
やさしい💖

そして
人に弱さを
みせられる彼の事を
かっこいいとさえ思えた✨

私には
できなかったことを
堂々とやってのけた!

ご家族との食事に
同行させて
もらえた彼は

食事をして
ようやく
笑顔になって
ホッとしたが

そのご家族が
ディレクターに
めちゃくちゃ気を
つかってくれている

えっ???
と、私はモヤっとした

仕事をしているのは
彼なんだから

せっかく同行取材OKの
「YES」と言ってくださった方と
そのご家族に
もっと気を遣うべきじゃないの?

だいたい
人に気を遣わせるって
どういうこと?

と、窮屈な考えしか
私には、思い浮かばなかった💧
やっぱり私は負け組だ

勝ち組の彼は
無事に
同行取材できて

最後に
お菓子をいただいた
女性に
電話をしていた



いつでも
困ったことが
あったら
電話してきてね
楽しみにまってるよ



と、言ってくださっている

世の中には
こんなにあったかくて
ステキな方が
たくさんいらしゃる

結局、この新人ディレクターの
心の内側の世界観が
あったかくて
ステキなんだろうな



私の心の内側を
うまく言語化できないが

この時点で
胸があつくなって
今度は私が泣いていた



そして
会場にいる
ゲストの方たちも

泣いている

先ほどの
困惑した表情や
イラっとした
表情ではなく

やさしい顔に
なっていた



結果・・・

彼は彼しか
撮影できない
スペシャルな
番組を

自分で語ったとおり
創り上げていた



こんなに
感情が
ゆさぶられたのは
久しぶりだ



どんな
ポンコツを
背負った自分でも

隠すことなく
カッコつけず

(失礼な表現お許しを〜💦)

たくさんの人に
そのままを
受け入れてもらい
助けられ
見守られ
ゆるされ
認められて

笑顔になっていく
彼をみて

しゃがみこんで
泣きじゃくった
20歳すぎた
大人の男性が

立った



立った



クララが立った



の、心境で
胸が一杯だった



こうやって
人は人の中で
ちょっとずつ

育っていくさまを
ありありと
魅せてくれた
ステキな番組に
仕上がっていた

ありのままの
その人らしさが
奇跡を、うむんだ!



彼がつくりあげた
心の内側の世界観が

無意識を言語化し
ありたい未来を
あっさりと
叶えてしまった✨

そこには
たくさんの人を
巻き込んで

助けてもらって
気を利かしてもらって

一人では
できないことを
あっさりと
簡単に
ラクに叶えてしまった✨

いつか
そのディレクターが

無意識に
だれかに
恩送りを
している姿が
目に浮かんだ



人は
人の中で
育っていく

自分の弱さや
できなさを
受け入れらる人が
最高で最強で美しい〜


勝ち組
負け組って

ジャッジの言葉だけど

自分の魂に
正直であることが
勝ち組
であるとするならば

常に
自分の魂に
ふたをして
我慢して

人に迷惑を
かけてはならない

もっと
自分ががんばらねば
ならない

そんな意識で
いることばかりが

負け組なのかも
しれないな〜

いやいや
勝ち組も
負け組も
本当は存在しない

ただ、
自分の本音に
自分の感情に
気づくか
気づかないか

その感情を
丁寧に
味わい尽くせるか
ふたをして
見なかったことにするか

そこにあるのは
どっちにしても
しあわせ組なのだ

自分で選んだものが
良い、わるいはなく
すべて
自分にとって
しあわせなのだ



たかだかテレビを
みていただけなのに・・・

きらり✨きらきら✨

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