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DXチャンピオンキャリアーで連動遊びのチャンピオンへ【ブンブンジャー】


発売日:2024/10/12
価格:8250円

『PON PON コツ ロード、いざ進め!
 そしていつかはチャンピオンだ!』

 の、「いつか」が来ました。

 (おそらく)最終メカの『DXチャンピオンキャリアー』
 コレ1台で変身なりきりも合体も楽しめるバクアゲプレイバリュー!早速見ていきます。

 セット内容はチャンピオンキャリアー一式とブンブン水素カー。チャンピオンキャリアーは先頭車両のチャンピオンキャリアーヘッド兼チャンピオンチェンジャーと、荷台のブンブンキャリアー1~4で構成される。

 ブンブン水素カーについては、同日発売された『パトカー1&サファリ ホワイトver.』の紹介のときにまとめてやります。



チャンピオンチェンジャー

 先頭車両を取り外して向きを変えると、チャンピオンブンブンジャーへの変身に使用する『チャンピオンチェンジャー』になる。

 ブンブンジャーのマークが金色でプリントされ、チャンピオンジャケットの背面と同じデザインのシールが貼られている。

チャンピオンチェンジ!フルスロットル!

 今回、リセットスイッチがやたら押しやすい。普通は細いもので押さないといけない位置にあることが多いが、電池蓋のスライドの都合でスペースが広くとられている。

 ブンブンチェンジャーやブンブンブースターと同じように、背面のボタンを3回押して変身待機音を発動させる。
 ボタンを押したときの効果音が
「1回目:オフロードやワゴンのクラクション(ブンブンジャーロボの組み合わせ)」
「2回目:パトカー1やパトカー2のサイレン(ロボポリスの組み合わせ)」
「3回目:ショベルやドーザーの駆動音(ロボビルダーの組み合わせ)」
と、メンバー5人に対応したものになっているのが細かい。
 
 待機音が発動したらブンブンチェンジャーにセットし、チャンピオンチェンジャーを倒して変身する。このときの動作がさながらシフトレバーを倒すようなアクションになっており、車戦隊とマッチしていてとても楽しい。

 2種のチェンジャーが合体した状態。ブレスに装着することもできず持て余してしまうためか、劇中ではレバー操作後すぐに消滅し、ジャケットに変化していた。

 こうして見ると、チャンピオンチェンジャーの水色や白色はブンブンチェンジャーのカラーリングに合わせたものだと分かる。

 チャンピオンチェンジャーを装填した状態のブンブンチェンジャー(ブースター)は、ペダルを3回押すことで強化された必殺技が発動する。

 通常の必殺技に『スーパー!』が上乗せされる形になる。

 ちなみに、チャンピオンチェンジャーは単体でも音声を鳴らせる。プログラム的には『ブーン!』の台詞と変身音を順繰りしている感じになっている。


チャンピオンキャリアー

 チャンピオンチェンジャーと4台の荷車を連結させると、とにかく長い『チャンピオンキャリアー』が完成する。

 長さだけで言えば、ブンブンジャーのメカの中では最長である。


 先頭の『チャンピオンキャリアーヘッド』はボディが白く塗装され、ブンレッドの顔と同じ赤色のタイヤが付いている。少しブンブントレーラーのエッセンスも感じる。


 続く『ブンブンキャリアー1&2』には他4人と同じ色のメーターの塗装があり、それぞれの顔と同じ形のタイヤが付いている。

 先頭車両と合わせて5人分のタイヤが連なっているのが、「ブンブンジャーの集大成」のマシンを演出しており、最高にアツい。

 後部の『ブンブンキャリアー3&4』はこれまでと比べるとシンプルな見た目になっているが、片側だけでもタイヤが5つも連なっているホイールお化けである。

 5両全てをカウントすると、チャンピオンキャリアーはなんと30輪車である。ただ、ほとんどがダミータイヤであるため、実際に回転するのは8輪である(それでも多い)。


 『キャリアー』と名の付く通り、DXチャンピオンキャリアーの一番の魅力は「ブンブンカーの積載」である。荷台にブンブンカーと合体するレールジョイントがあり、しっかりと固定して載せることができる。


 載せる箇所が4箇所あるため、統一したジャンルで運んでも良いし…


 レジェンド戦隊を並べても良いし…


 ガチャのダブりを使って同一車両で統一しても良い。


 さらに、チャンピオンキャリアーはとてつもなく長いため、通常サイズのブンブンカーだけでなく大型のブンブンカーも載せることができる。

 特にブンブントレーラーは底面前方にジョイントがあるためしっかり固定される。

 レオレスキューもタイヤがキャリアー車体を上手く捉えて位置決めできる。ビュンビュンマッハーは怪しい。


 さらにチャンピオンキャリアーには別のモードがある。モードと呼べるかは微妙だが、キャリアー3&4をキャリアー1&2の上に載せてコンパクトにまとめることができる。

 これによって、他の大型ブンブンカーと並べられる。

 ビュンビュンマッハーを除く3台はどれも直方体のシルエットをしているが、縦横の比率が三者三様で面白い。個人的にはレオレスキューの比率が一番好きだ。

ブンブンジャーロボチャンピオン

 チャンピオンキャリアーとブンブンジャーロボを構成する3台の計4台が合体し、最強合体『ブンブンジャーロボチャンピオン』になる。


優勝バクアゲ合体!!


完成!ブンブンジャーロボチャンピオン

 チャンピオンキャリアーヘッドをブンブントレーラーに合体させると合体待機音が鳴り始める。最後に前垂れを押し込むことで合体完了セリフが流れる。合体シークエンスの中で音声が発動するのは臨場感があって楽しい。
 また、ブンブンジャーロボの内側のジョイント(ゲートモード遊び用)を初めて合体で利用するのも大きな驚きがあった。先頭車両の独特な形状も、胴体の内側に巧妙に収まるようにできている。天才の設計を感じた。


 変化した各所を詳しく見ていく。たくさんのタイヤがついたキャリアー3&4が下駄になっている。

 ロボが足に付いたタイヤでローラースケートのように滑走するのが好きなので、これはかなり刺さる。


 両肩にはブンブンジャーのロボに共通するメーターのデザインが入った肩垂れが装備されている。

 メーターが4人のメンバーの色になっているのがアツい。ブルーとピンクのメーターが腕のオフロードとワゴンに繋がっているのもまとまりの良さを感じられる。

 頭部には元からあるブンレッドのホイールデザインに加え、他4人のデザインのホイールが連なっており、戦隊メンバーが横並びに立っているかのようにも見える。


 これまでの合体形態は全て頭部を丸々換装していたが、今回は元の顔にパーツを被せて強化する「戦隊ロボ」らしい方法になっており、ブンブンジャーロボの正統進化らしさがある。

 さらに、今回初めてブンブンジャーロボにも唇の造形が入っており、ブンブンジャーのフェイスデザインに近付いた印象がある。

 腰には前垂れが追加されている。ブンブンジャーロボでここに追加の装備が付くのは初めてだ。前垂れには赤色のメーターがプリントされており、これで5人分のメンバーカラーが揃ったことになる。

 写真を撮って気付いたが、ブンブンジャーロボ胸部の赤塗装が前垂れのメーターとシームレスに繋がるようになっており気持ちいい。

 また、この前垂れは音声ギミックの発動スイッチにもなっており、押し込むことで4種の音声が流れる。

 ブンブンジャーロボチャンピオンの腕自体は元から変化していないため、ブンブンジャーロボと同じように腕武装を入れ換えて臨機応変に戦うことができる。音声は初期の3つの派生形態になぞらえたものになっている。ロボモンスター…

 デフォルトではトレーラーにオフロードとワゴンを加えた形での合体となるが、パトカー1とショベルを付け足して5人の合体っぽくするのも良い。


オリジナル合体

 ブンブンジャーの強化形態の特徴と言えば「合体後でも拡張性が残されている」というものがあるが、最終形態のブンブンジャーロボチャンピオンでもそれは健在である。

 
 ここで気になるのは、やはり他の大型メカとの合体。

 「下駄同士を合体させられるのか…?」という懸念があるところだが、レオレスキューの下駄の接地面は結構細く、造形などもお互い干渉を避けるように作られており、しっかり成立するようになっている。

 位置関係的に「ブンブンジャーロボ119にチャンピオンを上乗せする」という形にはなるが、しっかり重ね掛けできるようになっている。
 
 これは公式が『やれ』と言っているようなもの…。

 

 というわけで…

完成!ブンブンジャーロボ119チャンピオン

 デカイ!本来は1つずつ使う強化合体用のメカを両方使っているため、武装のボリュームも2倍である。胸部から肩にかけて「ブンブンジャーロボのメーター→119のメーター→チャンピオンのメーター」がきれいに繋がっており美しい。

 
 ちなみに、キャリアー下駄の裏にはレールジョイントが付いているため、119とチャンピオンを逆にしても普通に成り立つ。

 
 組み換えて…
ブンブンジャーロボチャンピオン119

 この対応力の広さこそがブンブンジャー玩具の魅力と言っても過言ではない。
 
 
 もしかしたら気にしている人も居るかもしれないが…まだ居ますよね?

 他の大型メカが。

 触った人なら分かると思うが、ビュンビュンマッハーロボは主なるブンブンジャー玩具の流れとは少し外れた雰囲気がある。
 ブンブンカーのレールジョイントはそこまで多くなく、逆にブンブンジャーロボも戦隊ロボ共通のH字ジョイントを表に持っていないため、かなり掛け合わせづらい。
 一方で、全く掛け合わせられないという訳でもないので、多少強引だが更に上乗せできる。

 まずは公式連動のマッハーウイング!


 奇跡的に干渉せず取り付けられるバクアゲチャージャー!(ここの接続についてはブンブン水素カーのときに詳しく触れる予定です)

 
 用途不明なビュンビュンマッハーロボの肩のレールジョイント!

 
 余った肩パーツも良い感じに処理!

 
 どうにもならないビュンディー本体を適当なジョイントに合体!

 
 大型ブンブンカー総動員の…
ウイングブンブンジャーロボ119チャンピオン!!

 
 左肩のパーツの連なりが凄すぎて119の肩アーマーが限界を迎えようとしている…!

 
 これでもレールジョイントはまだ余っているので、ブンブンカーをさらに上乗せできる。

  今年は全合体がないことを残念がる声も多いが、これは実質全合体のボリュームと言っても過言ではない。今年の全合体は自分の手で作り出す回である。

総括

 今回はブンブンジャーの(暫定)最終メカのチャンピオンキャリアーを見ていった。ミニカー玩具では人気ギミックの積載遊びを実現してくれるキャリアカーモチーフで、ブンブンカーを積んでコロ走行させるだけでもかなり迫力があり楽しい。

 さらにロボ玩具としての遊びだけでなく、先頭車両を切り離すことでなりきり遊びにも応用できる幅の広さがある。「変身と合体の両方に利用できる最終メカ」という点では、直近でオミコシフェニックスが該当するが、このスタイルは変身玩具もロボ玩具も追っている自分にとっては一粒で二度美味しい的なお得さがあって嬉しい。
 ブンブンジャー玩具は初めから一貫して「なりきり玩具とロボ玩具の連動」もアピールポイントとして設定しており、最終メカでもこの流れを汲んだ形になる。
 
 本命ギミックである最終合体のブンブンジャーロボチャンピオンは、デザインの節々にブンブンジャーの集大成を思わせる要素が盛り込まれており、最終形態として相応しいビジュアルになっている。
 見た目以外の特徴として、ブンブンジャーロボチャンピオンは最終合体には珍しく「拡張性が高い」というブンブンジャーロボ本体の性質を失うことなく受け継いでいる。

 ブンブンジャーのロボ玩具は総じて、ブンブンジャーロボが核になっている印象があった。他のDXブンブンカーやビュンビュンマッハーロボやブンブンレオレスキューも、ブンブンジャーロボさえあれば100%の仕様を引き出せるようになっている。
 今回のチャンピオンキャリアーは、最低限ブンブンチェンジャーとブンブンジャーロボがあれば遊び尽くせるようになっている。これらは爆上スタートセットがあれば全て揃うので、こちらを一緒に買うだけでもかなり遊べるはず。

 スタートセット付属の3台とキャリアー同梱の水素カーで、キャリアーの積載遊びをするための小型ブンブンカーが一気に4台分揃うことも重要だ(ブンブンスーパーカーは初回生産限定なので、今から入手するのは難しいかもしれない)。

 ちなみに、今回の記事だけでは本商品の全てを紹介しきれていません。次回は、本商品付属の『DXブンブン水素カー』と、同日発売された『DXブンブンパトカー1 ジャスティスホワイトver.』『DXブンブンサファリ ワイルドホワイトver.』をまとめて紹介する予定です。


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