甦ったライトニングエルドラゴ(を観賞するだけ)【ベイブレードX】
発売日:2024/09/14
価格:1600円
パッケージの雰囲気がめちゃくちゃ懐かしい…!
今回の記事はベイブレードXの『ライトニングエルドラゴ1-60F』。過去シリーズの機体を現行規格で復刻するクロスオーバープロジェクトの『メタルファイトベイブレード』シリーズ第1弾。初めてベイブレードを知ったのがメタルファイトの時だったので、今回の商品は中々に来るものがある(と言ってもライトニングエルドラゴの時期ではなかったが)。
元のエルドラゴにはモードチェンジギミックが搭載されていたが、ベイXではブレード部分が分かれる仕様がまだ実装されていないため、本機もモードチェンジすることはできない。その代わり、2つのモードをランダムで封入するという仕様で再現している。
今回はアッパー型が当たった。こちらの方がよりアタックタイプらしさがあって好みだ。
セット内容はブレード、ラチェット、ビットのベイブレード一式と、説明書にステッカー。
ベイXのパーツ構成が「金属とクリアパーツで出来たブレード部分」、「高さを決める中間パーツ」、「動きを決める軸先」と、メタルファイトに通ずる要素が多く相性が良い。ラチェットとトラックがどちらも数字によるネーミング、ビットとボトムがどちらもイニシャルのアルファベットを取っていたりと、名前でも共通点が多い。
シールを貼る前に組み立ててみるとこんな感じ。
ベイXとメタルファイトで「金属部分が外周に飛び出している」点が共通しているため金属部分に塗装をのせる必要がなく、金属本来の質感がそのまま露出しているのも再現度の向上に一役買っている。
裏面をよく見てみると金属部分にはかなり偏りがある。
復刻機が現行を差し置いて猛威を振るうのもそれはそれで…という感じなので、そのための調整だろうか。
元のエルドラゴのボトムはHF(ホールフラット)で、軸先に穴が空いているため接地面の抵抗が少なく持久力が高いという触れ込みだったが、今回の復刻版はF(フラット)ビット。
Fビットの軸先も少しくぼんだ形状をしているので見た目での説得力はある。ラチェットの1-60は正直謎。元の100トラックがかなり低いものだったので、現状最も低い60系のラチェットであるのは納得だが、1枚刃要素は何由来だろうか。一説には1-60の字面が100と似ているということは言われている。あとはブレードの偏重心をラチェットの偏重心で打ち消すためかもしれない。
早速シールを貼って完成させる。メタルファイトと言えば、フェイス部分にシールを貼るときのドキドキ感がたまらない。
完成!
フェイス部分にマークがあるとメタルファイトらしさを感じられる。平べったい印象のある原典に比べて、ベイXらしい逆三角の立体的なシルエットになっている。
メタルファイトの魅力であるメタルウィールの重厚感とクリアウィールの透明感のコントラストは今回も健在。
光にかざすと金属部分は光を反射し、クリアパーツは光を散乱して輝く。
直径はメタルファイトのヘルウィールや4Dシリーズなどと同じくらいの大きさであり、元のライトニングエルドラゴよりはやや一回り大きい。
しかし、当時から成長したブレーダーの手にとっては『あの頃と同じスケール』と捉えることもできる。
当然ベイブレードは回して遊ぶものだが、手に持ったときに感じる「コンパクトなボディに詰まった質量」を実感するだけでも楽しい。
現在公表されているメタルファイト復刻機はセット限定のストームペガシスのみ。個人的にはベイブレードバーストで叶わなかったバサルトホロギウムや4Dシリーズなどの機体も見たいが、先は長いかもしれない。
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