【ムダ検証】 炎天下ポール間200本チャレンジ
こんにちは、アナリストnote 企画6回目の今回は佐藤(4年/佐世保北)がお送りします。私自身2回目の投稿です。(前回の投稿は、こちらです。)
あと何回書けるかを考えると、もの悲しくなる今日このごろです。
序
時候
今年もあつい夏がまだまだ続いておりますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
我が推し球団は現在優勝争い真っ最中でございます。
今年こそ優勝、そして日本一を目指したいところです。
我が推し蹴球団(?)は現在絶賛失速真っ最中でございます。
新スタに合わせて、なんとか昇格したいところです。
発端
さて、東大野球部で夏!と言えば合宿なのですが、
私は大学院入試が重なったこともあり、おとなしく東大球場でお留守番をしていました。
その留守番中にしていたことといえば……
「ダイナマイト野球」というオンラインブラウザ野球ゲームです。
「ダイナマイト野球」は、中島アナリスト(3年/開成)を中心に、野球部局所で大流行している野球ゲームです。10種類のチームごとに異なる特徴を活かして戦うゲームで、私もご多分に漏れず、すぐに虜になりました。
部員がいない夏、一人やっていたダイナマイト野球で、
事件は起こりました ──────
なんと!!!
初回から点を取られ続け、18対2という衝撃的な敗戦を喫してしまったのです。
打たれたヒットは計20本、特に最終回に至っては10失点とまさに(決して東海ではなく)"投壊"してしまいました。
この事態を重く見た私は、私自身に罰走を課しました。その名も、
人人人人人人人人人人人人人人人人
> 炎天下ポール間200本罰走 <
Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y
です。
補足しておくと「ポール間」とは野球部定番(?)のランメニューのことで、レフトとライトのポール間を全力ダッシュする苦行のことです。レフト(L)とライト(R)の間を走るので「LR」と呼ばれたり、ポール(P)とポール(P)の間を走るので「PP」と言われたりもします。
余談ですが、東大野球部では、野手は基本的にランメがありません。これは私が入部して一番びっくりしたことです。投手もランメはありますが、基本的に短い距離が多くポール間などは滅多にやりません。
さらにさらに余談ですが、
私が東大野球部に入って初めてポール間を走ったのは、とある同姓の先輩(R5卒/京華)とのダイエット計画でのことです……
前提
少しチャレンジの前提について説明します。
まず、実際にどのようにポール間を走ったか、です。
一概にポール間と言っても2種類が挙げられると思います。
① ポール間を絶え間なく走り続ける
② 1本全力で走る→レスト のサイクルを繰り返す
の2つです。
①は距離もしくは時間の決まった持久走のイメージ、②はシャトルランのイメージです。野球部のメニューでは②の方が多い気がするので、今回は②を採用しました。
「1分以内にランして、余った秒数をレストに充てる」を1日100回、2日で200回繰り返すことを目標にしました。1本で1分と決めておくことで、ウォッチの分数と走った本数を同じにできるメリットがあります。事前の想定では、40sダッシュ→20sレスト くらいのイメージでした。
次にコースを紹介します。
ご存知の方も多いかと思いますが、東大球場はそこまで大きな球場ではありません。両翼85m, 中堅105m くらいの少し狭い球場です。
今回は、緑の芝とウォーニングゾーンの境目のラインを走りました。
1本で180m強の距離があります。
最後に装備を紹介します。
服は上は東大野球部の旧べーTと呼ばれる色とりどりのTシャツ、
下はタイツに中学校の体操服のハーパンです。これが入るということが背丈があまり変わっていない証拠であることは忘れてください。
靴はナイキのエアズームライバルフライ3(↓)を履いて臨みました。
破
それでは挑戦の模様を1日目から説明していきます。
<Day 1>
1日目の8月3日はよく晴れたいい日でした。
遠軽合宿に行っていないメンバーの午前練があり、その後後輩に誘われて近くの二郎系ラーメン店用心棒で冷やしまぜそば大 400g(野菜マシ, しょうが, アブラ, 辛たま)をたいらげ、お腹が少し落ち着いた15時半過ぎからスタートしました。
天候は晴れ、気温は35度の絶好の熱中症日和です。
空はどこまでも晴れ渡っていましたが、風はまだ少しも冷たくありませんでした。
小田和正さんもこれでは歌を歌えません。。。
自慢なのですが、私は普通の人より(なぜか)持久力があります。
中学時代には「運動部より速い文化部」の異名を手に入れ、市の中学駅伝大会のメンバー入り&5区での出場を果たしました。
高校時代には「部員より速いマネージャー」の異名を手に入れ、校内マラソン大会[10km]にて約240人中5位入賞を果たしました。
なので、長く走ることはそこまで苦にしてはいません。大学に入ってからも、ちょくちょくピッチャーのランメにお邪魔させてもらっています。
ですので、全く運動しないヤツがいきなり200本走った!!みたいなチャレンジではないことをご了承ください。
それでは順を追って見て行きましょう!
①. 1〜25本
正直このくらいまでは、以前走ったこともあり楽でした。
ダッシュのタイムは約35秒、25秒近くレストを手に入れ次に臨む準備も万端、余裕を残して走ることができました。
②. 26〜50本
おかしくなったのは、30本目くらいのことでした。
照りつける日差しが厳しく、汗もたくさんかいたこともあって、(腹の二郎が悪さをしていることもあってか、)体がとても重くなりました。私は走る時に(これで4分の1終わり)とか、(あと10本)とか、後のことを考えてしまうのですが、こんだけ重いのにまだそれの2, 3倍以上走らなければならないことに絶望を感じました。タイムも40〜45秒ほどに落ち、正直やめるなら今だなと思った瞬間もありました。
50本走ったらとりあえず長めの休憩を入れることにして、とりあえず50本目まで頑張ろうの気持ちで走りました。
③.中間休憩
長めの休憩[10分]を入れました。
水分補給をしてシェーカーに新しい水を入れて、体力回復に努めました。
④. 51〜80本
35秒くらいで走れて、よっしゃ体力戻った!って思っていたのはほんの束の間、すぐに疲れが足を苦しめ、ほとんど惰性の力で走りました。80本近くなってついにダッシュのタイムが45秒を超え、充分なレストが取れなくなってどんどんキツくなりました。
⑤. 81〜100本
そこで再度ルールを変更、81本目からの20本は1本を1分半で走ることにしました。50sダッシュ→40sレストのイメージです。
正直きつかったのは71〜90本のあたりで、90本台に差し掛かって終わりが見えてくると少し楽になりました。
⑥. Day1 を終えて
無事1日目完走!とてもとても疲れました。
チャレンジ前後の体重の推移は以下のようになりました。
服を着たまま測ったので、服の分と服についた大量の汗の分は考慮できていませんが、約2kg減量していました。さすがに減りすぎな気がしますが、とりあえずこのままお見せします。
終わった後自転車に乗ると、足をかけた瞬間にふくらはぎが攣りました。
また、走った後2日間は筋肉痛に襲われました。
お腹が緩くなる現象も観測されましたが、これは二郎の影響だろうと思われます。
<Day 2>
本当は翌日の8月4日に実施したかったのですが、急遽グラウンドが使えなくなったため、8月7日に実施しました。
14時すぎから開始しました。ちなみに昼飯はパン2個です。
2日とも小麦由来ですが、米を食べるのを禁止されていたわけではありません。
あくまでただの偶然です。1日目の教訓から飲み物は少し多めに準備しました。
⑦. 101〜125本
最初から疲れが残っていて体は重く、初めからダッシュで40秒近くかかりました。さすがにやばいと思いましたが、少し曇っていたことが幸いし、なんとか乗り切りました。
⑧. 126〜150本
開始前は 2日目こそ中休みなしで乗り切る!と息巻いていましたが、蓄積した疲れとちょうど照りつけてきた太陽によって、体力がかなり削られてしまいました。
体がより一層暑く感じ、ダッシュタイムが45秒近くになったため、今回も間に休みを入れることを決断しました。
⑨. 中間休憩2
⑩. 151〜200本
とくに書くことも無くなったのでまとめます。
疲れから181本目から200本目は前回同様1分30秒で走ることにしました。
とてもきつかったですが、1日目完走していた経験はとても大きかったです。
この前できたから今回もできるはず、というように。
タイムは45〜50秒で推移しましたが、ひたすら前を向いてできるだけ笑って走りました。
そして、ついに ────
2日間合計4時間超の挑戦は無事完走という形で終わりました。
最後の1本は振り絞って35秒で走りました。
人間意外とやれるもんなんですね。
⑪. Day2 を終えて
体重の推移は以下のようになりました。前回同様服を着たまま測って0.4kg の微減となりました。
調べたところによると、今回の運動量だと約 800 kcal 消費されるそうです。
体重1kg を減らすのに 7000kcal ほど必要だそうなので、汗などで減った量を勘案すると、前回の減り幅が異常で、今回の結果が妥当なように感じます。
(参考サイト1, 参考サイト2)
1回目を走っていたからか、筋肉痛はほぼ感じず疲れもあまり残りませんでした。
急
結論と感想
タッツことすらままならなくなります。
無理に動こうとすると足の筋肉がパァンと弾けて攣ります。
チャレンジ後、腹いっぱい食べた米が美味しかったです。
興味本意で始めた企画ですが、なかなか体力を消費しました。
二度と同じことはやりたくないですが、未知の挑戦はとても楽しかったです。
こんなに動く機会もこの先ほぼ無いと思いますが、もしあったら今回のことを思い出してまた頑張ろうという気になると思います。
まとめ
最近は台風もあって嫌な天気が続いていますが、
みなさま残り少ない夏を存分にお楽しみください。
それでは!
蛇足
この物語はフィクションです。
実際の人物・団体・事件とは一切関係がございません。
あ、走ったことは嘘ではないです。
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