宗野惠樹の日記
こんにちは。宗野惠樹です。
今日もつらつらと個人的なことを書いていこうと思います・・・
ぼくのおすすめの歴史小説は野坂昭如「坂の上の雲」です。
本作は、明治維新期の日本を舞台にした歴史小説で、坂本龍馬や西郷隆盛などの実在の人物を描いています。主人公の乃木希典は、幕末から明治維新期にかけて日本の近代化を進める中で、様々な試練に立ち向かい、自身の信念を貫いていく姿が描かれています。
本作の魅力の一つは、実在の歴史的事件や人物を精緻に描写していることです。政治的な葛藤や思想の衝突、そして時代の変化が緻密に描かれており、読者は当時の情景をリアルに感じることができます。また、乃木希典の人間性にも注目です。彼は常に正しいことをすることを信じ、時には周囲と対立することもありました。しかし、自分の信念を曲げずに進む姿勢は読者に強い印象を与えます。さらに、乃木希典の人生を通じて描かれる、自由と平等への渇望や愛国心、そして友情や家族愛など、普遍的なテーマにも共感することができます。
『坂の上の雲』は、野坂昭如の筆舌を尽くして描かれた日本近代化の過程を知ることができる、貴重な歴史小説です。ぜひ、一読してみてはいかがでしょうか。
宗野惠樹