雪霧雪様主催・雀豪王決定戦決勝戦観戦記
雪霧雪様主催の雀豪王決定戦。長きに渡る64名のトーナメントもとうとう最後の決勝となる。雀豪と侮るなかれ。未来の雀聖、魂天の集う強者達から今最後の決戦の火蓋が開かれた。
決勝戦の牌譜はこちら!
東家・裕yu選手
南家・ひっろろん選手
西家・みるるん選手
北家・シグマF5選手
上記の並びでスタートした。
東一局、副露もなく全体的に手も進まず重苦しい展開だが親番裕yu選手が11巡目ペン3pの立直のみの手で果敢に立直をかけると12巡目断么九平和赤高め一盃口の手をいれたひっろろん選手が追っかけ立直を行う。お互いに負けたくない意地のぶつかり合いだが、両者和了牌はでてこずあわや流局かと思った矢先、海の底にあったのは3p。海の底から河の底へと流れた牌は、親番裕yu選手の和了牌。立直河底の3900点の加点に成功した。
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東一局1本場
先ほどの失点を取り返したいひっろろん選手は、みるるん選手から出た中をポン。中ドラ1カン7sで聴牌を入れると、負けじと聴牌を入れたシグマF5選手が役無し赤ドラカン4sの手を立直。しかしツモ山に手をかけることなくシグマF5選手の現物である7sがみるるん選手から打ち出され、ひっろろん選手の和了となる。
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東二局
リードを得ている裕yu選手は親から切られた東をポン、負けじと裕yu選手から出た中をシグマF5選手がポンし空中戦が始まる。裕yu選手がさらに1mのポンをし中のみの手だが5-8pの聴牌をいれる。そこに追いつくのはみるるん選手。断么九ドラのカン7sで立直を宣言するも、宣言牌の赤5pは裕yu選手の和了牌。中赤の2000点の収入となり、放銃の続くみるるん選手は嫌な展開が続く。
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東三局
今まで嫌な展開が続いていたみるるん選手の親番、ここで一つリードを築きたいところだが、なかなか思うように手牌伸びず、さらには8巡目にトップ目の裕yu戦手から立直高め一通の4-7s立直がかかってしまい、さらには立直に対応して字牌を切っていたひっろろん選手がカン3sの聴牌を入れるもここはダマを選択。
すると即座に5sを捉え平和ドラ手代わりになるとそのまま追いかけ立直へ。東一局のお返しとばかりに見事3sをツモ。1300-2600の和了でトップ目に立つ。
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東四局
今和了もなく放銃もなく親番を迎えたシグマF5選手。4巡目にて一向聴となるがドラ表示牌の7m、カン3sの難しい塔子選択肢。ここは強気にドラを使うためペン7mを残すと即座に7mのツモ。平和ドラ1の手で6巡目に立直をかけると望外の一発ツモ。4000オールで一気にトップ目に躍り出た。
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東四局1本場
これ以上シグマF5選手に走られたくない裕yu選手はシグマF5選手からでた5pをチー。愚形の残る形だが果敢に親番を流すことに専念すると、その想いが通じたのか急所の7pを即座に引き入れ6m方和了の断么九三色の聴牌をいれる。即座にひっろろん選手から6mが押し出され2300点の収入とともに親番を引くことに成功する。
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南一局
ライバルの親番を流したいシグマF5選手は裕yu選手から出た白をポン。しかしこのポンから全員の手が全く進まない重苦しい展開。
しかしみるるん選手から出た3mをチーすることに成功し白ドラの4m7sのシャンポン聴牌をいれる。さらにはひっろろん選手が7mのチーで中ドラ1のカン3mで追いつく。最後方からみるるん選手が赤ドラ高め白の白8sで聴牌をいれると、丁寧に降りを洗濯したひっろろん選手が和了牌を吸収し2人聴牌となった。
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南2局1本場
赤ドラのチャンス手をいれたみるるん選手が白のポンから入ると、速度を合わせるようにひっろろん選手の發ポン、みるるん選手の5sチーで2副露。さらにはシグマF5選手が打ち出した先切りドラ3pを裕yu選手がチーして断么九ドラ高め345三色2-5mの聴牌をいれると。シグマF5選手も8mをチーして聴牌をいれるも、カン3mの選択か4m4sのシャンポンを取るかの選択でシャンポンを選択。これが安めながら裕yu選手の和了となり、裕yu選手はトップ目からの直撃に成功。その点差を4200点と縮めることに成功する。
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南3局負けている親番のみるるん選手と流したいシグマF5選手。シグマF5選手の白のポンから発進すると出てきた東をみるるん選手がポン。さらには裕yu選手も發をポンし激しい空中戦が始まる。裕yu選手はさらに9sをポンし一向聴の形。4pを仕掛けたみるるん選手が苦しいカンチャンカンチャンの手を最初の8pを引き入れカン3mドラ待ちで聴牌を入れる。聴牌している場面で引いてきた赤5pをシグマF5選手がチーして一向聴。そのチーして流れてきた中を引き入れ裕yu選手が中發赤4-7mの5200点の逆転手を聴牌をいれる。
さらには5sをチーしたシグマF5選手が5m単騎の聴牌をいれるとみるるん選手の和了牌3mを喰いとりカン4mの白赤赤ドラの満貫手を仕上げる。即座に中を持ってきた裕yu選手が中を暗槓して打点アップ。最高の出所であるトップ目シグマF5選手から7mの直撃に成功しトップ目に立ちオーラスへと向かう。
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南4局
最後は和了するだけの裕yu選手はシグマF5選手から出た發をポン。かなり苦しい形が残る手牌だが、ここは勇気を持って副露していく。
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すると手が進んでいたシグマF5選手は速度を合わせ、かつ好形を作る7pチー。
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ネックの7sを引き入れ、みるるん選手から出た2sをチー。直撃以外ではもう一回となるが、3-6p、5800の先制聴牌に成功する。
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この聴牌が、先ほど最高の出所であった放銃は
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お返しの最高の出所でこの長いトーナメントの幕引きとなった。
雀豪王決定戦優勝はシグマF5選手だ!おめでとう!!
主催
雪霧雪
Twitter@yukikiri419
ひっろろん
Twitter@hirock_uw07
みるるん
Twitter@mirukuru
シグマF5
Twitter@sigmakeibag1