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グレーヘアになって思うこと

ミニチュア作家のいわなり ちさとです。
紹介した作品は販売します。お気軽にお問い合わせください。


私は60歳を前に髪の毛を染めるのをやめました。


今では、いわゆるグレーヘア。
プロフ画像のままです。

2022年3月5日の私

父も母も白髪でしたから、遺伝なんでしょうね。
30代から白髪が出始めていました。


でも、若いころはさすがに老けて見えるといやだなと思って染めていました。


50歳を過ぎるころから、髪を染めるのが面倒になり、薬剤も健康に悪いと知って、どうしようかなぁと迷いました。


50代後半はヘナで染めていました。
最初は気に入ったものを探してうろうろ。


そのうちに相性のいいお店を見つけ、インディゴ系の、最初は紫っぽくなり、重ねると青がだんだん濃くなるという染料で染めてもらうようになりました。


白と紫と濃紺というグラデーションになるのです。おしゃれ染めだと思う方もいましたね。



染め方を教えてもらってからは染料をその美容院で買って自宅で染めていました。草の香りがするのがよかったです。


でも、時間がかかって本当に大変でした。
また、よく色が落ちるので、服の襟が汚れたり、枕カバーが汚れたりしました。


そして、もうすぐ60になるころに、どれくらいの時間で白くなるのかと聞いたら約一年ということだったので、59歳から染めるのをやめました。


最初は真っ白になったらと思っていましたが、白髪が黒く戻ることもあるという話を聞いて、早くにやめることにしました。


幸いというか、数人の、染めない先輩がいらしたので、仲間入りしようという気持ちで始められました。


先に書いたように、紫色が間にあったので、よくいう白と黒の境目がはっきりするプリンのようなことにはならず、うまく今の状態になっていきました。


言われたようにざっと一年。
還暦を迎えた時にはグレーヘアになっていました。計画通りでした。


ちょうど、世間でもグレーヘアが流行り出していましたから、心理的にはかなり楽でした。


そして、FBで染めるのやめた宣言もしました。
意外と反響が多く、賛同してくださる方も多かったです。


先日も、私を見て染めるのをやめたという友人がやってきました。
なんだかうれしかったです。


こんないいことがあります。
  面倒な手間がなくなりました。
  染める染料を買う出費がなくなりました。
  服などが汚れることもなくなりました。


そして、もうすぐグレーヘアになって丸3年です。


この頃、黒い髪が増えたと言ってくれる友人が現われました。
髪の毛の艶がよくなったと言ってもらうようになりました。


つまりは染めることで髪や地肌を痛めていたんだなと感じます。


なんで、黒や茶色に染めないとかっこ悪いと思うんでしょう
世界には赤毛や金髪や銀髪や、様々な色の髪があるのに、、、


私も年取って見えると思い込んで染めていましたが、今、この髪の色に満足しています。


似合う服も増えました。きれいな、派手な色が似合うようになりました。
おしゃれを楽しんでいます。


決して、染めることを否定はしません。
それぞれの考えや立場があるでしょうから、、、


私のことを年より老けていると判断する人もたまにいます。
残念だけど、外見の若さより、中身の若さで勝負したいと思っています。


自然体であるがままの姿をし、好奇心を持って生きることを楽しんでいきたい。私は日々、そう思っています。
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