DX変身ベルトガヴ購入特典の『おかしな宝箱』が良すぎた【仮面ライダーガヴ】
9月といえば、新ライダーの展開が始まりベルトをはじめとする玩具諸々が発売される季節。今年の『仮面ライダーガヴ』のベルトは、近年では珍しくドライバーを冠さない『変身ベルトガヴ』。
今回は、そんなDX変身ベルトガヴの早期購入特典である『おかしな宝箱』が思いの外よかったという話をします。特典が良かったという意味ではなく(当然特典もかなり良いが)、「『おかしな宝箱』が良かった」という言葉通りの意味です。
ちゃんとした解説をするために、まずは箱のデザインを見ていきます。
どちらが表側かは分かりませんが、おそらく裏面と思われる側には特典の内容物が描かれています。セット内容はDXクウガゴチゾウとソフビガヴのクリア版。
そして表面(?)のデザインがこちら。
完全にベルトのパッケージに見えますが、画像を間違えた訳ではなく本当にこのままのデザインになっています。よく見ると『DX変身ベルトガヴ』という文字列はどこにも書かれていない。
本来のDXベルトのパッケージはこっち。ちゃんと『光る!!鳴る!!DX変身ベルトガヴ』と表記されています。
さらにここから箱側面のデザインも同時に見ていきます。
見て分かる通り、DX変身ベルトガヴのパッケージを完全にトレースしている。要するに、『おかしな宝箱』はそのパッケージそのものが「DXベルトパッケージのミニチュア」という要素を持っているのだ。これが個人的に凄く刺さった。
玩具のパッケージは意外と見ていて面白かったりするので飾っている人も多いと思いますが、自分はスペースの都合ですぐ仕舞っているので、今回の箱を使うことで「パッケージを飾るという夢」を省スペースで実現できるのが嬉しい。
外箱を堪能しきったので蓋を開いて中身をチェック。
開き方はよくあるパッケージ箱とは異なり、収納箱のような開き方をする。
箱の中にそのまま特典のゴチゾウとソフビが入っている。
まずは『DXクウガゴチゾウ』から。
展開前はゴチゾウ特有の瞳デザインが無く、ライダーのデフォルメとして描かれているが、展開させると瞳のあるイラストが表れ、クウガのコスプレをしたゴチゾウとしてデザインされている。
ベルトとの連動音声。
変身ベルトガヴのレジェンドライダーアイテムの特徴は、なんといっても「ゴチゾウが過去ライダーの変身音を歌う」こと。これについては台詞が多い後年の変身音で特に活きてくる。
次は『ライダーヒーローシリーズ 仮面ライダーガヴ ポッピングミフォーム(クリアパープルver.)』を見ていく(長い…!)。
早い話がソフビガヴの色違いである。塗装がない代わりに半透明の素材に変更されている。
半透明なので光を透かしてやるとぼんやりと光る。
クリアパーツがあると毎回これをしてしまうくらい、透明素材には魅力がある。
ソフビの柔らかい素材でわずかに透け感があるため、どこかグミっぽさを感じさせる。意図されたものかはわからないが、塗装がなく全体が1色なのもグミらしさを演出するのに一役買っている。
ガッチャードのスーツでメッキ塗装が特徴的だったように、ガヴのスーツはグミを思わせる軟質クリア装甲が特徴となっている。現状世に出ているガヴの立体物は、どれもガヴのアーマーの特徴を完全には再現できていない(ソフビやボイトイフィギュアは非クリア+塗装、装動は一部シールで覆われる)ため、今回の特典ソフビがガヴのアーマーのグミらしさを最も良く表現できている立体物と言える。
見方を変えると塗装を省いた低コスト品にも見えてしまうが、ガヴの特徴が商品の仕様と噛み合った結果、唯一無二の魅力が生まれているため結構気に入っている。
余談だが、本ソフビのアーマー部分以外を全て塗ることで、アーマーだけが透明になっている本来のガヴに近付けることができるかもしれない(勿体無いのでやらないが)。
話は戻るが、特典を取り出した後の外箱は小物入れとしても活用できる。蓋を閉めればDXパッケージのミニチュアとしても飾れるので無駄がない。
今回は購入特典に思いのほか心を惹かれてしまったのでこれ単体で記事にしてしまった。特典を付属させるだけなら「対象商品のパッケージに特典の入った透明小袋をそのままくっつける」といういつも通りのスタイルでも良かったはずだが、わざわざ特製の外箱を用意して「箱を開けるワクワク感」を挟んでくれているのが嬉しい。
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