夏休みの終わり
帰省していた息子が明日、東京へ帰る。
昼間は暑いものの、気がつけば蝉の鳴き声もいつしか聞こえなくなり、夕方はなんとなく秋の気配を感じる。
早く暑い夏が終わってほしいと毎年思うけど、秋の気配は何か切ないような物悲しい気持ちになる。
我が家は仲の良い家族だと思う。
何年か前まではモラハラお父さんがいたので、顔色を伺ったり、私もかなり精神的に追い詰められ、子供達に辛く当たっていたこともあると思う。そんな中、私と子供達の関係はちゃんと繋がれているように思うので、それだけは本当に良かったと思っている。
今は息子も娘も一人暮らしをしているので2人が帰省してくる時は基本楽しく過ごせる(そりゃあ親子なので喧嘩もするけれど)
今、何も気にせず家族で過ごすことを楽しんでるような気がしているのだが、3人で歩いていたりすると、
「ほんとに親子3人仲良くていいねぇ」
と言われることが多い。
きっと他の家庭はもう親離れ子離れしているのだろうと思うけど、なぜかその言葉を聞くとちょっと嫌な気持ちになる。
相手は純粋に羨ましく思っているのかもしれないけど、こんなに大きくなっても一緒にいるのは良くないのか…?なんかいつまでも一緒にいるってお互い自立できてないみたい…?
それは私の思い込みかもしれないけど、そんな時私は心の中で、
「他の家庭が楽しく過ごしていた時間、うちは地獄のようだったんで!」と反論している。
かなりひねくれてるというか、勝手に怒っていて私の方がおかしいのかもしれない。
息子は大学の前期の授業がめちゃくちゃ忙しく、生まれて初めて顔にできものがたくさんできたり、帰省してすぐに外耳炎で高熱が出たりした。
今までは3ヶ月に一度くらい息子の所へ行っていた。演劇が好きなので、息子が東京で暮らすようになったことをいいことに、観劇がてら泊めてもらい、息子の部屋を片付けたり衣替えなど手伝ってあげていた。
過保護、かもしれないけれど、息子の大学は本当に忙しいのでなかなか生活も整えるのは難しいと思う。
マスクの着用が個人の判断になってから、本当にマスクをしない人が増えて、なかなか息子のいる東京に行けなくなってしまった(ちょうどセキセイインコを飼い始めたのもあるが)
観劇もそれから一度も行っていない。
周りがマスクしてない人ばかりなのは正直怖い。
持病を持った母や娘がいること、高齢の祖母がいること、それに私もできればコロナになりたくない。
なぜ世間はマスクを外し、コロナなんてなかったかのように生活しているのか理解不能。
話が少し逸れたけど、息子の家の片付け、掃除に行きたくてうずうずしている。
実は、まだ家にいるいる娘にインコを任せ、息子が戻る時に自分も一緒に東京へ行き、色々掃除や洗濯をしてあげたいと思っていた。
が、、明後日から台風の影響もあり、結構雨がひどいらしい。
行ったとしても、敷きっぱなしで体の跡がついたような布団を干したり、シーツを洗ってあげることは出来なさそう。
心配だけど、今回は無理そうだ。
なんとか日程を調整して息子のところへ行きたいものだ。
後期の授業も忙しそうな息子にはどうにか体調を崩さず頑張ってほしい。
話はずいぶんずれたような気もするけれど、
夏休みが終わり、子どもたちが自分たちが生活している土地に戻っていくのはなんとなく寂しい。
まぁ一緒にいたらいたでめんどくさ、と思ったりもするんだけど。
我が家の夏休みは今日で終わる。