【ブンブンジャー】ブンブンカーの一斉納車でブンブンジャーロボの遊びの幅がビッグバン
発売日:2024/04/06
価格:各3080円
DXブンブンジャーロボの発売から早1ヶ月、何度も変形合体させて遊んでいたがそろそろ味変が欲しくなってくる頃。そんな中待ちに待った後続ブンブンカーが一気に4台も発売!これまで少し物足りなかった『オリジナル合体』の要素が大幅に強化されたのでガンガン遊んでいきます。
AmazonでバンダイのDX玩具を予約すると、決まって発送が発売日の翌日からになってしまう(のに発売日当日に注文すると「本日到着」になる)のですが、今回は何故か当日発送で午前に到着。商品サイズがいつものDX玩具より小さいためかもしれない。
早速開封を…
あれ、一個しか入ってない!?ガチ焦りで心臓バクバクに。
取り出してみると、2つのパッケージが上手く噛み合っていただけであったことが分かり一安心。
本商品はブンブンジャーロボポリスの合体に使うブンブンパトカー1とブンブンパトカー2のセットと、ブンブンジャーロボビルダーの合体に使うブンブンショベルとブンブンドーザーのセットになっている。早速4台一気に取り出します。
ブンブンカー
ブンブンパトカー1/ブンブンパトカー2
黒車体に赤青パトランプのブンブンパトカー1と紫カラーで角張ったデザインのブンブンパトカー2の2台。1と2という番号での単調な呼び分けが少し物足りないが、警察という公的組織らしさもあって良いかもしれない。パトカーというモチーフは素直にカッコいい。
ブンブンショベル/ブンブンドーザー
メジャーな工事車両で黄色のブンブンショベルと橙色のブンブンドーザーの2台。ブンオレンジ用なのにメインの方はおそらくイエローのショベル側というわずかな引っかかりがあるが、「工事現場と言えば」で最初に出てくるのがショベルカーで、カラーリングを逆にしても多分変な感じになりそうなので妥当かも。
ショベルのみ単体でも可動箇所があり、ショベルアームが可動する。単品で遊べるブンブンカーは今のところボンネットが開くスーパーカーくらいなので、単品満足度はショベルがぶっちぎりの優勝。
今あるブンブンカーを並べてみるとこんな感じ。ミニカーが並ぶ絵面は純粋にテンションが上がる。デザインだとパトカー1が個人的1位。
アタックモード
ブンブントレーラーのゲートモードに通してアタックモードに瞬間変形!
パトカー1はトラバサミのようなものになり、パトカー2からは銃口が展開。ショベルは砲身が飛び出し、ドーザーはバケットが持ち上がり鎚のようなものになる。
瞬間変形として特に魅力があるのが、パーツがダイナミックに変形するショベルと、展開した勢いで車輪がカチャカチャと鳴るパトカー1の2種。
初弾のブンブンカーのアタックモードは「合体前状態の物体を『モード』に見立てている無理矢理感」が少なからず存在したが、今回のアタックモードは割りと1つのモードとして成立しているように思われる。
パトカー1のアタックモードは、前輪となるパーツが左右に展開しているのでちゃんと走れないように見えるが、実は車体中央に車輪があり、しっかりと走行できるようになっている。
またパトカー1は自立するので、5話で見せたバーチャルトラップも再現できる。富豪の方は大量買いして並べてください。
ショベルの展開したパーツの先端には銃口のような意匠があり、ここからミサイルを発射することもできる(YouTubeのブンブンジャーちゃんねる参照)。変形前や合体後には砲身の要素が一切無く、ブンブンカーの中ではアタックモードが別モードとして最も独立している。
ちなみにブンブンショベルは現在最も長いブンブンカーである。
流石に負ける↓
ブンブンカーの瞬間変形はトレーラーゲートを使う必要があるが、単品で購入した場合でも細いものでスイッチを押してやれば変形させることができる。
裏技っぽい方法で、「そんなことしていいの?」となってしまうかもしれないが、これは実は説明書にも記載されている公式の遊び方である。
奥まったところにあるスイッチは「見てはいけないもの」という暗黙の了解があるものだと思っていたが、取説で普通に触れてくるのはちょっとシュールな面白さがある。
ここで、パトカー2とショベルの瞬間変形がかなり面白いことをしているので、その構造について触れておきたい。
まずパトカー2だが、これは合体の都合で分離するようになっている。そのため、ひとつのスイッチで分割された2つの銃口を開く必要がある。
まず、スイッチが押されると連動して前側の突起も飛び出すようになっており…
飛び出した突起がもう片方の銃口の変形スイッチにアクセスする。
これが押されると銃口のロックが解除され、バネの弾性エネルギーが解放される。
もう片方の銃口は、実は固定されておらずバネで開きっぱなしになっている。
しかし、銃口先端には互い違いの小さいツメがあり、ロックのある側の銃口がロックのない側の銃口を押さえられるようになっている。
これによって、ひとつのロックで2つの銃口を固定できるようになっている。また、これを実現するために「前側は左右に分かれ、後側は上下に分かれる」という奇妙な分割になっている。
次にショベルだが、これも展開するパーツが2つあり、車体が持ち上がり砲身部分が回転するようになっている。
この2つのパーツのバネを、ひとつのピンで固定している。
まず車体の固定だが、ここはシンプルに横向きのツメで固定している。
回転する砲身部分の固定は、ツメ天面の四角い形状がポイントとなる。
回転するパーツをツメの差し込み口から覗いてみると、回転の最初の方で引っ掛かりがあることが分かる。
この引っ掛かりをツメ上部で押さえているため、パーツが固定されている。
よって、スイッチが押されてツメが可動すると車体と砲身の両方の固定が外れ、バネが解放される。
ショベルもパトカー2も、かなり頭の良い設計をしていることが分かる。
ブンブンジャーロボポリス
パトカー2が分離。
銃身を回して…
グリップを展開してブンブンジャーロボに装備。
パトカー1が胴体内側のジョイントに接続。
顔を下に倒し…
警察帽を被って合体完了。
ブンブンジャーロボ、ポリス!バンバン撃ちタイヤ!
2丁拳銃のガンマンスタイル。ブンブンジャーロボの腕が前後左右に動くので、銃を構えるときにちょっとした表情付けが可能。必殺技発動後にホルスターのごとく銃を脚に収める所も再現できるのが素晴らしい。
2丁の銃のどちらにもレールジョイントが設けられているので、持たせずに腕や脚に装備させるスタイルでもOK。どこかマグナムフォームを彷彿とさせる。
ちなみに、以前の記事で首を動かせるようにしたが、よくよく考えると合体時は頭部が丸々変わるのであまり意味がなかったかもしれない。せっかくなので首可動モードでパトカー2を構えさせておく。
パトカー2のグリップはクリックで角度を変えられるので、二刀流の棍棒のような構え方も出来る。ブンブンぶん殴り。
今回何気に一番楽しみにしていたのが、パトカー1の腕装備。ブンブンジャーちゃんねるのオリジナル動画で披露されてから気に入っていたが、パトカー1の内側にはトゲの意匠があり、展開したパーツもトラバサミのようになっているため、腕用の武器としても映える。
警帽部分のトゲトゲのデザインが丸ノコのように見え、腕チェーンソーになるのが推せるポイント。
警察のビークルロボといえば、記憶に新しいのがパトカイザー。カラーリングや意匠を寄せて並べてみるとこんな感じ。
・白黒を基調とするカラーリング
・腕がピンクとグリーン
・グリーンが砲身
など、共通するエッセンスがいくつか見出だせる。頭頂にトレーラーを取り付けたのは、パトカイザーの顔がパーツの陰になって暗くなっているのに寄せるためである。
ちなみに、車は4輪であることが多いが、パトカー1は5輪でパトカー2は1輪と3輪である。工業史でも類を見ない車体構造をしている。
ブンブンジャーロボビルダー
ドーザーの車体を展開。
裏返すようにして…
車体を回転し、グリップを取り出してブンブンジャーロボに装備。
ブンボットからフェイスパーツを取り外したものをブンブンジャーロボの胴体内側のジョイントに接続。
ショベルのパーツを伸ばし…
肩に合体。
ブンブンジャーロボ、ビルダー!ゴンゴン砕きタイヤ!
遠距離特化のポリスとは打って変わってゴリゴリのパワータイプ。これこそ正真正銘のブンブンぶん殴りスタイルである。
ビルダーの合体でひときわ特徴的なのが、合体にブンボットを一部使用する点だろう。後続のナイトも同様だが、顔パーツを持ってくるタイプの合体だとブンブンジャーロボの構造上胴体がスカスカになってしまうため、空洞埋めパーツとしてブンボットが参戦する。ここは正直引っ掛かるところがある。以前紹介したシンカリオンCWのトレーラーフォームでも、シールドの装備のために3両合体用パーツ(普段は使わない)から一部パーツを借りてくる展開があった。一形態の合体のために普段は使わないパーツを傍に置いておくのは、ちょっとモヤっとする節はある。
これを解消する方法が二通りある。ひとつは、完全に余っているフェイスパーツも一緒に合体させてしまうパターンだ。
自然に合体しているように見えるかもしれないが、実は少し浮いている。フェイスパーツの裏側にはわずかに突起があり、ショベルの顔面パーツと干渉してしまっているのだ。
二つ目は、ブンボットをそもそも取り付けないパターンだ。これは顔が幽霊みたいに浮いてしまうので論外である。
画像の撮影日が土曜日なので反映されていないが、本編の次回予告を見る限り、ショベルのバケットはブンブンジャーロボの手の甲に接続されているのが正解と思われる。ショベルアームが外付けのロボットアームの役割を果たし、ブンブンジャーロボの腕力を補強しているのだろうか。
それはそうと、玩具の方ではショベルアームを自在に動かすことが出来るため、第三の腕として遊ぶことも出来る。
ショベルは腕武器として装備させても良い。合体メカのショベルカーは腕に来るのが定番である。
オリジナル合体
単品でも個性の強いブンブンカーが一気に4種類も追加されたので、オリジナル合体の幅が爆発的に広がっている。これまでのブンブンカーはどれも1通りの見立てしかできない印象があったが、今回のブンブンカーは色々な見立て方ができそうなので、オリジナル合体の甲斐がある。
まずはブンブンジャーちゃんねる配信のバクアゲカーレース#1~#3で登場する合体形態である(厳密にはレーシングが足りない)。
両足に剣を取り付けた足技スタイル。クラシックがオフロードとよく似た変形をしているので使い勝手が良い。
ショベルのミサイルとパトカー2の2連砲による遠距離スタイル。ショベルアームとキャノン砲の2通りに化けられるショベルのプレイバリューはかなり高い。
パトカー1とレーシングによる近距離スタイル。パトカー1の魅力に気付くきっかけとなった印象的な形態である。
ショベルのキャノン砲の可能性に迫りたい。ショベルのキャノンとアームをつなぐ部分がかなり自由に可動するため、様々な角度に向けることが出来る。
射撃特化のブンブンカーをすべて装備させて全身から発射するイメージ。収まりが悪かったのでドーザーもしれっと含めているが、打撃面がどことなくビームを放ちそうな見た目をしていたので採用した。
ドーザーを腕に取り付けたナックルスタイル。強化された両拳でブンブン殴りタイヤ!(危険人物)
パトカー2はワゴンと同様に車両天面にもジョイントがあるタイプなので、対称的に配置することが出来る。肩のシルエットが逆三角形になるので収まりが良い。
ちなみに、パトカー2はトレーラーの左右に取り付けてもしっくり来る見た目をしている。
今回発売の4台を装備。いつもは頭に使うブンブンカーを腕の装備として合体させるのもアリ。
メンバーが使う主要なブンブンカーをバランス良く配置。右側にブラック、左側にオレンジのメカが来るようにしている。あえて変形前の状態で合体させてみるのも味わい深い。
最後はこれまでのブンブンカーを総動員させてメガ盛り合体。収まりの良さを優先し、手持ちは無しにしている。また小型ブンブントレーラーは、大型ブンブントレーラーが既にコアロボとして存在していることを考慮して除いた。
ここまで来るとさすがの迫力である。共通ジョイントが全身にあるタイプのロボはてんこ盛り合体に勤しみたくなるのが玩具オタクの性だ。
先ほどの縛りをすべて取っ払うと、それはもうとんでもないことになる。これでもまだ埋まっていないジョイントが存在する事実が恐ろしい。
おわり
ブンブンジャーロボの遊びには、瞬間変形やブンドリオモードなど様々な遊び方があるが、そのうちのひとつであるオリジナル合体は今回のブンブンカーの発売でようやく本領を発揮してきた印象がある。
今月はこれ以降もガシャポンブンブンカーやキャンペーンのゴーストオフロード、DXブンブンレーシングや各種付録など様々なブンブンカーが発売される。どこまで集めるかは金銭的余裕も含めて考えていくが、この一年はかなりお金がかかる予感がしている。
最後に、好きなブンブンカー発表ブンブンが好きなブンブンカーを発表します。
車両の外観や変形後の見た目を総合的に考慮すると、今回発売の中ではブンブンパトカー1が優勝。パトカーというモチーフと腕装備状態での見た目が特に良かった。
また、単品で購入するならブンブンショベルがおすすめである。変形前でもショベルが可動して遊べることと、ショベルアームとキャノン砲によって合体バリエーションが広いことから、コスパ良く楽しめる。
毎回、バンダイの特撮シリーズの初めの時期は玩具の種類が少ない上に、大量に玩具が発売されることが多いので、遊びの幅は急激に拡大していく。遊びが爆発的に広がる様は、まさにビッグバンである。
ちなみに、宇宙はビッグバンから始まり今も膨張し続けていると言われているが、その宇宙の膨張速度は光速を超えると言われている。観測技術がいくら発達しても宇宙の外側は永遠に見られないかもしれない。
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