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決算短信は是非読んでみよう

皆様 こんにちわ
今日は決算短信は是非読んでみようと記事を書かせて頂きました。

では、なぜ決算短信を読む必要があるのか

それは今後の会社の業績を占う上で
重要な情報が埋まっている宝の山だからです。

では早速、今注目度が高い半導体関連の銘柄で
その重要性を見ていきましょう

銘柄は6146ディスコを取り上げて説明していきます。

ディスコは半導体、電子部品の研削・切断・研磨装置で世界トップ
砥石等の消耗品も手掛ける企業です。


週刊東洋経済10月7日号より引用

このディスコの位置づけとして半導体にも前工程・後工程と段階を踏んで
半導体が作られますが、ディスコは後工程の中のダイシングという所を手掛ける企業です。
そして、半導体、電子部品の研削・切断・研磨装置で世界トップの企業という事は半導体の需要動向を把握できる企業といえます。
なぜなら、前工程の需要(売上)を受けて後工程であるディスコに仕事が入って来るからです。

続いて、宝の山と言った決算短信を見ていきましょう

まずは2023年4月20に発表の決算短信

では、この決算短信のどこが重要か
それは1.経営成績等の概況の中の(1)当期の経営成績の概況がポイント

2023年3月決算短信より引用

この部分に半導体市場の動向が記載されています

そしてそれを受けて第1四半期の連結業績予想はこちら

2023年3月決算短信より引用

  減収減益予想となっています。

では株価はどうかというとこちら、

株探より引用

減収減益発表(4月20日)の翌日の株価は上昇してますね。

あれっ減収減益なら株価上がらないよね??て思われた方が多いと思います。

では実際の2023年7月20に発表の第1四半期決算を見てみましょう



そして経営成績等の概況の中の(1)当期の経営成績の概況がポイントと
お伝えした部分も確認しましょう


2024年第1四半期決算より引用

ここに大きなポイントが記載してあります。

それは底打ちの兆しが見られましたという文言です。

では実際の2024年第1四半期決算はこちら

2024年第1四半期決算より引用

ご覧になられているように4月20日に発表した2024年第1四半期決算の見通しよりも上振れした結果となっております。

まさに、底打ちの兆しが見られましたとの文言通りです。

単純に減収減益だけ見てしまうと株価が下がるのではと思われるかもしれませんが、株価は半年~1年先を見越して買われる傾向にあります。
特に大きな資金を動かす機関投資家が決算短信を見ている事は明白です。

そのため、減収減益であっても、「これ以上は需要は下がりませんよ。ここから上がって行きます」という事が分かっていれば投資家は安心して買いに行くことが出来るという事です。

そのため、決算短信は是非読んでみようと書かせて頂きました。

また、決算短信を読むにあたって以下の3点も重要
①継続して同じ企業を見る事(半導体ならディスコがお勧め)定点観察
※まだ株先生がいつもおっしゃる6506安川電機もしかり
②自分が知っている業界があればその業界のトップをチェックもお勧め
 そのマーケットのリーダーであるので
過去の決算短信も確認
→過去の文章表現と変わった箇所がないかチェック

最後に

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