見出し画像

DXレオンバスター50とDXティラノハンマー50で、テガソードは生まれ変わる【ゴジュウジャー】

前回はテガソードを単品で見ていきましたが…

 
 今回は遊びをさらに拡張するため、2/15にテガソードと同日発売されたゴジュウレオン&ゴジュウティラノ関連の玩具で遊んでいきます!

発売日:2025/02/15
価格:各3850円

 パッケージ横はテガソードと同様に武器とロボの両要素が向き合う形になっている。



DXセンタイリングセット

ゴジュウレオン&ゴジュウティラノ

発売日:2025/02/15
価格:990円

 今年はメンバーごとに変身アイテムが別れているタイプ。昨年のブンブンチェンジャーのような共通の変身アイテム方式に比べると全員分揃えるコストがかかってしまうが、音声が差別化されたりする旨味もある。

 セット内容はライオンのブルー戦士とティラノサウルスのイエロー戦士の2人分。

ゴジュウレオン&ゴジュウティラノ

 ゴジュウウルフのリングと同じく、クリアパーツの上に金や黒の塗装を乗せている仕様。

 変身用のリングはゴジュウジャーのマスクデザインを模しているため、顔の造形をじっくりと観察できる。

 ライオンのたてがみやティラノの丸みを帯びた鼻先など、モチーフとなる生物の特徴が分かりやすく組み込まれている。レオンはウルフと同様に毛並みの質感が細かく造形されている。

 早速テガソードに装填して、ゴジュウレオンとゴジュウティラノにエンゲージ&必殺技

 初めに所持していたリングのうち3/4が赤発光だったため、発光のバリエーションが増えて新鮮味がある。ティラノはウルフとレオンに比べて額部分のクリアパーツの露出面積が広く、赤色や青色に比べて黄色が明るい色であることも手伝って、発光時の迫力が段違いに強い。

 変身用リングの音声はメンバーごとに少しずつ異なっている。

 メンバー名に対応する読み上げ台詞はもちろん、待機音中の合いの手の楽器や変身後の鳴き声の種類も差別化されている。
 特に、待機音の合いの手の違いは聴いていて楽しい。固有名詞の読み上げの違いは当然あってほしいとして、さらに踏み込んだ所でバリエーションが楽しめるようになっている。クラップをするとせっかくの音声違いを打ち消してしまうのが玉に瑕。

 おまけで変身音を重ねたバージョンも。

 ティラノの合いの手の太鼓のような音が低音であるため、他に負けている印象はある。
 残り2人の変身用リングは3/29に単品発売が予定されている(トイザらス限定のゴジュウジャーナンバーワンセットで先行入手可能)。5人の合いの手と変身音が揃うのが待ち遠しい。



DXレオンバスター50

 セット内容。大きいリングパーツも付属。


センタイリング:テガソードブルー

 青いクリアパーツに金塗装。たてがみがあるためかなり大きい。

 横から見ると、変形の都合でたてがみはやや前側に飛び出している。ロボ形態時にはライオンの上顎とたてがみが持ち上がり、テガソードの頭部パーツに変形する。

 テガソードに読み込ませることで、専用武器『レオンバスター50』を召喚!

 攻撃音は共通の斬撃音だが、必殺技音ではレオンバスターを用いた必殺技の音声が鳴る。後述のレオンバスターが音声ギミックを内蔵していない代わりに、テガソードのスピーカーを用いて擬似的に必殺技音声を鳴らしている。

レオンバスター50

 テガソードブルーリングを使うと出現するのが、この『レオンバスター50(ゴー)』!ライオンの首辺りがガトリングの銃口になっている。

 銃型武器ではあるが、四足歩行の獣のようにも見立てられる絶妙なデザインになっている。
 たてがみや前腕部分はクリアパーツになっており、特にたてがみ部分はスコープとしても使える機能性を兼ね備えている。


 レオンバスターの目玉ギミックは、トリガーを引くことで発動するガトリングの大回転

 トリガーを連打し続けている限り勢いよくギュンギュン回ってくれるのが、視覚的にも触覚的にもめちゃくちゃ楽しい。武器玩具に電飾ギミックが入っていないことに抵抗を感じる人もいるかもしれないが、このように原始的で遊び心地の良いギミックはかなり好きだ。

テガソードブルー

 いよいよ合体!

 テガソードにレオンバスターのパーツを合体させて完成。余った右腕を背面にくっつけることで余剰ゼロを実現しているのが素敵。

完成!テガソードブルー

 右腕を丸ごと巨大ガトリングアームに換装し、ライオンのたてがみが頭上を覆うド派手なデザイン。
 先述したように、元々の右腕もしっかりとテガソード本体に残っている。

 背面の左ウイングのジョイントに接続する。元々は右半身のパーツであるため反対側に移動する形になるが、換装する右腕が大きいので、ボリューム感のバランスはむしろ整うかもしれない。
 可動箇所は両腕の肩。ライオンの顔とガトリングの銃口を前に突き出せる。


 左腕は前後ワンクリックのみ。

 前に2クリック以上動かすと、肩アーマーと干渉しジョイントが外れる。
 ちゃんとしたクリックがあるわけではないが、右腕はロールさせて角度を変えることも可能。

 回転がロックされる角度は2箇所のみだが、他の角度でも止められる。腕を下ろしているときは、画像のような角度の方が見映えがいい。

 センタイリングに共通する要素として、リングパーツ部分を取り外せば好きな角度で頭部を"置く"こともできる。

 しっかりとこちらを見据えながら銃口を構える構図も写真に収められる。

 ロボ歩行音以外の音声は武器モードと共通しているため斬撃音が鳴ってしまうが、ロボ形態でも必殺技を発動できる。

 合体状態でもレオンバスターの回転ギミックは独立しているため、ここからさらに右腕のトリガーを引いてガトリングを回転させてもいい。



DXティラノハンマー50

 セット内容。こちらは組立済みで梱包されている。

 ティラノハンマーは3パーツ構成。


センタイリング:テガソードイエロー

 レッドとブルーがクリアパーツ+金塗装であったのに対し、イエローは金色に近いためか銀塗装が入る形になっている。

 横から見ると、レッドとブルーに比べて飛び出している印象がある。口と牙が造形されている所も細かい。ロボ完成時は、レッドやブルーとは異なり、下顎パーツを左右に展開することでロボフェイスが出現する。

 テガソードに読み込ませることで、専用武器『ティラノハンマー50』を召喚!

 こちらも音声ギミックを持たないティラノハンマーの代わりに必殺技音を発動している。

ティラノハンマー50

 ティラノサウルスを模したハンマー型の武器『ティラノハンマー50』。上顎全体にクリアパーツが使われており、内部や反対側が透過している。また、成型色は実はグレーの方であり、目に見えている黄色は全て塗装による色分けである。

 こちらもティラノサウルス型メカに見立てられないこともないが、少し脚が細かったり自立できなかったりする。画像では何とか背景に立て掛けて倒れないようにしてあるが、ティラノサウルスらしく自立させて飾ることはできない。

 ティラノハンマーのギミックは、前足をトリガーとして引くことで口が閉じる噛み付きアクション。説明書曰くガブガブ遊び

 現状公表されている50武器の中では、唯一可動ギミックが攻撃動作と直接関連しないパターンである(ハンマーの性質上当然ではある)。噛み付きという、ティラノサウルスの最も個性的な要素が可動ギミックになっているのは嬉しい。

テガソードイエロー

 こちらも合体!

 ブルーのときには言及しなかったが、変形待機音はトリガーを押すことでも発動できる。

完成!テガソードイエロー

 両腕を2枚おろしにしたティラノサウルスと換装し、胸部アーマーを装着。どっしりとしたパワー系スタイル。テガソードの金色とティラノハンマーの黄色とで最も統一感がある。

 現状公開されているテガソード5形態の中では唯一両腕を換装しており、背面の腕処理用ジョイントをどちらも使っている。
 両腕は肩が干渉するため1クリックだけ前に動かすことができる。

 ティラノの尻尾部分にはバネ付きの可動軸が仕込まれているため、腕を上げたときに干渉を自動的に逃がしてくれる。

 腕を戻したときに、干渉避けで動いた箇所が勝手に元の位置に直ってくれるのは親切な作りだと感じた。
 ちなみに、一度腕を外して差し直せば両腕を真上に掲げるポーズに変えることもできる。

 また、テガソードイエローでは胸の発光部分を一部覆うようにパーツが被さりパーソナルカラーが残るため、発光していない時でも胸元の色合いが寂しくならない。

 こちらも必殺技などの音声を発動可能。

 『ティラノハンマークラッシュ』という技名で、本編では両腕の口からビームを発する技だったのは意外だった。




DXロボユニバースと合体

 テガソードの腕ジョイントがDXロボユニバースと互換性を持つということは、テガソードに合体する50武器達もDXロボユニバースと連動するということである。

 まずはレオンバスターから。色統一でテガソードブルーの左腕をゴーカイジェットに換装!

 青色の割合が増加し、より落ち着いたカラーリングになっていてかなり似合う。どちらも砲身が備わっている所にも相性の良さを感じさせる。

  ライオンの口に武器を引っ掛けておくことで、二刀流も一応可能。

 
 反対に、レオンバスターをDXロボユニバースに合体させることも可能。

 ただし、DXロボユニバースの肩ジョイントは胸アーマーの関係で奥まった位置にあることが多いため、そのまま腕として換装することは難しい。

 原典のエンジンオーは腕に他の炎神を合体させることができたため、わりとしっくり来る。

 次はティラノハンマーで。トッキュウオーの両腕を換装!

 先述したように肩ジョイントの位置はかなりギリギリであり、腕を前に出すことで干渉を逃がしている。

 フミキリケンを逆手に持てば何となくハンマーっぽく見立てられる?こちらもレオンバスター同様に口に引っ掛けることで武器を持っているように見せている。

 DXロボユニバースの使い方は他にもあり、素体フレームをうまく組み込むことでポージングの幅を拡張できたりする。

 本来のテガソードイエローとは肩の位置が異なってしまうが、通常の可動ではできない方向に腕を向けることも可能。

 DXロボユニバースの素体フレームには応用力の可能性が秘められている。

 ちなみに、「DXロボユニバースの腕側+テガソードの本体側」の組み合わせでのジョイントはそこそこ緩い。反対に、「テガソード(50武器)の腕側+DXロボユニバースの胴体側」の組み合わせはかなり硬い。

 DXロボユニバースとは直接的には関係ないが、せっかく撮ったのでついでに。

 ハンマー繋がりで。テガソードの武器持ち穴の構造はブンブンジャーロボとかなり似ている。また、穴のサイズはキングオージャー~ゴジュウジャーにかけて全て共通であり、武器も共有できる(当然DXロボユニバースも含む)。


おわりに

 レッド以外には初期装備として50(ゴー)の付く武器が一人一つずつ割り当てられており、それぞれをテガソードと合体させることで5色分のロボにフォームチェンジすることができる。

 ネットを眺めていると、50武器達は「音が鳴らないわりに高い武器玩具」と評されている雰囲気があるが、個人的には逆で、ロボの合体メカに武器としての遊び方を付加した結果、電飾の無い武器玩具としてジャッジされるようになってしまったという印象がある(全体の傾向として、DXの武器玩具は厳しく見られがち)。本来はロボの合体メカが主な役割であり、合体メカとしての視点から見るとありがちな価格ではある(例として、サイズ感が似ているゴッドカブトも同じ定価である)。
 ちなみに、武器として見たときの個人的なお気に入りはレオンバスター50の方。ガトリングが勢いよくギュンギュン回るギミックは、是非一度体験してみてほしいくらい中毒性がある(カメラ越しでは伝わりにくいが)。

 (個人的な)本命のギミックはテガソードとの合体。どれもシルエットやカラーリングががらりと変わり、しっかり別のロボになるので楽しい。

 テガソードロボ単体では、昨年のビュンビュンマッハーロボやDXロボユニバースのような「主役戦隊ロボと同じ頭身ではあるが少し細身な、サブ戦隊ロボ特有のボリューム感」という印象があったが、50武器との合体形態は流石に密度感が上昇し、手に取ったときに戦隊ロボらしい適度な存在感を放っている。

 電飾無しの武器として見ると定価3850円は割高感があるかもしれないが、戦隊ロボの合体用メカとして見ればその感覚も薄れるのではないか。実際にはAmazonで3000円ほど(執筆時点)になっていたり、変形ギミック付きの連動アイテムも付属したりするので、値段に対する納得感はさらに上がる。

 最後に、ロボ玩具オタクなら全員一度はやるであろう全部盛りもしておきたい。

 レオンのたてがみパーツは本体に戻し、ティラノの腕は片側に全て寄せることで余剰を無くしている。ちなみに、レオンのたてがみパーツとティラノの胸アーマーの併用はできない。

 発光していないとレッド要素がかなり少なくなってしまうところが難しいポイント。これに関してはテガソードレッド自体の赤色の少なさもある。

 
 発売初日からロボの形態チェンジの選択肢が出揃っているのは嬉しい。次に新しい姿(グリーン、ブラック)に合体できるのは1ヶ月ほど先になってしまうのがもどかしいところだが、こちらも魅力的でひと味違った合体をしているので待ち遠しい。
 特にテガソードグリーン(テガソード+イーグルシューター50)は、ゴジュウジャー情報解禁時からデザインに惚れていたので楽しみだ。

ーーー

 本記事を「良いな」と思ったら『スキ!』を押してくれるとめちゃ嬉しいです。Twitterから来た方は『いいね』や『リツイート』も是非!
 毎週連続投稿バッジを絶賛更新中なので、週1くらいのペースで投稿しています。

いいなと思ったら応援しよう!