土・牛・微生物 緑の革命の裏側
緑の革命
皆さんは「緑の革命」という言葉を知っていますか?化学肥料や農薬、大型機械の出現で食料の大量生産が可能になった。という画期的なものです。
このおかげで米や麦が安定的に取れることが分かり、政府は農業政策として農家さんを支援するようになったのです。今の補助金の原点がここにあるのですね。
今日のタイトルに「裏側」と書いたのは、人が手を加えた事には副作用があるからですね。ただ、緑の革命自体を悪くいうつもりは全くありませんので悪しからず。
化学肥料と農薬
植物に必要な窒素は空気中の80%を占めている…のですが、植物が使える窒素はとても制限的なようです。土壌有機物が少ない土壌では特に。
そこで、アンモニアを人工的に作ることを発明します。(アンモニアと硝酸の形でのみ、植物は窒素吸収できます)
その背景には、高性能爆薬を作ることに不可欠だった。と衝撃的な内容も。
窒素を安価で作ることができるようになると、当然お手軽なので農家さんはたくさん使います。そして、環境汚染が広がってしまうんですね。理由は、水に溶けやすいように肥料が作られているから。コレは今も変わらず同じなのですが、半数以上が水源に流れてしまいます。
耕す→化学肥料をまく→環境汚染に繋がってしまった。
今日は環境のことばかりになってしまいましたが、当然これは経済的にも響くことになります。明日以降は、なぜこの流れが経済も圧迫するのか?を書いていこうと思います。
もう昔の環境問題が今の温暖化にも繋がっている…考えさせられます。
今日も最後までありがとうございました!
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