プチ改修でDXブンブンジャーロボをバージョンアップ!
ブンブンジャーロボ、めちゃくちゃ楽しい!
ブンブンジャーロボが発売されて早2週間ですが、変形前のブンブンカーも変形後のロボもカッコいいのでついつい暇があれば変形させて遊んでしまう。そんな中でひとつ気になることがあり…。
(なんか明後日の方向向いてるよな…)
仕方ないっちゃ仕方ないのだが、ブンブンジャーロボは首が固定されている。決して可動が少ないわけではなく、肩の開き可動や脚の前後可動など、むしろこの2年の可動ロボからフィードバックを受けている面もある。
それ故に首が動かない点が惜しいのだ。
「気になる所は自分でなんとかする」がモットーなので、早速改造していきます!
まずは首を分解します。頭部の裏側にあるレールのネジを外せば頭が外れます。
頭部パーツは、頭部側の溝と胴体側の出っ張りの噛み合わせによって固定されているっぽい。ここを削って頭部を解放していく。
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良い感じに削れた。出っ張りを少し残しておいたのは、顔を正面に固定するためのクリックを残す魂胆です。
早速頭を戻して可動チェック。
あれ、動かない…?
削りが足りない…?
少しいじっていると、ここであることに気が付いた。
後頭部が干渉している…?首固定の仕組みは軸の切り欠きだけではなかった。そもそも後頭部がパーツと接しているので、頭部回転のためのクリアランスが確保されていない。
一応頭を浮かせば首が動くためのスペースを確保できる。
こっちの路線でなんとかしよう。無駄にパーツを削っただけになってしまった。
頭を浮かせた状態では軸がゆるゆるすぎてすぐ真正面に戻ってしまう。そのため、首の軸を渋くする必要がある。
ここでアロンアルファ投入。
軸に接着剤を盛って軸径を拡大していく。渋みを増すためにいつも取っている常套手段である。過去に紹介した装着変新ゴルドメカニッカーの改修でも同様の手段を取っている。
また、最近ではブンブンスーパーカーも同じ方法で改修している。ボンネットの固定が甘く、アタックモードで遊んでいるとすぐ閉じてしまうのが気になっていた。
該当の部位に接着剤を塗布。塗ったばかりで見にくいので乾燥を待つ。
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接着剤は液体なので、硬化するまでの間に自重で潰れていく。分かりにくいが、上の画像を見比べると厚みが減っているのが分かる。そのため、想定よりも少し高めに盛っておく。
乾燥したので早速嵌めてみる。
良い感じの保持力!首を伸ばしたままでも、そこで頭が固定されるようになった。
ところで、「頭を浮かせておく」ということは、「ネジを最後まで締めない」ということなので、頭部裏側のレールがぐらつくことに繋がります。
ここのレールはおそらく今後合体でも使用する大事なジョイントなので、この状態は避けたい。個人的には「分解できるパーツを接着する」という不可逆的な改造はあまり好きではないのだが、「首可動のためにいちいちネジを緩める」というのも面倒なので、思いきって接着することにしました。
接着!
なんかレールのところにはみ出ちゃったけど大丈夫だよね…?
接着剤が乾燥したら、頭部を戻してネジを途中まで締めます。頭部を持ち上げるための余裕を確保するためです。
最終的に出来上がったのがコチラ。
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さながらS.H.Figuartsの引出し関節のように首を引き出せば、出っ張りによる固定が外れて頭部可動が解禁されます。押し込んで元に戻せば通常の固定モードにも切り替えられる。この「元に戻せる」という所が個人的に大事な部分。上2枚の下側の画像が引出し後です。よくみると、首回りの造形がはっきりと見えるようになっています。
頭部を引き出した後は、左右に首を振ることができます。
懸念していたレールも問題なく利用可能。
また、トレーラーモードではもう片輪のパーツが頭部を押さえる形になっているので、変形にも支障がでない。これは嬉しい誤算だ。
折角なので新たに追加した首可動を活かしてポージングさせて遊んでみよう。
剣を前に突き出しつつ目線も同じ方向を向けるのがすごく良い。首可動だけでもポージングの幅が抜群に広がったような感じがある。
狙いを定めてキャノン砲を構えるポーズも完璧。来月のパトカー2の武装でも活きてきそう。
首がたった45°程度左右に振れるようになっただけの変化ですが、かなりカッコ良く決まるようになって驚いている。
実は首可動ってめちゃくちゃ大事なのだろうか。
ーーー
首可動によってブンブンさんモードの表情付けにも役立つ…と言おうとしたのですが、ここで問題発覚。
ブンブン用のフェイスパーツは顎で固定する仕組みのため可動モードでは装着できないが、非可動モード(首を縮めた状態)でも上手く嵌まらない。
あれ、これまずいのでは…?
フェイスパーツの上側が固定されていないのが問題っぽいので、そこをなんとかしよう。
例によって、今回も瞬間接着剤に活躍してもらいます。
問題の箇所に乗り越えのツメを作るように接着剤を盛ります。
折角なので、乾燥前後でどこまで縮むか見てみよう。
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ちょっと縮んだことがわかるので、接着剤を追加します。
調整を何回か繰り返して、最終的にえぐい盛られ方になりました。瞬間接着剤は「物と物をくっつける」ときは瞬間的に乾きますが、「接着剤そのもの」を乾かすにはそこそこ時間がかかる様。乾いては付け足してを何回か繰り返したのでまあまあ日数がかかっている。
しかし、そのおかげでブンブンフェイスがしっかりと正面を向くようになりました。特にパーツがパカパカしたりすることもなさそう。
一応は一件落着。