見出し画像

【 S22最終1位、8位】対面ケンカイドゲザ【 レギュHダブルバトル】


こんにちは。テヨン(@teyon0gn8)です。

 ダブルバトルのレギュレーションHシーズン22で最終1位(R2137.5××)8位(R2087.9××)と満足できる結果が残せたので今回はランクマッチで使用していたカイリュー軸の構築、テヨンパーティ略して「テンパ」について簡単に紹介したいと思います。





はじめに

使っていた並び

 ん?ちょっと待って。
 並びだけ見たらペリブリ軸か!と思った方もいたと思いますがこの構築はペリブリを本線とするコンセプトではなく「カイリューを強く使う」をコンセプトに組んだ構築です。

 一応、8位だった方のROMも2100は触ってたのでランクマッチではそれなりに強かったと思います。

レンタルIDつき

 


【構築経緯】


 前ルールと違いレギュHではパラドックスや準伝説といった耐久のあるポケモンが少なくなり環境も定まっていない為、追い風やトリックルームなどのS操作を絡めて全体技を押し付ける構築や壁構築、単体性能の高いブリジュラスを軸とした雨パーティが幅を効かせるやや対面よりの環境になることを始まる前から想定していました。
 サイクル戦が起きづらい環境を意識し、環境初期にスケショカイリュー最強では?となったところからスタート。

 スケイルショットは命中90%で不安定ではあるものの、上を取られては触るのが面倒な低耐久タスキ持ち(オオニューラ、イエッサンオス、バシャーモなど)やマルスケカイリューを貫通しながら倒せる点と、同時にSを上げて裏から出てくるカイリューより早いポケモンの上を取り、強引に残数を減らしていける点、優秀な先制技と補助技を使えて何よりそれらを使うカイリューがマルチスケイルを盾にしている点が壊れてると感じたので構築の始点に即採用しました。
 
 ここからは採用理由と役割も含めて個体解説します。
 


 

【個体解説】

 

・カイリュー

特性:マルチスケイル
テラスタイプ:フェアリー
持ち物:いかさまダイス
技:スケイルショット 神速 黒い霧 守る

いじっぱり
努力値 H4 A252 S252

実数値 167-204-115-×-120-132

調整
AS:ぶっぱ
H:余り

 構築のエースであり優秀なサポート役。
 最初は鋼テラスで使用していたが、ミラーにおいて一方的にスケショを通してしまう事と耐久が下がった所にけたぐりを入れられてしまう事が多々あったのでフェアリーに変更。
 結果的に対ガブリアスが安定し、環境にアイヘ持ちのドドゲザンが少なかったこともあり扱いやすかった。

 環境終盤、マルスケ一点読みの初手猫騙しをされる事が増えたので特性が勿体無く感じて守るの採用に落ち着きました。
 黒い霧に関してはスケショで下がった耐久や威嚇をリセットできる他、寿司や持久力ブリジュラス、コノヨザル、ウルガモスなどの積みポケモンにブッ刺さっていたため大正解枠だった。
サーフゴーに役割が薄いので注意が必要。



・ゴリランダー

特性:グラスメイカー
テラスタイプ:ほのお
持ち物:とつげきチョッキ
技:ウッドハンマー グラススライダー 蜻蛉返り 猫騙し

いじっぱり
努力値 H252 A44 B4 D156 S52

実数値 207-166-111-×-110-113

調整
A:GFウッドハンマーでH209赫月ガチグマ確定1発
HB:A182珠ガブのドラクロGF回復込みで高乱数で2耐え
HD:特化ガチグマのノマテラ珠ブラム確定耐え
〜98%
・C171ヒスイバクフーンの炎テラス噴火を最高乱数以外耐え
S:余り 無振り90族抜き抜き

 対イエッサン入りトリル系統、寿司、アシレーヌへのクッション兼アタッカーという役割で採用。
 耐久が極端に下がっている今の環境には純粋にウッドハンマーとグラスラの火力が偉く、ガブリアスの地面技の一貫を切れているのもポイントが高かった。
 トリルパにはフィールドを奪いつつ猫騙しでターン遅延をしたり蜻蛉返りでの対面操作ができる他、対寿司においては猫騙しでカイリューの黒い霧を打つ隙を与えたりなど器用なことができる頼もしい存在でした。
 

・ケンタロス(ウォーター種)

特性:いかく
テラスタイプ:くさ
持ち物:ものまねハーブ
技:インファイト レイジングブル アクアジェット 守る

ようき
努力値 H4 A252 S252

実数値 151-162-125-×-90-167

調整
AS:ぶっぱ
H:余り

 威嚇+アタッカー枠。
 壁構築全般がキツかった事やドドゲザンが環境で最強だと思っていた事が引き金になり採用。
 威嚇でのチームサポートや専用技のレイジングブルで壁を壊す以外にも、ものまねハーブによるコノヨザルの負けん気、味方殴りの弱保アルマのステータス上昇をパクる事ができるのでメタ以上の動きができていたと思います。
 
 余談ですが、ものまねハーブは持久力ブリジュラス+イッカネズミの味方殴りにも有効で1発ごとの判定ではなく、Bが上がり切った後に判定があるのでイッカネズミが味方にネズミ斬を打った場合は6回以上当たればBが6段階上昇します。
 
 ものまねハーブでステータス上昇したケンタロスはカイリューの黒い霧とアンチシナジーではないかと考える事もありましたが、まったくそうでもありませんでした。黒い霧を押すタイミングは毎試合自分の都合で決めてる事がほとんどなので相手の嫌なバフはリセット、盤面に都合の良いバフは残すで良いと思ってます。
 激戦区である S132〜165を抜いているのも○
 テラスはモロバレルの胞子や怒りの粉、ブリジュラスのエレクトロビーム意識の草。
 スケショで Sが上がったカイリューと並べて、持久力でBが上がったブリジュラスと横のヤバソチャの怒りの粉を無視しながら黒い霧でバフを解除しつつ草テラスを切りながらいきなりインファイトを入れる動きが何度も実現した。


・ブリジュラス

特性:がんじょう
テラスタイプ:ゴースト
持ち物:パワフルハーブ
技:エレクトロビーム 竜の波動 波動弾 守る

おくびょう
努力値 C252 D4 S252

実数値 165-×-150-177-85-150

調整
CS:ぶっぱ
D:余り、特化ガチグマの真空波を有利乱数で2耐え


 特性による対面居座り性能に加えてエレクトロビームでCを上げながら高火力で殴っていける点が純粋に強く、交代を駆使しない自分の構築に向いていると感じて採用。
 ペリッパーと一緒に選出しなくても対面強く出れるパワフルハーブ頑丈型。
 持久力と頑丈とでは処理の仕方が大きく変わるため、ペリッパーと並んでいるブリジュラスはチョッキ持久力を警戒して命懸けコノヨザルや弱点をついてくる格闘タイプ、特殊を主体としたポケモンが投げられやすい事もあって、初手の守るが刺さる場面が多かったです。

 できるだけ打ち分けながら長く居座る事を前提としていたので流星群ではなく竜の波動を採用しました。
 技外しでプレイングに影響が出る事もなかったので違和感なく扱いやすかったです。
 構築内でドドゲザンに弱点をついてワンパンで倒せる枠がケンタロスくらいであったため、一致技のラスターカノンを抜いて波動弾採用。
 結果的に対ブリジュラス両ガチグマへの打点となっていたため打つ回数は多く、重宝しました。が、アローラキュウコンに打点がないせいで試合を落としてしまう事もありました。
 テラスは猫騙しや格闘タイプの攻撃を透かして行動回数をより増やすことを目的としたゴースト。


・ペリッパー

特性:あめふらし
テラスタイプ:草
持ち物:おんみつマント
技:ウェザーボール 暴風 追い風 ワイドガード

ひかえめ
努力値 H124 C212 S172

実数値 151-×-120-156-90-107

調整
H:特化カイリューのスケイルショット5発確定耐え
S:追い風下で最速ドラパ抜き
C:火力も欲しいので余り全振り


 エレクトロビーム撃ち放題を狙ったわけでもなく対トリルパコータスの晴れ展開、ガエンバレルへの打点が優秀であることを買って採用した。
 採用順は1番最後で選出率もそこまで高くはなかったものの、ドドゲザンとゴリランダーへの炎弱点を半減、ケンタロスの水打点を強化できる点も地味に偉かった。
 ペリッパーのワイドガードは止むを得ずゴリラでフィールドを書き換えられなかった場合にワイドフォースを防いだりニンフィアやアシレーヌのハイパーボイスを防ぐため採用していましたが、使う機会が少なかったので「守る」や他の変化技を入れても良かったかもしれません。
 持ち物に関しては最後まで最適解がわからず使ってましたが、ガエンバレルを強く意識しての隠密マント、オオニューラの不意のフェイタルにも事故りにくかったので良かったかも?、
 
 


・ドドゲザン

特性:まけんき
テラスタイプ:あく
持ち物:きあいのタスキ

いじっぱり
努力値 A252 S252 D4

実数値 175-205-140-×-106-112

調整
AS:ぶっぱ
D:余り

 
 構築のサブアタッカー。
 鈍足でありながらも高火力の一致先制技があまりにも強く、威嚇やカイリューが触れないサーフゴーに強い点を評価して2番目に入ってきた枠。
 最初はヨプのみ剣舞型を使っていましたが、どの道テラスを切らないとオオニューラのインファイトや眼鏡サーフゴーの気合い玉を耐えることができない事を窮屈に思い気合いのタスキを採用しました。
 耐久を気にせず Sに全振りすることによって対ミラーへの不意打ち択に自信が持てる
 ガオガエンを投げられて負けん気でAが上昇するとはいえタイプ上有利な訳ではないので行動保証付きで最低1回は上から動けるのが想像以上に強かった。
 
ドドゲザンは鋼技を切っているケースが多く、環境にいるほとんどのアシレーヌやニンフィア、ガラルマタドガスの上を取りながらアイアンヘッドを打ち込めるのも偉かったです。
 テラスタイプは一致悪技のリーチを伸ばすための悪。襷との相性も○

 
 

【選出と立ち回り】


対グレンアルマイエッサン・トリル構築全般

有利マッチ

・選出
表カイリュー+ドドゲザン

裏ゴリランダー+ペリッパーorブリジュラス


・立ち回り 

 初手にグレンアルマイエッサンを並べてきた場合は一旦指トリルをしてくる事が多いので、イエッサンを倒さないようにカイリューはイエッサンにスケイルショット、ドドゲザンをゴリランダーに引いてフィールドを奪い、ワイドフォースの火力を軽減しながらトリル中にコータスグレンアルマなどのアタッカーを2体並ばせないことを意識します。
 コータスが出てきたらすぐにペリッパーを出して天候を奪い、カイリューのスケショで残数有利を取る事を目指します。


対ヘイラッシャ・シャリタツ

有利マッチ

・選出
表ブリジュラス+ドドゲザン

裏ゴリランダー+カイリュー

・立ち回り

 キラフロルがいる場合、サイクルをしても毒菱を踏みずらい選出になっているため、どくげしょうの発動を気にせずに物理技でも積極的に残数を取りながらシャリタツとの合体を促します。
 合体までしてくれればカイリューの黒い霧でステータス上昇をリセットできるので、ゴリランダーの猫騙しを絡めて隙を作ると上手く展開に持ち込みやすいです。


対壁イッカコノヨ系統

有利マッチ

・選出
表ケンタロス+ドドゲザン

裏カイリュー+ブリジュラス

・立ち回り

 イッカネズミは守るかこの指止まれくらいしかする事がないのでコノヨザルにレイジングブル、ドゲザンを集中。コノヨザルから何が飛んできても1回は耐えるのでダメージレースで優位を取り2ターン目以降もコノヨザルを集中で倒しに行く。
 イッカネズミがこの指とまれをするのであれば、1体づつしか倒されないので裏からブリジュラスを出してゴーストテラスを切りドレインパンチでHPを回復されないよう立ち回ります。
 サポート型のイッカネズミがHS調整であれば
 ものまねハーブでAが2段階上昇したレイジングブルで落とせますが、インファイトを押す方が確実。
 必要に応じてカイリューをブリジュラスより先に出して相手の積みリセットなどをしながら器用に扱うと勝ちを拾い安くなります。
 命懸け+ネズミ斬の場合も前述の立ち回りで問題なかったです。
 

対オオニューラドラパルト

超有利マッチ

・選出
表カイリュー+ドドゲザン

裏ゴリランダー+ブリジュラス

・立ち回り

 初手猫騙しが考えられるので一旦両守るから入ります。
 2ターン目以降ドラパルトは不意打ちケアでテラスを切ってくるか捨ててくるか引いていくので、何であろうと神速と悪テラス不意打ちを集中します。不意打ち半減テラス意外のASであればだいたい落ちる。
 ドラパルトを落とした後はオオニューラの処理を優先して裏のブリジュラスやゴリランダーに負担をかけないよう立ち回ります。
 アシレーヌも同居してることが多いのでエレクトロビームを打つタイミングだけ気をつけた方がいい。(ゴリランダーしか弱点をつけないため)
 

対アローラキュウコン入りガブカイリュー

鬼不利マッチ

・選出
表カイリュー+ブリジュラスorドドゲザン

裏ペリッパー+ドドゲザン

・立ち回り
 かなり厳しいマッチアップです。
 アローラキュウコンが前に出てこない事だけはわかっていますが確実に裏にいます。
 キュウコンに弱点をつけるのがドドゲザンしかいないのと、構築自体に氷技が一貫しているのでドドゲザンを大事にしながらスケイルショットでできるだけ残数を取りたい。
 選出も立ち回りも正解がわからなかったのでこうした方が良いんじゃない?とかあったら教えてください…

 

さいごに

 ここまで読んでいただきありがとうございました^^
 環境初期というのもあって納得できる結果が出てすごく嬉しかったです。
 また1位を取れるように頑張りたいです!!

 わからない事や質問等あればXのDMまで
 https://x.com/teyon0gn8

いいなと思ったら応援しよう!