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【想いをカタチにするvol.5】介護職員不足?介護離職?

 介護離職防止に取り組むことについて言及すると、時折、「それって介護職員が離職して介護業界の人材不足に繋がる問題のこと?」というような反応を受けることがある。これに対して、介護離職と介護業界の人材不足は、どちらも非常に深刻な課題であることには変わりないが、実は全く異なるレベルの話であることを強調したい。介護離職とは、企業に勤めている人々が、家族の介護が必要になったことを理由に職を辞することを指す。一方で、介護業界の人材不足とは、介護事業所で働く介護職員が、低賃金や過酷な労働環境などの理由で仕事を辞め、別の業界に移ることを意味する。

 確かに、これら二つの問題には一部重なる部分が存在するかもしれないが、それぞれを分けて考えることが重要であるとぼくは考えている。ぼくが現在取り組んでいるのは、この深刻な課題、特に介護離職防止に向けた取組であり、この課題に対する社会全体の認識の低さを何とかして改善していかなければならないと考えている。その理由は明確で、もし社会全体、特に企業側がこの問題に対する認識を深め、その重要性を理解してくれなければ、ぼくが提供しようとしている介護離職防止に関するサービスを彼らが受け入れてくれないからである。

 この課題に対しては、経済産業省も動いており、実際に3月には企業向けのガイドラインを策定している。この動きは、ぼくの取り組みにとって追い風になっており、非常に心強い。したがって、ぼくはできることからコツコツと取り組んでいくつもりである。

⬇︎経済産業省ガイドラインはこちらからどうぞ。
https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/healthcare/kaigo/main_20240326.pdf


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