一期一会

ミニチュア作家のいわなり ちさとです。
紹介した作品は販売します。お気軽にお問い合わせください。

先日、覚悟を持ってアップした介護現場の話にnoteのみなさん、そして、FBのみなさんが大きな反響を寄せてくださいました。本当にありがとうございました。

これで施設の在り方がいい方向に向かってくれることを切に希望します。

昨日、湧き水を汲みにいきました。

松江には名水がたくさんあります。その一つに行くんですが、昨日は先客の方がいらっしゃいました。

挨拶したあと、汲んだお水の入った一升瓶を車に積まれるので、私も残りの瓶を運んでお手伝いしました。

最後に車を移動するから、こっちにあんたの車をもってきたらいいよと言われたので、移動させ、車を降りました。

先客のおじさんも車に乗られたんだけど、もう一度降りてこられました。

あれ、どうしたかな？と思ったら、こんなことを話してくださいました。

水を汲みに来て、挨拶しても知らん顔の人もいるんだよ。そうかと思うとあんたみたいな人もいる。挨拶くらいすればいいのにと思うけどね～なんであんなに敵意みたいなの持つかなぁ？だから、ロシアとかで戦争が起きるんだね。

私は

そうですね～やっぱりみんなが感謝してありがとうって言うのがいいですよね～今、社会が二つに分かれてきてますよね。

と返しました。

おじさんは

あんたにね、一言言いたくなって車を降りたんだよ。それじゃあ。

と言って行かれました。

きっと、昨日お会いしたのが最初で最後。一期一会の出会いでしょう。

とても幸せな出会いでした。

私にしたら、当たり前のことをしただけ。でも、その当たり前はだんだんと当たり前でなくなってきているという悲しい事実。

それでも、少数派になったとしても、一人だけになってでも、私は助けることができる時はできるだけのことをしていきたいと思います。もちろん、挨拶も。

車からわざわざ降りてきて声をかけてくださったので、私は一日中幸せでした。

私より年上の方でした。素晴らしい人生の先輩に出会えたんだと思います。

私のあとにも来た方があって、その方もちゃんと挨拶をされて、私もお先でしたと声をかけて帰りました。

このやりとりが続いていけば幸せが繋がっていくのになぁと思いました。

散歩していても、同じように一言を惜しむように知らん顔して通り過ぎる人がいます。

もったいないことです。

一言で幸せをもたらせる人でいたいと思いました。

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