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天下一キーボードわいわい会vol.7初参加感想&レポート

こんにちは。

2024年11月4日、天下一キーボードわいわい会vol.7(以下天キー)に初めて参加したので感想とそのレポートのようなものを綴りたいと思います。

イベントを取材した記事ではなく、あくまで一個人が参加者として好き勝手に見て回った体験記で、身内向きの話も多々あることをご了承ください。


筆者の参加経緯について

・2024年7月に初めてカスタムキーボードを作成
・参加までに作ったキーボード:Tofu65、Brutal V2、KeyBall61、GH60互換の木製キーボード
・コミュニティの圧倒的なキーボードの数々に魅せられる
より深い知見を求めて天キーに参加

ざっくりとこんな感じです。


開場前

今回の天キー会場は六本木グランドタワーのDMM.comの本社でした。このイベントのために会場を貸してくださっているそうです。

ヒルズから撮った六本木グランドタワーの様子

12時半入場開始だから朝は時間があるということで、早起きして六本木ヒルズに寄っていました。
TOHOシネマでヴェノム見てヒルズで買い物して12時ごろに会場に向かうと開場間際の丁度いい感じの時間になりました。

ヒルズ→グランドタワーは徒歩だと大体20分くらいかかることが分かったので、折角なら寄ってから天キー行こうかな~という方の参考になればと思います。


さて、会場前のタリーズや広間にはすでに参加者と思しき方々が集まっていました。(この日この時間この場所に大きいリュックサックを背負っている人達は大体そうだと決めつけてただけですが)

入場券を受け取って24階に移動すると、いよいよ天キーの始まりです。


開場

会場に着くと既に多くの方々が持ち込んだキーボードを展示されていました。前回以前は金属キーボード愛好家が集まる卓があったそうですが、今回は無かったためカウンター席に設営することにしました。

この中だと奥に映っている猫の木製キーボードが一番人気だったように感じています。正直意外だったのですが、似たようなデザインのキーキャップを使用している方があまりいなかったため相対的に物珍しさがあったのかもしれません。




キーボードを見て回る①


さて、そもそも私が今回天キーに参加したのはカスタムキーボードを作る中でより良いキーボードを知りたいと思ったことがきっかけです。
まずは作成の過程で多大なアドバイスをいただいた某コミュニティの方々の卓にお邪魔して素晴らしいキーボードを触らせていただきました。一部ではありますが、以下にいくつか紹介させていただきます。

まずはAmanukoさんのかっちょいいキーボードから。

私もNightrunner R2を使うくらい黄色や黒の配色デザインは大好きなのですが、この領域にはまだまだ到達できていません。
白のキーボードにX-RAYを使用するセンスも憧れます。



続いてはあさぎさんのキーボードです。気づかないうちに私の隣で設営されていました。そして、噂でしか聞いたことのなかったF1-8X(後継ではない方)を触らせていただきました。圧倒的打鍵感……!

F1-8Xの詳細はあさぎさんのnoteに綴られているのでこちらもぜひ。↓




takashioさんのキーボードエリアはartisan keycapsのセットと共に陳列されていました。
左のBaionlenja-GehirnはなんとR1・R2合わせても世界で500台前後しかないキーボードだそうです。背面に刻まれている特徴的なロゴもかっこよかったです。

裏面のロゴ↓(写真撮ってないのでサイトから引用)

https://qwertyqop.com/ja/products/baionlenja-gehrin-keyboard-kit  より引用



お次はviveさんのキーボードです。特筆すべきはやはり、極めてレアなマクドナルドキーボードを打鍵させていただいたことでしょう。GMK Handarbeitが遊び心を醸し出しています。右上のMロゴが光るのも粋ですね。



最後は蛍茶屋さんのキーボードです。木製ケースを使用されている所に勝手な親近感が沸きました。といっても私の物をはるかに上回る希少品で、数えるほどしか世に出回っていないM0ii0 60を展示されていました。すご……。

これは会場全体に言えることなのですが、極めて希少なキーボードがさも当然のようにゴロゴロ置かれている光景は中々に迫力がありますね。こういうイベントがなければ一生触れないであろうキーボード達と出会えました。この体験だけでも十二分に参加する価値があったと思います。

企業ブースを見て回る

天キーは参加者のキーボードが素晴らしいのは当然ですが、それだけではなくキーボード関連企業の方々もブースを出展してくださっています。聞くところによると当初に比べてかなり増えたのだとか。

その中にはCannonkeysが来場しており、さらにあのai03氏もいらっしゃいました。

※ai03氏・・・筆者が愛用するキーボード、Brutal V2を生み出してくださった創造主のキーボードクリエイター。国内外から絶大な支持を得ている。

筆者のBrutal V2 (takashioさん撮影)



Cannnonkeysの展示では分割キーボードのALTAIRや、PHOTONを触ることができました。 

発売楽しみにしてます



以下では各ブースで貰ったノベルティを貼っておきます。


グロリアスブースではパンダのフィギュアを先着順で無料配布していました。え、無料なんですかこれ!?ありがとうございます!!

ネプリーグにこういうのいる

NuPhyではTwitterアカウントフォローでバッジを頂けました。左右の2か所で留められてずり落ちにくい親切仕様。


KEYREATIVEではキーキャップを無料配布していました。え、これも無料なんですか!?ありがとうございます!!

インターネットにつながらないときの恐竜がお気に入りです

他にもHHKBやREALFORCE、我らが遊舎工房など多数のブースが出展していました。
タイピング速度を競って上位3名に商品がもらえる企画や、漆のキーボードを展示していたりと非常に充実していました。

キーボードを見て回る②

ここからは展示の話に戻り、私が個人的に気になったキーボードの写真と感想を書いていきます。

まずは会場にあったとんでもないキーボード群についてです。

①ピザ

一体なんだこれは。この見た目でキーボードだと思うほうがどうかしています。
チーズ、ソース、バジル、生地の部分がスイッチになっており一枚で9キー、6枚連結で54キーなので理屈上はキーボードとして普通に運用できる……のでしょうが、それにしてもインパクトが強烈ですね。会場でも明らかに異質なオーラを放っていました。

②金メッキのキーボード

見た目のインパクトが強すぎる。18金メッキが施されているそうで、ホンモノの輝きがぎらついています。Awekeysの方々が展示されていたもので、こちらのサイトから買えるそうです。


アリス配列版
描かれている元素記号通りの素材らしい



③スイッチ切り替え式のキーボード

最初に見たときはキーボードだとすら思えず素通りしてしまいました。
スイッチが上だと1、下だと0となり、18個のスイッチで1と0の配列を指定してコードに対応した文字を呼び出すキーボードだそうです。発想がとても面白いと思いました。ちなみに呼び出す配列を間違えるとバグったみたいな文字が出力されます。


④えび天おにぎり

一体なんだこれは。(2回目)
海老天を押し込むとカチカチできました。
説明に「おにぎり」しか書いてないのが清々しくてとても良いですね。

続いては、特定のポイントが気になったキーボードの写真です。

まずはExeSwordとOLIVから。
両方ケースから設計された自作キーボードだそうです。
近くで設営されていたので話しかけて製作経緯など色々教えていただきました。


こちらはチョコレートキーキャップを配布されていた、さかもとさんのキーボードです。ちまっとしたキーボードが可愛いですね。


クリアピンクのケースの色がマッチしたアリス配列のキーボード、こちらも非常に可愛い。右下のスティックはゲームにも使えそう?


はちゃめちゃにでっっっっっかいスイッチです。押し込むとぐねぐねしながら跳ね返りました。


なんとキーボードだけではなくコントローラーを自作された方の展示です。スティックの動きまでうまく再現されていて驚愕した記憶があります。

同じ方が作成されたキーボードです。親指で7キーずつ入力する機構って初めて見たかも……。


ゴールドに目を惹かれたアリス配列のキーボードです。テーマがシャンパンと生ハムというのも大人っぽいと思いました。


メカメカしくも思う外見の中に、溶岩のようなartisanキャップが埋め込まれているキーボードです。キーキャップのデザインも好みでした。

黒の落ち着いた雰囲気のキーボードたち。
手前のキーボードはなんと6kg近くあるそうです。持ち運ぶだけで筋トレになりそう。



板チョコみたいだな~と思って近づいたら初自作キーボードと書かれていて驚きました。いきなりこんなの作れるんですね……凄すぎ……



湯呑みと最中?いいえ、キーボードです。
湯吞みは握った瞬間にカチカチカチカチカチカチ……


いくらなんでもカラフルすぎる。でもこういうの大好きです。


涼しげな色使いに心惹かれました。青色キーボードの「解答」ってこういうカタチなのかもしれないですね。


アリス配列はとりあえず気になってしまう。しかもRetro100を使用されていて勝手にシンパシーを覚えていました。同担拒否だったらすみません。


こちらのキーボードの打鍵感が全部良すぎて感動していました。どうやってこの音色を出すんだろう……。


おっしゃれ~~!!しかもコンパクトで可愛い。キーキャップが何か気になるのですが、?ということで残念。


こちらはCheenaさんのキーボード。Childhood’s Endとharmonyの名前の由来となった小説が真ん中に置かれています。こだわりや製作経緯など詳しく聞かせていただきました。しかもキットがかなりお安い価格で販売されています。

Enter部分に特異なartisanが採用されているキーボードたちです。右上に画面が付いてるの羨ましいと思って見てました。


隣で展示されていたコンパクトな可愛らしいキーボードです。デスクに戻った時「かわいい!」となるキーボードを目指されているとのことです。


なるとのツマミのお土産を配置されていたコーナー。お1つ頂戴しました。keyballってピンクで作るとここまで可愛くなるんですね……!

こちらもKeyballユーザーである筆者には見逃せないエリアでした。木のケースはやはり温かみがありますよね。


とてつもないキーボードだということは一目でわかりました。Cherry MX Black 1987を打鍵した時の形容しがたい感触は今でも鮮明に思い出されます。


こちらは河村さんのエリアです。HHKBから始まり多種類のキーボードが置かれています。

(筆者は河村さんの記事でNada65を知り、打鍵音に取り込まれた今では手放せなくなっているので特別感謝しているという背景があったりします。)

これの打鍵感が特に好きでした



たまごっちが置かれていました。



これだけ取り上げても会場内の数からすればまだまだ一部でしかありません。とにもかくにも数が多すぎる。



まさにキーボードに圧倒される、素晴らしき時間でした。



そのほかのお話


ここからは本編に入りきらなかった話です。

・gothcapsさんとの遭遇

takashioさん・Amanukoさんがお知り合いのArtisan keycap製作者のgothcapsさんと会場でお会いされていました。その時オリジナルグッズのお土産をお渡しされていたのですが、一切面識のない私にまで下さいました。本当に良かったんですか。ありがとうございます。

大切にします
こちらこそ、本当にありがとうございます


gothcapsさんが会場に展示されていた、素晴らしいキーボードをぜひ見てください。


・抽選について

天キーではどうやら恒例の?イベント終了間際に行われる抽選会があります。

スポンサー企業様のおかげで今回は景品数が80個近くあり一般参加者+関係者の300人余りの40%近くが当選する楽しみなイベントでした。

この抽選はイベントに参加した人なら全員にチャンスがあるようで、天キースタッフの方々はもちろん、報道として入っていた角川アスキー総合研究所も当選されてひと笑い起きるという出来事がありました。(残念ながら先に帰られていたため繰り上げで別の方が当選されていました。)


そして幸運なことに、私はLEOPOLDのロゴ入りマグカップをいただくことができました。ありがとうございます。


ロゴを見やすくするため持ち手の下に土台を置いています


なお、takashioさんは天キー仕様のLibertouchに当選されていました。超豪運……!


まとめ

新たな知見を得られる素晴らしいイベントだった

一言で言うならこれに尽きます。圧倒的な数のキーボードがあると視野が広がるのを感じました。自分が無意識にアリス配列に憧れる人間だったことや、小さいものよりもむしろ大きいキーボードを好んでいたことにイベントを通して気づきました。

・今回のイベントでマークしたSwitchはMX BlackZuoce Bubble Gum です。MX Blackはカスタム勢の中で一定人気で、Bubble Gumは個人的に好みだったことが理由となります。

・今回あさぎさんに言われて気づいたことなのですが、私のキーボードは全体的にスイッチが重めのようでした。
自分にとっては標準くらいの重さだったのですが、指摘されるまで自覚していない事に気付かせていただいたことも収穫といえます。

初自作がice king tactileだったので感覚が狂ったのかも

・また、打鍵音に関して低音・高音のどちらかに偏った好みがあるわけではないことを自覚しました。自分の中の波長に合うものであればどちらでも良いようです。次の課題はこの感覚の言語化・高解像度化ですね。

次回の天キー参加までにこれらの解決に取り組もうと思います。




最後に


イベントで話してくださった方々、キーボードを展示してくださった参加者の皆様、企画・運営に携わってくださった方々、改めて感謝いたします。

今回の経験を糧に、私はさらなる素晴らしいキーボードを追い求めます。

それではまた。

ありがとうございました!

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