【ブンブンジャー】DXビュンビュンマッハーロボの参戦でブンブンロボ玩具のプレイバリューが大幅拡大!
発売日:2024/06/22
価格:6050円(単品)/11330円(セット)
今回は前回に引き続き、ブンバイオレットコンプリートセットのロボの方を見ていきます。一応前回の続きですが、内容的には繋がりはないです。
2号ロボって良いですよね。序盤に出てくる1号ロボ用の合体メカと比べて、サイズもギミックも大きいことが多いので、これまでの遊びの流れに明確な変化をもたらしてくれる。最近は年間で発売されるロボの数が減少気味になってきたので、2号ロボと追加戦士ロボが同一になることが多い。
ブンブンジャーの2号ロボは、ブンバイオレットの相棒ビュン・ディーゼルが変形するビュンビュンマッハーロボ。1号ロボのブンブンジャーロボと同様に、等身大キャラも兼任しています。
早速コマンド入力で召喚!
ビュンビュンマッハー
F1カーのような紫色の大型マシン。自分はフォーミュラカーが好きな方なのでかなり嬉しい。ヘルメットを被ったF1ドライバーがハンドルを握って運転しているように見えるデザインも面白い。
フロントやリアのウイングがしっかりと主張し、ちゃんとF1らしいシルエットになっている。また、ホイールもF1らしいツルッとしたタイヤになっている。回転軸がそこまで滑らかでないことも手伝って、硬い面の上で走らせると車輪が回らず滑ってしまう。
個人的に気に入っている部分として、腕や肩などのパーツのデザインが綺麗に繋がっているところが気持ちいい。
バイザーを少し上げると、劇中で見せたビュンビュンマッハー:ヘルメット展開状態を再現できる。開ききると左右のパーツが展開してしまうため、ほどほどで止めるのがポイントだ。
同じ大型サイズのブンブンカーであるブンブントレーラーと並走。
ロボに変形するだけあってどちらも迫力あるサイズだが、ビュンビュンマッハーが等方的に膨らんでいるのに対し、ブンブントレーラーは一方向に長くなっており、大きさへのアプローチが異なっているのが面白い。
フォーミュラーカーとトレーラーが並んでいると少しドライブ味がある。ちなみに、自分の好きな形態はタイプフォーミュラです。
ビュンビュンマッハーロボ
再びコマンドを入力して変形!
フロントウイングを取り外すと、脚が自動的に展開。
後輪パーツを開いてバックパックウイングに。
胴体のヒンジでボディを起こしてスタンドアップ!
腕を下ろして…
武器を持たせ…
最後にバイザーを上げて完成!
ビュンビュンマッハーロボ!
マッハで走りタイヤー!
搭乗していたドライバーが立ち上がるように変形して完成。変形がシンプルなので、何度も行程を繰り返し遊べて楽しい。
先に変形の注意点についていくつか触れていく。ビュンビュンマッハーロボの変形で少し厄介なのが、このウイングの変形だ。というのも、ウイングを閉じる際に肩アーマーの出っ張りと干渉してしまい、肩アーマーを思い切り弾き飛ばしてしまう。
ウイングを開く際は、面取りされている部分同士で接触するので問題はない。
ただ、戻し変形でウイングを閉じる際は先述のようにパーツが干渉してしまうため、肩を1クリック動かして逃がしてやる必要がある。
頭部は、左右に展開するパーツにバネが仕込まれているため、バイザーを上げてロックを解放することで頭部全体が一気に変形する。「頭部の変形」という変形ロボ玩具で最も美味しい行程をワンアクションで行えるのは爽快だ。
バイザーの内部に引っかけのツメがあるため、畳むときは左右のパーツを先に押さえてからバイザーを下ろす。
ビュンビュンマッハーロボは、後述する構造のお陰で可動箇所が多い。
腕は、定番の肩の回転の他に、開き方向の可動や、二の腕・手首のロールがある。
腕を1クリック開いた状態で二の腕を内側にロールさせようとすると、腕の装甲が弾け飛ぶので注意。
胴体には、変形中にも行った前屈のヒンジ可動の他に、腰を捻ることもできる。ただし、腰の装甲が浮いてしまうので注意。
脚は、左右の開脚と太股のロール可動がある。
ブンブンジャーロボと比較。2号ロボ特有の若干細身なシルエットが好きだ。
ブンブンジャーロボの顔は輪郭の線が少なくてアニメチックな印象だったが、ビュンビュンマッハーロボは造形が複雑でリアル寄りの印象がある。
武器は、フロントから取り外したバクアゲチャージャー。ブンバイオレットと同じボウガン型の武器だ。F1のウイングを弓の形に見立てているのが上手い。
先程触れた可動を活かせば、カッコ良く武器を突き出すことができる。頭部は動かないので、よそ見をしている形にはなってしまう。
この武器にはさらに機能があり、変身武器のブンブンコントローラーと合体して必殺技発動状態にすることができる。
コントローラー裏面の意味ありげな凹みにバクアゲチャージャーの先端を差し込むことで、巨大な砲台に様変わりする。ビュンビュンマッハー状態でハンドルだった部分が、武器を支える土台になっている。
これをビュンビュンマッハーロボの前に置き、コマンドを入力すればビュンビュンフィニッシュ発動!
なぜ唐突にこのような武器連動の遊びが用意されているのかと思ったが、これはブンブンジャーロボにおけるチェンジャー連動に相当する枠なのではないか。
1号ロボも2号ロボも変身アイテムと連動させる遊び方があるのは、玩具同士のシナジーを強く感じられて良い。
多分、二人で必殺技を発動する展開は劇中でもいつかやると思う。
ビュン・ディーゼル
ブンブンジャーロボがパーツの付け外しでブンドリオ・ブンデラスを再現できたように、ビュンビュンマッハーロボにもマスコット形態がある。
武器とウイングを取り外し…
頭部をバイザーのみ下ろして変形させると…
ビュン・ディーゼル完成!
ブンブンがブンボットからフェイスパーツを持ってきていたのに対して、ビュンディーは本体の変形だけで完結するため、遊ぶ上での収まりが良い。また、余ったパーツは後述する合体で再利用できるのも無駄がない。
頭部の変形もビュンディー固有のものである。バイザーの上下と左右の展開の組み合わせで、計4種類の頭部に変化している(ビュンビュンマッハーのヘルメット、ビュンビュンマッハーのバイザーオフ、ビュンビュンマッハーロボ頭部、ビュンディー頭部)。
ブンドリオでも同じだが、劇中スーツに比べると細身感がある。また、ウイングを取り外した後の背面にもしっかり造形がある。
本編を見ていると、ブンドリオとビュンディーには深い繋がりがありそうなので、一緒に並べて遊んでやると楽しい。
ブンブンカーと合体
ビュンビュンマッハーロボは、両腕にブンブンジャーロボと同じレールジョイントがあるため、ブンブンカーを武装させることができる。ここではDXブンブンカーを使って、ブンブンジャーロボの派生形態をなぞっていく。
ビュンビュンマッハーロボ ブンブンカスタム
まずはデフォルトのオフロードとワゴンを使用。ブンブンに比べて腕が太くなっているため、ものによってはパーツが干渉して開ききらない。また、武装の位置も腕の中心から少し遠くなっている。
ブンブンから腕のロールが増えているため、武装の取り回しが良いのがポイントだ。
ビュンビュンマッハーロボポリス
パトカー1とパトカー2を合体。パトカー2がビュンビュンと同じ紫系統のカラーリングなので相性が良い。頭部を換装するジョイントがないため、ここの処理はブンブンからアレンジを加えている。
ちなみに、ビュンビュンの各部の装甲は取り外すことができるため、レールジョイントの向きを反転させることもできる。
難点として、拳穴がブンブンに比べて緩めになっているため、武器の角度を保持することが難しくなっている。
ビュンビュンマッハーロボビルダー
ショベルとドーザーを合体。ここでウイングをつけ忘れているのに気付いた。
ビュンビュンマッハーロボナイト
レーシングとクラシックを合体。レーシングカーということで、ビュンビュンマッハーとも通ずるところがある。拳のロールのお陰で、剣の表情付けがしやすくなっている。
ビュンビュンマッハーロボモンスター
マリンとサファリを合体。
ちなみに、変形させたマリンの天面には空洞が空いているが、ここに畳んだビュンビュンの頭部を収めることで、モンスター頭部にすることができる。あくまで乗せているだけなので固定はされていない。
連動するジョイントは腕と拳穴くらいなので、ブンブンジャーロボに比べると遊びの幅は狭いが、核となるロボが変化することで同じ合体でもまた違った味が楽しめる。2号ロボが追加されることによる旨味のひとつだ。
ウイングブンブンジャーロボ
ビュンディー形態に変形させる際に取り外した武器とウイングは、ブンブンジャーロボとも互換性がある。
背中にあるチェンジャー連動用のレールを使ってウイングを取り付け、武器を持たせると完成。
その名もウイングブンブンジャーロボ!ブンブンジャーロボに、これまで無かった飛行能力を付与する。
前項でビュンビュンはブンブンに比べて拳穴が緩いという話をしたが、逆にビュンビュンの武器をブンブンに持たせるとかなり渋みがきつく、しっかり固定してくれる。
また、ブンブンジャーロボウイングではなく、ウイングブンブンジャーロボという名称になっているのもポイントだ。これまでの各形態はブンブンジャーロボ○○○というように、後ろに形態名が付いていたが、ウイングは名前の前に付くネーミングとなる。つまり、ウイングブンブンジャーロボ○○○という風に、自然にネーミングを掛け合わせることができる。これを活かして、これまでの派生形態を全て強化していこう。
ウイングブンブンジャーロボブンブンカスタム
通常のブンブンジャーロボの状態で武装させた状態だ。
ウイングブンブンジャーロボポリス
「警察ロボに別ロボの翼を与える」という構図は、ギガントポリスブレイバーのアナザースカイモードを想起させる。
ウイングブンブンジャーロボビルダー
ビルダーに装備させると、ボウガンがピッケルのようにも見えてくる。
ウイングブンブンジャーロボナイト
飛行する剣士ロボは要素としてカッコ良すぎる。
ウイングブンブンジャーロボモンスター
羽の生えた怪獣。アースガロンMod.3。
また、車輪や隙間が良い感じに噛み合って、ボウガンを頭部の上に置くことができる。
ロボモンスターの顔が少し鮫っぽいため、シュモクザメのように見える。
最後に、ここで気になるのが「ウイングブンブンジャーロボの合体音声はどうなるの?」ということ。1つ目の予想は、昨年のレジェンドキングオージャーのように、そもそも固有の合体音が存在しないパターン。2つ目の予想は、エクストリームキングオージャーに対するオージャクラウンのように、後続の強化アイテムに収録されるパターンだ。ウイングブンブンジャーロボの登場はもう少し先になりそうなので、そのタイミングで新アイテムが発売されてもおかしくはない。
更なる秘密
このビュンビュンマッハーロボだが、実はちょっと変わった構造をしている。これまでにも少し言及していたが、ビュンビュンマッハーロボの紫色の装甲は全てI字ジョイントで接続されており、これらを取り外すことができる。
中にはグレーの素体のようなものが隠れている。さらに、この素体も実はジョイントで組み合わさったものであり、より細かく分解することができてしまう。
さながらブロック玩具のようである。『ジョイント合体』や『チェンジヒーローズ』を想起させる。
素体を構成するグレーのパーツだが、実は左右で同形状の部分がいくつかある。
ネジ穴や造形などをよくみると、腕や脚、肩の付け根の部分は左右反転した形になっておらず、完全に同形状であることがわかる。
素体の至るところにI字ジョイントの凸や凹が配置されており、その大半はこれまでの変形合体で使用しないものである。
肩は後ろに回せるようになっている。ドンロボタロウを思い出す変形だ。
また、肩にはブンブンカーと同じ側のジョイントが設けられている。
つまり、ブンブンジャーロボの全身各所やビュンビュンマッハーロボの腕にあるレールと接続することができるのである。
これがブンブンカーを受ける側のジョイントであれば、ブンブンカーとの連動合体の幅が広がっていたのだが、わざわざその逆をしているということは、何か意味がありそうである。
総括
前回のブンブンコントローラーに引き続き、今回はビュンビュンマッハーロボを見ていったが、こちらも遊び甲斐があってなかなか楽しい。ブンブントレーラー振りの大型メカということで、こうしたボリューム感のあるビークル玩具は手に取るだけでワクワクするが、個人的にはF1モチーフであることからより一層刺さった。
また、変形行程がかなりシンプルであるため、気軽に遊べるのも良いと感じた(慣れれば、コントローラーで変形音を鳴らしている10秒の間に変形させられる)。人によっては変形に物足りなさを感じる人もいるかもしれないが、個人的には変形にかかる労力が大きいと、変形前か変形後の姿のまま飾っておくだけになってしまうことも多いので、遊ぶハードルが低いというのもそれはそれで嬉しい。また、ただ手足を伸ばして立たせる変形だけでなく、ヘルメットの一発変形という面白ギミックが含まれているのも楽しいポイントだ。
ブンブンジャーのDXロボ玩具もかなりの量が出揃ってきた。例年の雰囲気だと、おそらく小型のDXブンブンカーはこれ以降あまり発売されない気がするので、今後は大型メカがメインになっていくはずだ。これからどのような展開になっていくのかも今から楽しみだ。
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