
自家製生ハム(原木)作り
生ハム作り season3、いざスタート!
今年もやってきました、生ハム仕込みの季節!師匠である道南地域の大御所デザイナーのもとで、3シーズン目に突入です。2年前に仕込んだ生ハムは、もう言葉にできないほどの出来栄え。あれを超えるものができるのか?いや、超えねばならぬ!今回は、過去2回の経験を総動員し、さらに上の境地を目指します。


北海道ならではの贅沢な遊び
生ハム作りの最大の敵は「温度管理」。でも、ここは北海道。冷蔵庫いらずの天然の寒さが味方してくれるので、10度以下で3ヶ月の熟成なんてお手のもの。これぞ、道民の特権。寒さに震えながらも、心は熱く、肉はじっくり熟成中。
用意した備品はコレ!
・収納ボックス:立派な豚モモ肉が余裕で収まるヤツ。
・手袋:手の温もりで肉が変なことにならないようにね。
・ゴミ袋:出るのは不要な脂肪と、ちょっぴりの後悔。
今回の主役たち
・道南産の豚の太もも 11kg(約16,000円の大投資!)
・ナチュラルレイクソルト(こだわりの塩で、仕上がりが決まる)


仕込み手順(シンプルだけど奥が深い)
1. 骨を外す(処理済みだからラクラク)
2. 血抜き(これが意外と大事)
3. 塩を揉み込む(まずは330g、全体の3%)
4. ビニールシートで包んで、収納ボックスへ格納
ここからが本番!じわじわ塩をなじませていきます。


今後の予定(忘れるな、自分!)
・1月29日:さらに165g(1.5%分)追い塩
・2月2日:またまた165g(1.5%分)追い塩
・2月6日までじっくり塩漬け
ここまで来たら、次は「吊るし」の儀式。2月6日から物置にて、風に吹かれながら3ヶ月間熟成。その間、温度と湿度をこまめにチェックし、最高の環境を整えます。
4月上旬の儀式:洗い&消毒タイム
塩と汚れをサッと洗い流し、ファストリーゼでしっかり消毒。これで雑菌とはサヨナラ!
5月下旬のチャレンジ:ガーゼ+パテ作戦
ここからが新たな挑戦。今年は、ガーゼで生ハムを優しく包み、その上からパテを塗る新技を投入。どんな影響が出るのか、期待と不安が入り混じる。
そして、長い長い待ちの時間へ…
仕上がり予定は2026年12月。ここからはただひたすら待つのみ。食べるまで2年、待つのも楽しみのうち…と言いたいところだけど、実際は長い!途中で味見したくなる欲望との戦いが始まる。
今年の生ハム、どうなることやら…
答えは2年後。今はただ信じて待つしかない。美味いか、激ウマか、神の領域か…未来の自分に期待しよう。
田舎暮らしならではの贅沢な遊び、今年も最高の生ハムを目指して頑張ります!