【ネタバレあり】無職転生-異世界行ったら本気だす- ララ・グレイラットについて
無職転生ファンのみなさん、こんにちは。
当稿ではルーデウスの二女ララ・グレイラットについて書きます。
まだ無職転生をお読みでない方は、ブラウザバックし、まず作品をお読みいただくことを強く推奨します。ネタバレなしで物語の展開をお楽しみください。非常に面白い物語展開で、また人生観について一考する作品です。
よろしくお願いします。
今回は、ララ・グレイラットが「救世主」と称され、本編の結び付けやギャグネタの伏線回収の予想を書きます。
今回はおおきく私個人の予想に帰す部分となり、考察とまではいかないので、くだけた文とですます調にしようと思います。
救世主とは
ララはルーデウス編の蛇足編終了時、聖獣レオを伴って旅立ちました。目的は龍神陣営が負ける微妙な未来を変えるためと言っています。ララは旅立つ際にルーデウスと3人の母から、はなむけをもらいました。エリスからはナイフ。オルステッドであろうと急所を刺せば効くということは、パウロが持っていた小剣かもしれません。ロキシーからはお古の帽子。シルフィエットからは料理のレシピ。ルーデウスからは杖アクアハーティアと、ルーデウスが転移災害直後に魔大陸で買った外套をそれぞれもらいました。それぞれ今後の物語においてなんらかの影響を与える重要なものであるのは想像に難くありません。
さて、ララはルーデウス編からレオが「救世主」と認めているようです。(web版197話)
甲龍歴427年にララは生まれ、聖獣レオは407年生まれのようです。レオは生年が正しいか不明ですがちゃんと数えてるていでいきますと、聖獣が生まれ100年後に救世主の手助けをする、という伝承を信じれば、戦役は507年あたり勃発でしょうか。
救世主という言葉から、恐らく世界全体を巻き込む戦火である第二次ラプラス戦役の終焉を決定づけ平和を打ち立てたと、大衆が認知する人となろうと考えています。終戦を決定づけた英雄といいますか。獣族に伝わる聖獣レオの救世主というものが伝承で伝わっているという前例があることから次元として人界の中での範疇であろうということ、人界のさらに高次元であるヒトガミ征討までの意味を含んでいないであろうことから、そのように考えています。
ラプラス戦役の終焉を決定づけるということは、魔神ラプラスを無力化し、さらにヒトガミのもとに向かうには五龍将の秘宝を獲得しなければならず魔神ラプラスと技神ラプラスを魔龍王ラプラスに戻す必要があり、魔神ラプラスという戦争を始めた首魁を無力化する、その直接的な作用をララが担うと思われます。
ルーデウスの宗教が六面世界の新たな主要宗教の1つになる?
親友からも邪神(邪心ではあるけど)扱いされているルーデウスの宗教。転生し、心的外傷に苦しんでいた前世の男の心を融和し後悔のない人生を送ることを誓い、その決心をさせてくれたロキシーを神格化し、その下着を祀った祠と〇トブキヤのように部品を脱着できる人形を作りました。祠はルーデウス邸の地下隠し部屋に安置されておりロキシー人形はザノバが所蔵しています。クリフも親しい人、特にクライブやルーシー、ローランドなどにはルーデウスの話を嬉々として、懐かしみながら話したりするでしょう。変わったところもあったが、なんて言いながらルーデウスが崇拝していた宗教のことなんかも。
ララが上記のように大衆が認知する救世主となった場合、事実とは違った認知になるかもしれません。伝説とはとかく真実を完全に伝えているわけではありませんし、ララはロキシーと風体がよく似ているようで両者をよく知るルーデウスですら後ろ姿を何度も間違えているそうです。ララも三つ編みにしているのかロキシーがラフな格好のときと後ろ姿が同じなのかわかりませんが。そんなロキシーを似せた人形が残っており、ルーデウスが作ったという事実が伝えられます。
ルーデウスとロキシーの結婚祝いに贈られた帽子は、魔術師の帽子という記述以外特徴が見られないので、ロキシーからララに譲られた黒色のお古の帽子とどこまで差異があるのかわかりません。(どこかに記載があればお教えいただけると嬉しいです。)ただルーデウスが似た帽子だというような記述もみられないので別の帽子と分かるものとした場合、クルール・エルロンドが書いたルーデウスのアスラ王国人物録では、記載年月日が不明ですがルーデウス死去後の481年以降かつロキシーが存命中に書いてますが、新調した帽子のほうがロキシーの特徴だとし、後世の人は人形の帽子とロキシーが結びつかなくなるのではないかと思っています。ただお古の帽子もしっかりした作りのようですが、これから何十年もの間、戦闘で破損したり経年に耐えられなくなったりと十分あり得ます。また杖や外套も人形はロキシーの所持する杖でありララの所持するアクアハ―ティアではありませんしローブもルーデウスの外套です。この差異はあります。人形自体に色をつけることができなかったのである程度は誤魔化せるところもあるでしょうけれども。
祠は、仮に屋敷に住人がいなくなり後世の歴史家が捜索し発見したとした場合、一般人からするとルーデウスが妻のロキシーに対し祠を作ったという事実がまず信じられない、というか普通は到底結びつきません。本人と我々読者でないとまず理解できません。これはなんなんだという後世の歴史家の議論の中で、後世の歴史の結果ありきで、ララが救世主となった事実を、ラプラスが戦役を起こし大きな戦乱を引き起こすという予言で大国間を渡り歩いて交渉し、世界大戦を終結に導く存在となることを祈祷していたとか。下着のサイズから小柄なミグルド族を連想し決定づけたとかいうような。文字通りの聖遺物となると。書いてて気持ち悪いな…
というように偶像もあり世界戦争を終結に導いた功績から崇拝対象となり、人族と魔族の混血ということからどちらにも広く普及される宗教になるのではないでしょうか。教義とかはしりません。
ラプラス戦役は、前回の第一次ラプラス戦役も100年続いています。ひとたび勃発すれば短期での終結とはならないのではないでしょうか。507年勃発として、530年の過去転移の時間制限までにオルステッドは初代龍神の魔法陣を解除せねばなりません。520年代に終結したとしても魔神ラプラスを魔龍王ラプラスに戻すという災いの根絶を成しえたことと過去の百年戦争を比較的短期で終結したという実績は少なくとも魔神殺しの三英雄を超えるほどのものとなりましょう。
依然気になる点は、ララが呼び出す男性というのは篠原秋人なのか黒木誠司なのか。黒木誠司であった場合、篠原秋人はリリアの願いにより六面世界に呼び出されましたが世界線が変わり、どのように呼び出されるのでしょうか。また篠原秋人も六面世界で活躍するであろう中で、その名声はどうなるのかがあります。
以上、ララ・グレイラットについてでした。
お読みいただきありがとうございました。