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『不安は無くすものではなく付き合っていくもの』
どうも。安田将人です。
初期研修医プログラムを修了した後に医者を一旦辞めました。
その後3ヶ月程度は医者の健診バイトなどをしながら日本全国を巡り、
現在はワーキングホリデー制度を利用してオーストラリアに来ています(投稿時点で4ヶ月程度経過)。
仕事を辞めてから自分自身の価値観とか思考に向き合う時間が増えて、
その中で自分が得たものがたくさんありました。
そんな自分が得たものを今後自分が人生の中のふとしたときに振り返れるように「note」という形で今自分が思うことを書いています。
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『はじめに』
さて今回は「不安」をテーマに自分の考えをまとめていこうと思います。
タイトルで結論言ってしまっていますが、よければお付き合いください。
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『思えばずっと何かしら不安があった』
思えば自分の人生を振り返ってみて、何かしらの不安はずっとあったなあと思います。
学生の時なら、短期的な不安で言えば試験に合格できるかなあとか、もう少し長い目で見ると就職先とかどうなるんだろうとか。
社会人になったらなったで毎日の仕事に対する不安。患者さんの治療ってあれで良かったんだろうかとか、今はこの職場に勤めているもののずっとこの職場にいることが自分にとって良いことなんだろうかとか。
仕事を辞めてからはまた悩みの種類も幅も大きく変わりました。
例えば仕事を辞めて日本を巡ってみた3ヶ月間。思えば仕事を辞めて学生として学校に所属しているわけでも、社会人としてどこかに勤めているわけでもない。そんなどこにも所属していないことによるコミュニティの喪失感、それによって自分が何者でもなくなった感覚。自分の存在を担保してくれる「肩書き」の喪失感とも言えるかもしれません。
それらを何とか乗り越えたと思ったら海外に来てまた不安に襲われました。
到着した時には初めての海外生活が始まる高揚感半分、新しい環境に慣れていけるのかという不安半分でした。
語学学校に3ヶ月間通っていたのですがなかなかうまく馴染めずに途中で強烈なホームシックに襲われて、本当に3ヶ月間も生活していけるのかと不安でした。
それも何とか乗り越えたかと思ったら、今度は語学学校を終わった後にワーキングホリデー制度を利用して働く予定だったので仕事探しを始めます。
オーストラリアにワーキングホリデー制度を利用してくる人たちは日本人はもちろん、他の国の人たちも非常に多く、バイト探しは本当に激戦です。そんな高い競争率の中、慣れない英語を使いながらお店に履歴書を持って直接手渡しに行く。それを何十件と重ねても面接にも漕ぎ着けることができない。
履歴書を渡し歩いてやっと面接に漕ぎ着けたかと思ったら結局採用されることなく終わってまた履歴書配りを再開。
そんなことを繰り返して本当に心が折れそうになりました。
![](https://assets.st-note.com/img/1699229381065-aEvxdEteCU.jpg?width=1200)
色々しんどかったけど、おかげで精神的に強くはなりました。笑
やっと採用されたかと思ったら慣れない英語での接客だし、加えて職場に自分と同じ日本人は一人もいないからなかなかコミュニケーションがうまく取れずに「うまくやっていけるのだろうか…?」っていう不安がありました。
あるいは最初は1週間のシフトが合計でわずか9−10時間程度しかもらえずに「これで生活なんてしていけない。どうしよう…」という不安が出てきました。
そこで二つ目の仕事を探そうとまた履歴書配りを再開したこともありました。その時も何度も面接やトライアル(1−2時間程度実際に働きぶりを見る実技試験みたいなもの)を受けることができたものの結局採用にまで至らずにずっと不安になっていました。
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『不安は消せるものだと思っていたけど…』
こんな感じで学生、社員でいた時の多少の悩みは抱えていましたし、
仕事を辞めてからは抱える不安の種類も数も莫大に増えて本当にどこまで行っても不安って尽きないなあって思います。
だけど不安が出てくるたびに必死に解決策を考えて、解決して、一安心かと思ったらまた新しい不安・課題が出てきて…という流れを繰り返しているうちに、
「不安って多分一生消えないんだろうな」
っていうことを少しずつ理解するようになりました。
昔は不安は消すもので、そのためにみんな努力するんだと思っていました。もちろん不安を「消す」っていう考え方が間違いだとは思いません。
半分正解で半分間違いくらいのイメージだと思います。
いくら消しても消しても不安や課題っていうのは新しくやってくるものです。仕事、結婚、お金、子育てなどなど。人によって種類や大小の違いはあれど確実にやってきます。
あるいはせっかく消したかと思った不安や課題がまたぶり返して頭を悩ませることもあります。
だから不安は「消す」ものではなく、上手に「付き合っていく」ものだと今は考えるようになりました。
現在も仕事探しとか、生活していく上でのバイトから得られる収入の問題だったりとか。そう言った不安は乗り越えられたものの、全く不安がないかと言ったら嘘になります。
例えば英語の勉強を続けているもののなかなか伸びずにどうしたらもっと良くなるのだろうかっていう不安を抱えていたりとか、
あるいは日本に戻った後に仕事は就職先はどこにしよう、そもそも就職先はちゃんと決まるのだろうかという不安だったりとか。
そうやって一つ課題を解決したらまた新しい課題が出てきます。
そういった不安・課題は今でも降って湧いてくるんですけど、繰り返すうちにだんだんその課題・不安との自分なりの付き合い方が分かってくるようになりました。
それは僕の場合は不安を自分なりに考えて乗り越えてきたっていう経験とそれに基づく自信だと思います。
あるいは
「そこまで考えなくても何とかなるさ!」
と楽観視できるようになった心の余裕だと思います。
これにはきっと人それぞれ正解があるので一概には言えないものだと思います。
ただどう転んでも不安はやってきます。
だからその不安にちゃんと向き合ってみてどうやったら付き合っていけるのかを考えることはきっと大きな意味があると思います。
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