夏休みを考える

学校という集団により、夏休みという時期は、イベントは、青春は、思い出は僕には、ない。
学校から原爆を投下されたように、夏休みという青春は、次から次へと壊滅した。学校は無責任な軍国である。
学校のために勉強をし、学校のためにカネを払い、学校のために虐待を受ける……全く無意味な軍国主義であった。　

別に僕に限った事ではない。

いじめられ、いじめられ、苦しみの果てに自殺する子。
しかし、よく見る会見には呆れ果てる。
「自殺した生徒について、自殺した目的は、いじめや体罰には“当たらない”ことが確認される……」
ハ？
好きで自殺する人間が、この世に、どうして生まれてくる？
では、何で死んだのか？いじめられたからだよ、あんたら学校の虐待の被害者だからだよ。
こんな簡単なことが学校という軍国集団には判らない。

夏休み、学校なんか辞めようと家族と相談するいい機会もしれない。
死ぬ前に、苦しみを分かち合ってください。心の障害を負ってしまうまう前に。

そして２月期を笑顔で迎えよう。僕は迎えられなかったから、みんなには迎えてほしいのです。

学校なんか行かなくたって、大丈夫だから。戦争なんか行きたくない＝学校なんか行きたくない、と同じもの。

行って損する所にわざわざ行く必要はない。むしろ自分から死を選んでしまう所に、何でどうして、行く必要があるのか。そこを見直してください。

好き好んで被害者に、被爆者になる必要は絶対にないのだ。

僕は宿題ができなかったという理由だけで、教師から毎朝から毎晩まで一日中怒鳴り飛ばされた。理不尽さに気付いたほかの教師もいたろうに、見て見ぬふりをされた。

不登校……。これを選ばさざるを得なかった。

そのおかげで、楽しみにしていたスキー学習やグアム修学旅行にも行けなかった。
そしてなんとしても後輩たちの成長ぶり、これだけは見たかった、が、見られずじまい。
卒業式も出られなかった。

この通り僕の学生時代は、次々と焼け尽くされ、これっぽっちだけで終わり。

夏休み……あれは何だったのか。

空襲警報が鳴ったらみんな、逃げよう。死んでからでは遅いです。

僕は手首に傷を負って、心の傷を現したけど。

そんなかたちになってほしくない。自分だけのすごい才能を開花させてほしい。一輪咲けば、開花宣言と言えるんだから、そこだけは頑張ってほしい。

この夏休み、どう過ごそうとあなたのものだけれど、楽な道を選んでもいいと思う。あなたのものだからこそ。