田植えができた!
ミニチュア作家のいわなり ちさとです。
紹介した作品は販売します。気軽にお問い合わせください。
5月上旬に草刈りしたり、田起こししたのに、一年半ほっといた田んぼにはイグサが一面に生えてきてしまいました。
一昨年田んぼをした時も草はぼうぼうでしたが、イグサのような根の深い強い植物はなかったので、今年はしろかきが大変でした。
緊急事態でした。
機械を使って田おこしやろうかと思いましたが、機械を入れる畦が狭くて無理だということで、人力でするしかないので、出来る限り行ける日には田んぼに通ってイグサを掘りました。
このあと、5月30日、6月3日と一人で2時間程度通いました。
田植えは6月8日にすることにしたので、しろかきをその前の6日、7日にすることにし、6日は午前中3名、午後2名でイグサを掘りました。
7日は2名で掘ったイグサをまずどかし、ほかの草も抜いて草のない田んぼに仕上げました。
時間切れで田んぼの奥のほうは草が生えたままになりましたが、それはそれ。
7日の作業が一番大変でした。まだ、イグサは置いてあるし、ほかの草もたっぷり生えていましたが、コツコツと二人で作業し、3時過ぎには草がなくなりました。
やればできるんです。
やろうと思ったら、達成するまでがんばります。
田の水を切った頃にいつも田んぼのお助けや庭の手入れをしに来るおじさんがたまたまやってこられたので、田んぼの様子、苗の様子、多年草化した苗も見てもらいました。
今年は機械を使うだろうと思ってたわと言われて苦笑。使えないと言われたんであきらめましたって話したら、ようやったね~と言ってもらいました。
そして、8日。
バケツを持って田に入れば、バケツの中の苗がなくなるまでは畦にあがる必要がないのと、手に抱えきれない量の苗をバケツになら入れることができるなと思ったので、ひと手間かけて準備しました。
苗の準備と並行してどこに苗を植えるかの目安の線を引くババ引きをもう一人の仲間にやってもらいました。このババ引きを前述のおじさんに作ってもらいました。本当に助かりました。
ババ引きが終わって10時半くらいから田植え開始です。
植えてるところは手が汚くてカメラを使えず、画像なし。
11時50分くらいに終了。
ざっと1時間20分の作業でした。
稲は一株で植えると5株くらいに増えていきます。
2株にしても2倍にはならないのです。なので、手植えの時は一株ずつ植えます。最初はひよひよですが、今年は青々として元気な苗ができたので、心配していません。
一昨年は買った苗が苗床で元気を失っていって、心配しましたが、根を張る土が少なすぎたからだったようです。
今年はそんなことなく、すくすく育ちました。
そして、苗が余ったので、また工房でも樽栽培、バケツ栽培をしようと思います。
ここまで人力で田んぼをするのは効率的には悪いでしょうが、小さい田んぼなのでこれでいいと思っています。
種籾は去年私が育てたので、実質ただ。
苗床はもらいもの。
土は一袋600円くらいのの1/3くらい使ったので200円。
田植えする時の小さなバケツが1個110円の330円。
苗床を置いた衣装ケースは廃棄してもいいものだったので、ただ。
かけたお金は530円。
ただし、労力はかなりでした。金額換算はしませんが、、、
でもね、日本人はこうやって家族や地域の人と一緒に手作業してくらしていたはず。
疲れるけれど、他人の眼を気にするような時間もヒマもなく、日々を送るのは実は本当に幸せなことだと感じます。
今年はどうなるかわかりませんが、一昨年は付近のたんぼは軒並み猪除けの電柵をしていましたが、うちはいのししを害獣と考えないので、柵なしでしたが、一度も入られませんでした。
敵対する意識をいのししは感じるのではないかと思います。
そして言葉の通り天塩にかけてそだてた稲を大切にしている私たちの思いが猪にも伝わるからこそ害をなさなかったのではないかと思っています。
不思議がられますが、実はとても簡単なことのような、、、
今年も害がなかったら決定的ですね。
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