楽しむことを最優先にしよう
ミニチュア作家のいわなり ちさとです。
紹介した作品は販売します。気軽にお問い合わせください。
若いころ、自分に自信が持てなかったころは占いには一切手を出しませんでした。情けないことを知るのが怖かったのです。
ミニチュア作家になり、孤軍奮闘するうちに占いをする人に出会い、その人ならと思って、占ってもらいました。
西洋占星術でした。
統計の解釈がうまいというか、冷徹でさえある人でした。
その占いで、好き嫌いが激しいことや、嫌いな人と付き合わなくていいと言われたことで救われました。
それから、カラーセラピーとか風水とかの人と知り合って、占ってもらいました。ジャンルを決めてからではなく、占う人を見極めてからしてもらっていました。
つまりは信じられる人の言葉ならという思いがあったわけです。
だから、占う人が変わっていくと(私が変わって相手を見る目が変わったということかもしれない)離れるようにしていました。
占いにも人付き合いにも方向性みたいなものがありますね。同じ方向を見ているときは同志でいられるけれど、いつか分かれ道が来るとさよならになるのです。
その時々で助けてもらえたことに感謝して離れました。
今では、自分は自分でいいと思えるようになったので、時にきついことに直面した時にyoutubeとか見て、いいアドバイスだけいただいています。
なにより、どんなに信頼している人の鑑定でも、二日もすればぼんやりとなり、いつしか忘れ果てるのです。でも、それくらいでいいんじゃないかなと思っています。
運がいいというのはどの占いでも言われます。
運がいいというのは楽に生きられるということではなく、たくさんの課題をもらって、それを必死でこなすことができる力を持っているということだと私は思うようになりました。
たしかに助けてくれる人にはたくさん出会ってきたし、うれしい出来事にもたくさん出会ってきました。
でも、それは私が動いたからです。
動く勇気と行動こそが私の力です。
ダメかも?と思う前に動きました。その勇気こそは与えられたものかもしれません。
見方を変えるとただの向こう見ずなのです。
やらない後悔よりやった後悔を選んできました。
だって、私には家柄もお金もコネもなかったから、自分で動くしかなかったのです。
ある意味、残念なことでしょう。
でも、私はそのないないづくしが私を突き動かす原動力でした。
転ばぬ先の杖になってくれる人はほとんどなかったから、好きなことをしてきました。
振り返ると大学受験のあとのこと。
私は国立一期、二期の最後の年の受験生でしたから、国立を2校受けてどちらも受かりました。でも、一期の一つは自分の学びたい学部ではなかったので、そちらは蹴りました。
入学して2か月くらいして、中学の時の先生に町でばったり会った時になんでここにおるんだ?と驚かれ、こっちの大学に行ってますというと、なんで蹴った?と叱られました。一期校のほうがネームバリューも高くて蹴るなんて非常識なことと先生には思えたようです。
私は自分の学びたくない学部に入って苦労したくなかっただけでした。怒られてびっくり。
他者の評価は私の判断基準でないのは若いころからでした。
人と同じことがすべて嫌ではないけれど、自分が納得できないことはNOでした。
その私が、自営の小規模な作家たちをまとめて交流会をやっていたなんて自分でもご苦労なことをしてたなぁと思います。
一人ではできないことができた時ではありました。
今、当たり前になっているイベントを離島や中山間地で始めたのはさきがけだったと思います。
目のつけ方や動きには自信がありました。
でも、それぞれの本職が忙しくなっていったので発展的解散だったかなと思います。
面倒を見切れなくなった私がいたことも確かです。
私がイベント主催という仕事だけに専念したら、もっと化けたでしょうが、自分のミニチュアを知らしめたいと思っての交流会でしたから、無理になったわけです。
あの頃、一緒にやっていた仲間は忙しく活動している人がたくさんいて、まぶしいくらいです。
交流会をやっていたころの私の年齢なので、いい時なんだろうなと思います。自分の今と比べて悲しくなることもありますが、私はもうあそこに戻る気にはなれませんから、十分です。
今では当たり前になったイベントですが、ただ集客のことばかりに目がいくやり方はもう古いし、意味をなさないと私は思っています。客の取り合いになっているイベント過剰な様子を見るともう一歩先を見つけるべきじゃないかとは思いますが、私の口出しすることではないですね。
私の主催する交流会を解散したころから、集団の中にいる安心を求め、依頼心の強い人が増えた気がしています。私の感じ方でしかありませんが、一匹オオカミにもどってホッとしています。
もう、今年の私は怠けるだけ怠けて、したいことだけやろうと思います。
根が貧乏性なので、なにもしない毎日にはできませんが、楽しみことを第一義にしていこうと思います。
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