同じ方向を見て話す時間
保育園の帰り、たまに長男をドライブに誘います。
このドライブ時間、長男の好きなことについて話したいことをとりとめもなく話してくれるのですが、自分の心が動いたことをふと話してくれる時間でもあります。
先日は弟が生まれる時に産院でお別れした際の気持ちを話してくれました。
「僕、ママが病院でバイバイした時、すごくすごく寂しかったの。えんえん泣いちゃったんだよ。もうママと離れたくないんだ。」
「そうだったんだね、実はママも寂しくてあの後涙出ちゃった。」
「ママも?でも今は弟くんとママとパパと一緒で嬉しいんだ。ずっと一緒にいたいんだ〜!」
普段はあまり感傷的なことを話さない長男がこの時ばかりは思ったことを素直に話してくれる。
向かい合って目を合わせて話す時間も大事、でも時には同じ方向を見て話すと、普段は話せないことも話しやすいのかもしれない。
話を聴いてもらえるだけで自分を認められ、安心できる。
子どもの話を聴く時間は、忙しい毎日を過ごしているとなかなかとれないのではないでしょうか。
私は家に帰るとついつい何かしなければという思いに駆られ、子どもの話を聞き流してしまっているように思います。
同じ方向を見ながら話をただただ聴くだけの時間。
この時間を意識して取り入れてみたことで、子どもの新たな一面を垣間見ることができるようになったと同時に、私自身の充足感につながっているように感じます。