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仮面ライダーアクションフィギュアってやつがヤバいらしい【仮面ライダーガヴ】


発売日:2024/08/31
価格:4400円

情報解禁に乗せられて

 9/20(金)にヴァレン関連の玩具の情報が解禁。DXヴァレンバスターの変形ギミックやヴァレンのデザインに完全に撃ち抜かれてしまった。諸々の感想は発売後の記事で語るとして、驚いたことの1つが『仮面ライダーアクションフィギュア ヴァレン』の付属品。

 ヴァレン本体の塗装・プリントや付属武器の変形ギミックもすさまじいが、何より驚いたのが『ゴチゾウ持ち手首』『ゴチスピーダー持ち手首』。この手の補完をしてくるのはボイトイフィギュアでは珍しい気もする(少し前のRKFを思い出す)。
 予算の都合でガヴの仮面ライダーアクションフィギュアは来月に回す予定だったが、来月も色々あってギリギリそうなのでバランスをとって今月購入することに。
 ヴァレンと横に並べられたり、付属品が連動するということでガヴも衝動買い。

 足首だけ拘束している梱包の段ボールがRKFを思い出させる。安価で済むフィギュア梱包の最適解ということだろうか。

 
 セット内容はガヴ本体と武器と手首3つ。

 
 腰回りにフィルムが挟まっているのはアーツでよく見るが、ボイトイフィギュアでは少し珍しい気もする。

 
 早速取り出して各所の可動箇所を確認していると…。

問題発生

 左足首の切り欠きが逆!!?

 本来は上の画像の右足のように足首を内側に傾けるためのものだが、ここが逆向きに組み立てられているので少し可動に難が生じる。

「オレの足が…。」

 
 この事例はSNSなどでもよく見かけていたので解決法自体は頭に入っている。足は軟質パーツでできているので、熱湯に浸けるなどしてPVCを柔らかくし、ジョイントパーツを引き抜いてやることができる。

 足首は長方形断面のジョイントで接続されている。ジョイント凸部と足の凹部それぞれに出っ張りがついており、この形を噛み合わせることで正位置に戻る。

 組み立て直して本来のガヴに。改めてガヴを動かしながら本商品の仕様を見ていく。

気を取り直して

仮面ライダーガヴ ポッピングミフォーム
 今年のボイトイフィギュアは純粋なアクションフィギュアとして展開。

 造形面では腕や脚、胴体にほどよい肉付きが感じられ、ボリューム感がある。グミモチーフのアーマー部分は、透明感の再現こそされていないものの、色の境目はほぼ全てグラデーションになっており、デザインの再現度が高い。

 第1話初変身後の屈みイメージ。胸部アーマーとベルトガヴが干渉し、そこまで前屈みにはできない。

 各部の関節の渋味は、ロール軸が気持ち緩めで曲げ可動がちょうど良い渋みといった感じ。アーツ特有のギチギチした感触もなく、気兼ねなく動かせる。ここは低年齢対象のボイトイの良さが光る。

 手首を交換することでパンチポーズも再現可能。基本的に手の形は握り拳と開き手の2パターン。

 肩の引き出しや腕アーマーの独立ロール可動を活かして、しっかりと体を入れたパンチができる。

 肩の引き出しについては下図の通り。肩の根元部分が前方向に展開するため、腕をより前に出すことができる。

 肩の根元部分には小さなツメがあり、定位置までしまうとカチッと固定される。

 
 肩アーマーは画像のようなジョイントで胴体側に接続されている。一応外すことはできるが、かなり無理をしないといけないので推奨はできない(改めて付け直すと肩アーマーの可動が少し緩くなった)。


 肩アーマーを取り外せば、劇中のようなダメージ状態も再現できる。

/ポッピングミ~ ジューシー!\


「そうだな…バケモノだ。オレも、お前もな!」

 武器のガヴガブレイドも付属。腹から射出する。

 
 武器持ち用の手首(右手のみ)に差し替えることでガヴガブレイドを装備できる。ガヴガブレイドは大剣寄りのデザインをしており、そこそこ重い。

 先述の肩の引き出しを活かすことで両手持ちも可能。左手用の武器持ち手首はないので添えるような形になる。両手持ちができるのはアクションフィギュアにおいてかなり強い。

 
 収録が確定したゴチスピーダーを使った必殺(?)技の動作も再現可能。

/Push me~\
/ポッピングミ~GO!\


「どうする?2度と闇菓子に関わらないか、この場でオレに倒されるか!」
/チャージ ミー チャージ ミー\
/ポッピングミ フィニッシュ!!\

 足裏にもしっかり造形がある。ガヴのキック前特有の脚を広げて腰を落とした体勢は、股関節で太ももが干渉するため、そこまで後ろに脚を引けず少し難しい。

 1話ではキッキングミキックでトドメを刺していたが、現状パンチングミやキッキングミなどのパーツの収録予定はない。この辺りの補完も期待したいところ。

総括

 今回は1話の初戦闘の流れを追いながら、可動やギミックなどを見ていった。

 優秀な可動範囲やデザインの再現度など、アクションフィギュアとして求められる需要を満たしつつも、関節の動かしやすさや頑丈さに由来する安心感など、ボイトイフィギュアならではの魅力も担保されている。

 ここからは個人の願望の話になるが、個人的には『並列フォームチェンジにも換装できるガヴのギミックフィギュア』も見てみたいという思いがある。ギミック無しのアクションフィギュアと、換装ギミック入りのフィギュア(少し再現度は落ちる)が両立する状態は、過去にRKFのゼロワンやセイバーで前例があるので、可能性はなくもないと思っている。

 来月のヴァレンも中々クオリティが高そうで今から楽しみだ。

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