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\水耕栽培/ 巨木トマトの育て方【2024年総まとめ①】種まきから育苗まで  ~とまとん母さんのお世話メモ~

2014年からはじめた庭で育てる巨木トマト栽培。
11作目となる2024年の栽培の様子を総まとめ。
今回は種まきから育苗、2月~4月初旬までの様子です。


播種 2024年2月21日

ここ数年、2月後半~3月初旬に播種をしています。
まだまだ寒いこの時期の種まき、普通に種まきをしたのでは当然寒すぎて発芽しません。
なので部屋の中であたためて「春だよ~」と、とまとん達に勘違いしてもらって発芽させます。
ただ暖かすぎるとヒョロヒョロの苗になったり、寒いと発芽しなかったり。
寒い時期に発芽させるのは難しい。
どうして難しいのか?以下の記事で2月3月播種が難しい理由を解説しています。

何でそんな難しいのに2月に種まきをするの?
早く収穫したいならもっと早く播種したらどうなの?
それにもいろいろな理由があります。
とまとん母さんが2月末~3月初旬に種まきをしている理由は以下の記事をご参照ください。

2月に暖かくして発芽させる方法はいろいろありますが、とまとん母さんはお風呂の湯舟の残り湯で保温させて発芽させる方法と発泡スチロールの箱の中に湯たんぽを入れて保温する方法で発芽させています。
詳しくは以下のとまとん母さんの水耕栽培Q&Aのブログ記事をご参照ください。

2024年は湯たんぽを利用して発芽させました。

2月21日種まきの準備


スポンジの間に種を挟みます

種まきの作業の様子と早期播種の心構えを以下のYoutube動画で作業しながら説明しています。

発芽、育苗装置への移植の様子

湯たんぽのお湯を毎日入れ替えながら発芽の温度を保ち、種まきから5日後

白い茎が種から出てきて発芽です。

2/25 種まきから5日で発芽
2/27の様子
2/28の様子

双葉が出てきたら、陽の当たらない発芽用の発泡スチロール内から出さないといけません。

育苗用の水耕装置に移植します。

最終的に定植する巨木のトマトの装置は屋外のため、屋外でトマトを育てる事ができる4月までは一旦別の水耕装置に仮植えして、育苗します。
陽当たりの良い窓辺に仮植えします。

発芽から育苗装置に仮植えする様子を以下のYoutube動画で紹介しています。ご参照ください。

窓辺での育苗と屋外移動への馴らし

2/28に育苗用の装置に仮植えした小さな苗、まだまだ屋外は氷点下に下がる可能性もあり、部屋の中の窓辺で育苗します。
昼間は陽射しをたっぷり当てて、気温が下がる夜間は窓に障子を入れて防寒します。

夜間は障子で防寒します

種まきから約3週間の3月14日の様子

光の方に向かって傾いています
3/27の様子

元気に育っていますが、苗は光を求めて窓際の方に傾いて伸びます。
見た目には十分光が当たっているように見えますが、屋外・室内日向・室内日陰の明るさを照度計で測ってみると屋外は10万ルクス 室内日向は5.5万ルクスと約半分でした。

屋外104,300lux 室内日向55,600lux 室内日陰5,500lux

光の条件だけで考えると屋外環境がいい。
でもまだまだ屋外は寒の戻りで寒い日が来るかも。
そこで先の予報をみてみると、極端に下がる日はない。
これはチャンス!

でも、室内から屋外に出す時には気温の変化、光の量の変化だけじゃなく、雨風の影響も出てきます。
いきなり無風の環境から強い風に当たると苗が弱る可能性もあるので、屋外に出す前には窓を開けて風に当てて、少しずつ次の環境に馴らすようにしています。

窓を開けて風を当てています

3/31、屋外に出すチャンスが来ました。
光に当てたいから屋外に出すのですが、急に陽射しが強くなると苗が弱ります。
曇で、風が少なく、気温の変化がしばらく下がらない日がチャンスです。

3/31、育苗装置ごと屋外に出しました。

ただ、予報通りでない事もあり、風が強くなってきたので、不織布を使って風対策をして、新しい環境になれるまで保護しました。

室内窓辺での育苗の様子や外の環境に徐々に馴らしていく馴化の様子を以下のYoutube動画にまとめています。
ご参照ください。

次回は巨木のトマトの装置に定植する様子、その後の4月5月の生長の様子を記事にします。お楽しみに。

お世話メモを記事に残す思い

2024年で11作目となる巨木トマト栽培。
写真や動画・メモととまとん母さんの頭の中に残っているお世話の記録は少しずつこの場でまとめていきます。

試行錯誤の繰り返し

どんな事でも同じ、試行錯誤の繰り返しで改善されていく。
とまとん母さんの栽培も、少しずつ本当に少しずつですが、とまとんの困った、元気がないに、「どうしてだろう?」「どうしたらもっと元気に伸び伸び育ってくれるか?」
考えて、工夫して、とまとんの様子をみて、変化をみて、また考えて工夫しての繰り返し。
そんな日々の小さな工夫の積み重ねで今に至ります。

いいことばかりじゃなく、時には良かれと思ってしたことがとまとんにとっては有難迷惑の余計な事でもっと状況が悪くすることもあったり。

とまとん母さんのずぼらでヒドイ目にあわせることになったり。

そんな上手くいった事も、失敗した事も、いろいろなお世話メモをこの場に記録しておこうと思います。

「簡潔にできない💦」タイパ重視の世の流れとは逆行するけど

Youtube動画やSNSでいろんな情報が端的に分かりやすく流れていて、私もそんな風にできたらと挑戦してみたけれど、要約する技量のなさが一番の原因ではあるものの、見やすく、分かりやすくを重視すると伝えたい思いを上手く載せられない。

そもそも植物を育てる事、育む事はタイパ重視とは逆行することで、時間をかけて、ゆっくりじっくり見守る事。
だからどうしても、「この事を説明するにはこれもあれも」と私の作る記事はどんどん情報が派生して長くまとまりがなくなってしまう。
でももう、そこは開き直ることしにしました。
簡潔にまとめることで記事作成に時間がかかるくらいなら、「長い記事でも詳しく知りたい!」と思ってもらえる人に向けて、長くても丁寧に記事を作ることにしました。

情報を知りたい方の目に留まり、じっくり読んで、それぞれのご家庭の水耕栽培にお役立ていただけると幸いです。

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