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これまでで一番のチャレンジ

毎日投稿23日目

大学を卒業して最初の職業は塾の教室長。教室長の仕事は授業はもちろん、講師の育成、シフト作成、保護者面談及び季節講習の営業とかなり幅広い。だがメインとしては授業で生徒の成績を上げること。

実は塾講師をやる寸前まで完全なおバカだった。

高校は偏差値40とかそこら辺の学校で高校3年間テスト勉強は前日で間に合うし基本暗記してればいい成績を取れる高校だったのでまともに勉強していなかった。中学では塾で数学だけ極めていたので数学は得意だったが、いざ社会人になる1か月前。偏差値を測る高校受験用の模試を行ってみたら。全教科偏差値44。特に英語は37と絶望的。
もし会社の入社テストなんてあったもんなら確実に落ちていただろう。

そこからは猛勉強の毎日だった。基本的に高校受験向けの生徒が多い教室だったため、入社の前に各学年の1学期分を全教科予習。その後入社してからも特に3年生はこれまでの1年・2年の内容を踏まえて学習が進んでいくので毎日午前中に勉強→午後も授業準備と事務作業が終わったら勉強→授業でアウトプットのサイクルを毎日回していた。大学も推薦だったため、確実に人生で一番勉強した。

夏の夏期講習が始まる前の7月には中学3年間の全教科の勉強はひとまず終わりその時偏差値を測ってみると全教科平均が65と大幅に伸びていた。特に英語は偏差値62と5カ月で25上げられたのは嬉しかった。

最初の3か月は授業をしていてつまずくことも多くあったし、そのたびに調べて自分の中でかみ砕いて説明していた。だが、この勉強しなきゃまずそもそも教えられないという強制的な環境が良かったと思う。この挑戦のおかげで英語が文法はある程度得意になったし、その影響もあり海外に興味を持つことも増えた。勉強に対してもこれまでは数学しか好きではなかったが、それ以外の教科でも楽しみが増えた。

結局は上司とそりが合わず会社は退職する選択をしたが、生徒との授業は楽しかったし成績が上がると生徒・保護者から感謝をされるので結構やりがいがあった。またどこかで教育者に挑戦してみたいと思っているので今日も勉強だ。

記録:作成時間18分

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