全てが デカい 500こだまジンキフォームのレビュー【シンカリオンCW】
発売日:2024/09/28
価格:6930円(セット)
4950円(シンカリオン)
2200円(ビークル)
新幹線や電車(汽車)を連想するときどの車両を最初に思い浮かべるのかは、生まれ育った地域や環境によって変わると思いますが、自分はシンカリオン玩具の情報解禁でこだまを見たときに「あ、なんか見たことあるやつだ…」と感じました。パッケージ裏面にも説明があるように500系こだまは山陽新幹線を走る車両のようで、山陽地方出身だった自分はその既視感に納得しました(ここまでの書き振りで分かるように、当方は完全に鉄道エアプです)。
さらにジンキフォームの武装もかなり好みで購入は即決。これについては後で語りたい。
セット内容はこんな感じ。シンカリオン側はいつも通りの構成なので省略。
ちなみに定価で7000円近くするシンカリオンCWシリーズですが、Amazonで発売日に注文した段階で5000円前半あたりでした。一般販売の玩具は「高いな…」と感じる定価でも、実売ではそれより安く買えることが多いので、そこまで心配する必要もない。
500こだま ジンキフォーム
新幹線 500系こだま
どこか懐かしさを感じるこのデザイン…。
まずは新幹線500系こだまから。余剰になる合体用パーツは後部に取り付けることもできる。
こだまのデザインと言うと、運転席ウインドウの丸っこい形状が特徴的。膨らんだ部分が愛らしい。
車体は少しグレー寄りで、薄い青色が天面に使われている。柔らかい色使いになっている。
先端付近には『JR500 WEST JAPAN』のプリントがある。西日本出身なのでJR西日本には馴染み深い。
ここからシンカリオンモードに変形。新幹線モードから台車パーツと合体用パーツを分離する。
本体部分をさらに分離。
先端パーツのハッチを開き、胴体を起こす。
ウインドウ部分は内側に折り畳んで処理するタイプ。シンカリオンは基本的に全て変形が共通だが、ハッチ部分の処理はそれぞれ個性が見られる。
今回は珍しく、ツノを起こすなどの頭部の変形がない。
最後に各パーツを合体させて完成。
シンカリオン 500こだま
フレーム部分には淡い青色の成型色が使われており中々おしゃれ。新幹線と同様に落ち着いた色合いで、変形ロボ玩具としては少し新鮮。
フェイス部分のアップ。やわらかい顔つきをしている。
可動範囲はいつも同様、細かいクリック関節でよく動く。
適度なサイズ感でいじりやすい。実際にクリックが入っているのは主に脚周りだけだが、カチカチと甲高く鳴るクリック音が心地良い。
エルダビークル エルダ式ジンキ
エルダビークルのエルダ式ジンキ。最近JR西日本で投入された『零式人機』がモチーフ(厳密には、今回導入された車両全体を指す名称は『多機能鉄道重機』。詳しくはリンク先参照)。
懐かしさを感じさせるこだまに対し、正真正銘最新鋭のビークルとのコラボレーション。四輪という移動のしやすさと、作業しやすい人型上半身がくっついた独特なデザイン。
車体部分はエルダトップリフターと同じものだが、少し形状が変わっていたり大部分が新規パーツで構成されていたりと、流用感はあまりない。
ロボット部分のアップ。グレーの本体にオレンジ色のラインが走っているデザインは、元の『零式人機ver.2.0』でも同様。
ロボットアームの両腕があり、真ん中にはロボットらしさのある顔が小さく配置されている。
両腕は一回転が可能。ちょっとしたポージングにも役立つ。
人型重機部分は、正規の取り付け位置より下側にあるピンを使って取り付けることで、ブームを伸ばしたような状態にすることもできる。
高所作業もこれで完璧。
メンテナンス作業風。他のものと組み合わせて並べると、写真にもストーリーや奥行きが生まれて楽しい。
ここからはお待ちかね、メインギミックのビークル合体。普段は余剰になる合体用パーツだが、今回はこちらもフル活用する。
エルダ式ジンキと合体用パーツは全て分解。シンカリオンは脚のみ取り外す。
ビークル車体のつま先と後部車輪を変形させて、シンカリオンの脚に合体。
人機部分を変形させて腕に合体。
残りのパーツは全て武器を構成する。
ジョイントを接続して武器を持たせる。
ビークル合体 500こだまジンキフォーム
シンカリオン本体の強化は脚の交換や片腕の武装と最低限にとどまっており、何より目立つのは…
武器が!!
デカい!!!
ジンキフォームの目玉は、ビークル合体で増えたパーツのほとんどを集約して完成する…
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ダイナミック ギガ スパナ
ビークル合体したシンカリオンの体躯を優に超える大型武器である。
今回のジンキフォームを即決したのも、この手の「不釣り合いなほどにデカい巨大武装」にロマンを感じてしまうためである。
一例として、玩具の話とは全く関係ないがスプラトゥーンで愛用している武器のダイナモローラーも同様の理由で気に入っている。
武器を所持していないときの主な武装になるジンキハンドも、アシンメトリーなロボットハンドという大変ロマンを感じるものになっている。
ダイナミックギガスパナは背中のジョイントを使ってマウントしておくこともできる。斜めに傾けるのが個人的なお気に入り。
ジンキハンドの三本指は全て可動するので表情付けにも役に立つ。
可動面については、つま先が曲がったり回ったりするので様々な体勢で接地できる。
再びダイナミックギガスパナを取り出してポージング。
武器の下側はシンカリオンSRG(この後やります)の足とほぼ変わらないので、武器を傾けてもそれに追従して接地させることができる。
武器の所持をジンキハンドのジョイントに頼っている都合上ポージングの幅はかなり限られてしまうが、ジンキハンドの三つ指を武器の隙間や凹凸に引っ掛けることで、半ば無理やりにポージングの幅を広げることが出来る。
これによって、ダイナミックギガスパナを片手で振り回したり…
両手持ちで突き刺すようなポーズをとったりすることもできる。
武器が大きいと、その分ポーズをつけたときの動きや迫力も大きくなる。ジンキハンドとダイナミックギガスパナ、素晴らしすぎる。
最後はシンカリオンCWの目玉ギミックでもある3両合体。シンカリオン1体がそれぞれそこそこの値段をしているため中々集まらなかったが、今回の500こだまで3台目となるためようやく拝むことができる。
これまで部分的に使用してきた合体用パーツもここでようやく日の目を浴びる。
真ん中を担当するシンカリオンの手足や腰などを分解する。
半分に割った腰パーツの間に合体用パーツを挟み込み、胴体に接続する。
残りのパーツは背面にくっつけておく。一部パーツは説明書通りの組み方だと外れやすかったのでオリジナルの解釈を加えている。
脚パーツは他の部分で使用する。
左右を担当するシンカリオンは腕と腰で分割する。
元の腕パーツを合体し、隠れていたジョイントを取り出すことで1つの大きな腕にする。
合体用パーツから拳パーツを分離し、真ん中担当の脚などと組み合わせることで両腕が完成する。
残りのパーツを合体させて脚を作る。
合体用パーツのつま先を展開し、元のシンカリオンの両肩のパーツをかかとに合体させる。
パーツを組み合わせると脚が完成する。
最後に各パーツを全て合体させて、シンカリオンSRG完成!
シンカリオンSRG
デカい……?
比較対象がいないとイマイチ大きさが伝わらないので、横にブンブンジャーロボを置いてみよう。
いや、ちゃんとデカい!!!
戦隊ロボは変形合体ロボ玩具の中でもかなり大きい方だが、そこに並ぶくらいのボリューム感があるのは恐ろしい。
デカいだけでなく、各所にしっかりと関節が設けられているので可動もすごい。腕を横に上げにくい所だけが難点。
バランスをとれば、片足を上げたキックポーズも可能。
このままでは通常のシンカリオン同様に武器がないが、エルダビークルのパーツの一部を組み合わせてSRG用の武器を作ることができる。
エルダ式ジンキのSRG武器は、ジンキハンドの2本指にスパナの先端を被せて巨大化させた爪(?)。
エルダトレーラーのエフェクトパーツを繋げて作る大剣がナチュラルに似合う。やはり剣が一番。
エルダドリルやエルダフェリーの武器も一応。
総括
今回のこだまジンキフォームは、非対称なシルエットのジンキハンドやデカすぎる武器のダイナミックギガスパナなど、ロマンのある武装を持っている。
また、初めて合体用パーツを全て使うビークル合体でもあり、合体前後の収まりが良い。
同時に触れたシンカリオンSRGも、シンカリオン3体分のボリュームが集まっているだけあって迫力があった。
ちなみに、エルダ式ジンキをフレームが濃い青色であるE7かがやきと組み合わせると、かなり統一感が生まれる。
シンカリオン1体にエルダビークルを買い足すだけでも中々楽しめるので、比較的安価なビークル単品買いも有り。
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