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田んぼの草抜きは早朝がいいね

ミニチュア作家のいわなり ちさとです。
紹介した作品は販売します。気軽にお問い合わせください。


梅雨明け前に書いた記事。
先にアップしたい記事が重なって遅くなりました。

雨の予報だったのに、降らない日があり、それでも曇り空で気温も30度にならない日が続きました。

蒸し暑さはしっかり。でも、体に堪えるというほどでもなかったのです。

ところが、、、
15日ごろからいきなりの酷暑。
夜も気温が下がらず、寝苦しくてつらかったです。28度くらいの夜。

17日の朝は25度くらいになって、涼しいと感じました。
体というのは差をしっかり感じるのですね。

夜もしっかり寝たのですっきり起きて、田んぼへ。
後から朝日が昇ってきてそれは美しかったですが、いいポイントがなくて撮影は断念。

黙々と草を抜いていきます。
長く、水に浸かっているので、力をうまく入れると根から抜けます。

力一杯引っ張ると根の上でちぎれてしまいます。
ゆっくり、力をためる感じで抜くのです。
この感覚は実際やってみないとわからないでしょうね。


こういうことを体感することこそが学びではないかと私は思います。

時に根の深い草があって、それは剣スコで周囲を掘って抜きます。泥に空気が入っていって、ごぼっと音がします。独特の音。

田の水は流れ入っては出口から出て行っています。
朝だから、水は冷たく、作業は気持ちいいです。水が出口から流れ落ちていく音も耳に心地いい。

時折鷺が声をあげながら飛んでいきます。

声を聞き、水の音を楽しみながらざっと1時間半。


田の左側部分は草ぼうぼうでした。
みんな抜いてきれいになりました。
奥側。
つきあたりに水の出口があります。
今年春は出口の下側が崩れて水が抜けていましたが、石と泥で補修しました。
左手が残っている草。右は稲。

ずいぶん草がなくなってきました。
L字型に草が残っていましたが、今は奥だけになりました。
奥の草を抜き、畦の草を刈っていけば夏の作業は終わり。
また生えてくるので、時々は見回りますが、、、

今年、こうやって草を抜いてしまうと、来年は田起こしがいりません。水をいれたままにするからです。


生えた多年草化した苗をひと苗ずつわけたら、古い株を処分し、残った場所に田植えをします。どれだけ多年草化してくれるか楽しみです。


今年の苗も5分けつどころか10分けつに近い増え方です。
こんな感じで大株になるといいなぁ。
やっぱり、一本苗にしてよかったです。


苗はこんな感じで扇型に広がっていきます。
普通の田んぼではこんな風に増えるスペースがなくて稲は辛いだろうなと私は思います。人の勝手ばかりがまかり通る現代。

まだ、何年かは苗作りもしていきますが、うちの樽とバケツの苗にできた籾で十分賄えそうです。

先日、遊びにきた少し遠くの友人が来年は庭で稲作してみたいというので、いろいろアドバイスしました。

多年草化を目指す仲間が増えるのはうれしいこと。

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