闘病記その19続編
最近思うこと。私に会いに来てくれた方と、その日の担当のヘルパーさんが知り合いで、何十年ぶりに再会されるという奇遇な場面が続いた。こんなところでまさか会おうとは、と驚いて、懐かしそうに話しておられる様子を見ていて、何か少しはお役に立ててるのかもしれないなーとちょっぴりうれしくなる。難病だろうと重度障がい者であろうと、人の役に立てているというとことがすごくうれしいと感じる今日この頃である。
さて、前書きはこの辺にして本題に入ります。
②キャリブレーション大会
これは元々は、鳥大病院に入院中、お世話になった看護師さんたちにやってもらい、景品をお渡しすることで御礼とさせていただこうと、担当だった師長に協力してもらい大いに盛り上がっていたのだが、なんとコロナ騒動に邪魔されて、開催できなかったという苦い思い出があります。
それを我が家でできるなんて、"マンモスうれぴー"(もはや死語である(笑)、のりピー(酒井法子)言葉・のりピー語)。
【開催要項】
原田美穂子より感謝を込めて♥♡キャリブレーション王座決定戦
大会期間*7月20日~8月15日(2024年)
参加対象者*勤務日に3~5分参加可能な原田美穂子担当者
審査方法*一人一回の一発勝負、私の目の前でこれぞという位置にPCをセットして退室して頂きます。立会者と共に私がキャリブレーションし、緑色の「素晴らしい」の○の数が1回目に何個出るかで競ってもらいます。所要時間もはかります。
制限時間5分。 9個全部出れば優勝間違いなし。
賞品プレゼント*優勝者にはキャリブレーションチャンピオンの称号と豪華賞品プレゼント、2位3位まで賞品プレゼント
同点の場合は、所要時間の短い方を勝ちとする。参加賞有り。
奮ってご参加ください。
人により目の形状にはばらつきがあり、中心窩の位置は異なります。このばらつきを考慮し、アイトラッキングアルゴリズムを最適化するために、キャリブレーションが行われます。 キャリブレーションは、正確な注視点計算の基礎となる、被験者の目の幾何学的特性を推定するプロセスです。眼球の形状、光の屈折、反射特性に関する情報(角膜、中心窩の位置などのデータ)から解剖学的な3Dアイモデルを構築し、視点の位置を計算します。
(eye-tracker-calibrationより)
キャリブレーション大会の後に出した御礼のお手紙です。
【皆さんお疲れ様でした。静かに盛り上がりを見せていましたが、最後の優勝が決まる瞬間や同点決定戦を三人で戦う、1秒2秒を争うという、オリンピック並みの盛り上がりで興奮しました。
見ているこちらの方がはらはらどきどきでした。成績表を見てお気づきになられましたか?ほぼ全員が9/9(9個の丸が、緑色になること)満点です。このことも予想外のことでした。最初は、気合が入ってたのか2~3人立て続けに満点が出まして、自分でもこんな事あるのー?奇跡だって思いました。そして自分で確かめるうちにどうすれば満点になるのか極意がわかっちャいました。そしてどんどん確信していき、全神経を一点に集中させて全身全霊でやりました。途中からは、ノーヒットノーランを狙うピッチャーのような気分になり記録更新をかけてやってましたので、私が一番緊張していたかもしれません(笑)。
皆さんがされる様子を見させてもらいながら、ひょっとしたらこれ性格が垣間見られるのでは❔と思ったりして、ニヤニヤしてました。
お忙しいところわがままにお付き合いくださいましてありがとうございました。また第二回目もやろうかなと思っていたり。今回不参加だった方もぜひ挑戦してください。1~3位の方には賞状と賞品を、4位からの方には参加賞のお菓子を準備しておりますのでお受け取り下さい。今後ともよろしくお願いいたします。ほんの気持ちばかりですが感謝を込めまして。m(__)m原田美穂子プロデュースでした!(^^)!】
こうして20人の参加で盛り上がりました。これが功を奏したのか、今では、キャリブレーションをしようとすると、さっと準備して待っててくれますので、大助かりです。
突然ですがここで私が独断と偏見で決めた、「あれこれベスト3」を発表させてもらいます。
まずは、「二年前の初対面から今日までで変化度(若返り)の大きい方」
NO.1○○手さん,NO.2○○本さん,NO3○○尾さんとさせて頂きました。次に「パソコン通」ベスト3はNO1○○尾さん,NO2○○立さん,NO3○○さんが。
いっそのことアンケートをとってみた。「達筆」はNO.1松○○さん,NO.2池○○さん。「手先が器用」,NO.1 黒○○さん,NO.2松○○さん、「力持ち」NO.1黒○○さん,NO.2○○原さん、「記憶力」NO.1郷○○さん,NO.2○○添さん。(身内にしかわからない、うけもしないアンケート結果にお付き合いくださいまして、ありがとうございます。ここまで来たら最後までお付き合いください。)
その他私の興味から、中学校、高校時代の部活動は何部?を聞いて、びっくりするような答えが返ってきました。細い体の、IさんやTさんが、柔道部?だったり、Tナースさんが剣道部で国体選手だったとか、今のお姿からは到底想像できない事実にびっくり仰天させられました。
以上
こんなふうに様々な特技を持った方たちが集まって、日々話し合い、解決策を一緒に考えてくださる、素敵なチームメイトたち、チーム美穂子はサイコーです。!(^^)!
これからもよろしくお願いします。
【番外編】
投稿が大幅に遅れた、私がまごまごした理由について
(誰も、遅れた言い訳なんぞ求めてもいないし、聞きたくないしっていう声が聞こえてきそうですが、)誰が何と言おうが言わせてほしい、いや言わなきゃ収まらないほど、まごまご、(孫孫)した話。
当時のラインより
2024年6月23日私は主人の運転する福祉車両にリクライニング車椅子のまま乗り込む。
なにせ車がゆれて、ジェットコースターに乗ってるみたいに。
エクソシストの悪魔に乗り移られた女の子みたいに、体が宙にまい、背中からたたきつけられ、頭も脳みそが飛び出すほどたたきつけられ、むち打ちになったかと思いました。黒木さんが必死で押さえてくれるも、苦痛で涙した鳥取県立中央病院往復4時間の道中てした。まさに命懸けで会いに行ってきた感じです。
朝6時に破水して病院にいったって。そのころもう8cm開いてたらしく、それからあれよあれよと本人もびつくりする中、8時過ぎには生まれてた。息子が鳥取県立中央病院にむかったけどついたときにはもう生まれてたらしい。
私が黒木さんに「今日生まれるから午後から会いに行きます」とラインしたのは7:00頃、その次にラインを送つたのは、赤ちゃんと瑶子さんの写真で、「えーもう生まれたのー?」
産んだすぐあとに、ナースさんの言われた一言が「次のお産では産み落とさないよう気をつけてね」だそうです。
病院が近づくにつれ、なぜか涙目になり、感極まって泣き出す始末。一緒にいたヘルパーさんに「まだご対面もしてないのに今から泣いてどうするんですか?。」とあきれられる。結局ご対面の前からずっと泣き通しで、せっかくの記念写真も泣き顔に(>_<)。
このように「貴ちゃん」
貴翔(たかと)中心の闘病生活が始まります。
主人が「まさか孫が抱けるとは思ってもみなかったなー。」と心底嬉しそうに、噛み締めるように言いました。それを受けて、私は、「まさか孫が抱けなくなるとは思ってもみなかったわ」とパソコンに視線入力しました。率直な気持ちを言ったまででしたが、主人の「そうだなぁ」と悲しそうに言うのを聞いて、悪かったなぁ、なんでそんなこと言ってしまったかなーとちょっぴり後悔しました。
孫が出来たら私がずっと子守をして、お嫁ちゃんには会社社長として、持てる才能を十二分に発揮して活躍してもらいたいと考えていました、のに・・・。
抱っこできないばかりか、声を出して名前を呼ぶこともできないとは。残念ながら私の得意技の七色の声を使い分けて、一人七人の役をこなす「美穂子劇場」も見せてあげられません。ないものねだりをしてもどうにもならないことはわかっているのに、現実は厳しい、やっぱりできないことは寂しくて悔しい思いが溢れてくる。
ここに初めて書いた。みんなわかっているからわざと触れないように気を遣ってくれてるのがわかる。闘病記だから本音を書いてみたが、どんよりとした空気になってしまったので、最後に明るくなるようなハッピーな写真を載せて、その19を完成とします。
孫の貴ちゃんの成長記録も新たに加わっての闘病記をこれからもよろしくお願いいたします(^O^)/。